経営戦略立案

概要：

近年、７割前後の会社が欠損法人となっています(国税庁会社標本調査より)。
その理由は、租税回避動機の企業は別として、販売不振、しわよせ・連鎖倒産、過少資本などがあげられ、根本原因は、しっかりとした経営戦略立案、経営計画、経営管理が行われていない事にある様です。
さらに現在の経営環境は、新技術、新素材、新製品の開発や他国・異業種からの参入など大きく変化しており、その内容や早さは従来の変化とは比べ物になりません。　そのため単に過去の延長上で経営を考えていても、変化に対応できず淘汰される懸念があります。
企業が将来にわたり利益をあげて存続・成長するためには、適切な戦略・計画・実行が必要です。
■本書の主旨
これからの企業経営は、自社の理念やビジョンの実現と経営環境の変化対応を考え、意図して計画を立て利益をあげていく必要があります。　そのためにはしっかりした環境調査に基づく戦略立案が重要なカギとなります。
本書では、製造業を中心とした中堅・中小企業の経営戦略の立案方法について説明しています。
お会社の将来の売上、利益や雇用の確保、成長のために本書をご参照いただければ幸いです。
■主な対象
・製造業を中心とした、中堅中小企業
・将来の売上げや利益にお悩みの経営層、部長・工場長、管理職の方など。
■構成
本書では、経営戦略・計画を確実に実現するために必要な考え方を、３部で構成し解説しています。
『[1]経営戦略の考え方』は、経営戦略立案の全体像、流れについて理解していただきます。経営戦略立案の準備段階に関係者の皆様でお読みいただくと効果的です。
『[2]全社基本戦略立案』は、会社全体を対象とした戦略を立案する方法で、主に経営層の皆さま向けです。
主に経営層の皆様にお読みいただき、会社の戦略立案時にお役立てください。
『[3]事業機能戦略立案』は、全社戦略を各部門等に展開して部門ごとに戦略を立案する方法を解説しております。
経営層、部長・工場長、主要管理職などの皆様にご覧いただきたい内容です。
それぞれに、参照していただきたい人とタイミングが異なるので、適切に選択し有効にご利用ください。