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無料文庫

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  • タイトル: 映画雑感(Ⅶ)
    著者: 寺田寅彦
    出版社: ConTenDo
    概要:  一種の探偵映画である。しかしこの映画のおもしろみはストーリーの猟奇的な探偵趣味よりもむしろウィリアム・パウェルという男とマーナ・ロイという女とこの二人の俳優の特異なパーソナリティの組み合わせと、その二人で代表された特異な夫婦間の情味にかかっているというのが定評となっているようである。ある人は...
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  • タイトル: 死者の書 續篇(草稿)
    著者: 折口信夫
    出版社: ConTenDo
    概要: 山々の櫻の散り盡した後に、大塔中堂の造立供養は行はれたのであつた。 それでも、春の旅と言へば、まづ櫻を思ふ習はしから、大臣は薄い望みを懸けてゐた。若し、高野や、吉野の奧の花見られることのありさうな、靜かな心踊りを感じて居たのであつた。 廿七日――。山に著いて、まづ問うたのも、花のうへであつた。...
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  • タイトル: 和歌二
    著者: 坂本竜馬
    出版社: ConTenDo
    概要: 文開く衣の袖はぬれにけり 海より深き 君が美心 世の人はわれをなにともゆはゞいへわがなすことはわれのみぞしる (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: 無題(四)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は絶えず本を読まなければならないと云う心持がして居る。  一日の中一度も何の本も読まないで過ぎると、何だか当然取り入れなければならないものがすぐ手近かにあったのに、知らん振りをして見ない顔をして通った様な不安が起って来る。  日記をつけるときにたった二三字でも読んだものに対する感じのまとま...
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  • タイトル: 無題(三)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: 未練も容謝もない様に、天から真直な大雨が降って居る。  静かな、煙る様な春雨も好いには違いないけれ共、斯うした男性的な雨も又好いものだ。  木端ぶきの書斎の屋根では、頭がへこむほどひどい音をたてて居るし、雨だれも滝の様で見て居ると目がくらむ。 (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: 無題(二)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要:  世間知らずで母親のわきの下からチラリチラリと限りなく広く又深いものの一部分をのぞいて赤くなって嬉しがったりおびえたりして居る私の様なものが、これから云う様な事を切り出すのはあんまり荷のかちすぎた又云おうと思う全部は必してつくせまいとは思いながら、まだ若い何でも自分の考えて居る事を信じて居易い...
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  • タイトル: 無題(一)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: 旅人はまだ迷って居ます。暗い森から暗い森の中へと、雪は一寸もやまず木々の梢と落葉のつもった地面とをせっせとお化粧をして居ます。まだ十六にみたない若い旅人は母の最後にくれたキッスと村はずれまで送って呉れた小さい小鳥のように美くしい女の笑顔を思い出して身ぶるいをしながら歩いて居ます。暗い暗い森は中...
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  • タイトル: あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: この第二巻には、わたしとしてほんとうに思いがけない作品がおさめられた。それは二百枚ばかりの小説「古き小画」が見つかったことである。  一九二二年の春のころ、わたしは青山の石屋の横丁をはいった横通りの竹垣のある平べったいトタン屋根の家に住んでいた。ある日、その家の古びた客間へスカンジナヴィア文学...
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  • タイトル: 落葉日記
    著者: 岸田國士
    出版社: ConTenDo
    概要:  郷田梨枝子《がうだりえこ》は、叔母と並んで東京駅のプラット・フォームに立つてゐる。そして、今着いたその汽車から降りて来る筈の父親の顔をちつとも覚えてゐないのである。 「すぐ教へてね、叔母さま……。いやだわ、いろんな人が顔を突き出して……」 「ああ、お待ちなさいつてば……。あたしだつて間違ふか...
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  • タイトル: 安吾史譚 05 勝夢酔
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 勝海舟の明治二十年、ちょうど鹿鳴館時代の建白書の一節に次のようなのがある。 「国内にたくさんの鉄道をしくのは人民の便利だけでなくそれ自体が軍備でもある。多く人を徴兵する代りに、鉄道敷設に費用をかけなさい」  卓見ですね。当時六十五のオジイサンの説である。当時だからこうだが、今日に於てなら、国防...
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  • タイトル: 人造人間殺害事件
    著者: 海野十三
    出版社: ConTenDo
    概要: その早暁、まだ明けやらぬ上海の市街は、豆スープのように黄色く濁った濃霧の中に沈澱していた。窓という窓の厚ぼったい板戸をしっかり下した上に、隙間隙間にはガーゼを詰めては置いたのだが、霧はどこからともなく流れこんできて廊下の曲り角の灯が、夢のようにボンヤリ潤み、部屋のうちまで、上海の濃霧に特有な生...
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  • タイトル: 無題(十二)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: ○西側の腰高窓の床の間よりに机を出して坐った。そこからは灰色の雨雲が走る空の下に 頂を濃い霧につつまれた小高い山とその手前の樹木の茂った丘陵とが見晴せた。狭い田圃をへだてたこちら側は 山陽線海岸まわりの幾条もの線路になっている。一時間に三つ位の割で通る。雨音を立てている前の家のトタン葺の屋根の...
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  • タイトル: 無題(四)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: ヘンリー・ライクロフトの私記の中に、  自分は、斯うやって卓子の上にある蜜も、蜜であるが故に喜んで味わう――ジョンソンが云った通り、文学的素養のある人間と無い人間とは、生者と死者ほどの違いがある。この蜜についても、若し私がハイメッタスやハイブラをちっとも知らなかったら、自分にとって何だろう、と...
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  • タイトル: 無題(三)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: 彼と別れて居ると云う事は、日を経るに連れて、一層辛いものに成って来た。  二人が一緒に居た時には、彼女自身に想像も出来なかった、何かひどく狂暴な力が、嵐のように捲起って、時には、一夜の安眠をさえ与えない程、若い健な、豊饒な感情の所有者である彼女を苛むのである。 (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: 無題(二)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: 十一月十九日  North Carolina と South Carolina との間を通る。  砂の多い、白く光る地面には、粗毛のような薄茶色の草が一杯に生えて、晩秋の日を吸いながら輝く色々の樹木の間には、Sandstorm をふせぐための、腰の高い木造のバラックが、ポツリポツリ並んで居る...
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  • タイトル: 無題(一)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: 故国に居る父や母が、きっと此那物を送ったら喜ぶだろうと思ってわざわざ送って下さった種々の物、仮令其は如何那小さい物であろうと、私は恐らく両親の期待された以上の喜びを以て其を戴く。  若し、自分の家に居て、何の不自由も感じない生活の中に於てなら、或は、不満さえ抱くかもしれないものにさえ深い有難さ...
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  • タイトル: あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)
    著者: 宮本百合子
    出版社: ConTenDo
    概要: 「古き小画」の新聞切抜きが見つかって、この集に入れられたのは思いがけないことだった。この、ペルシャの伝説から取材した小説は一九二三年の夏じゅうかかって執筆され、書き上ってから北海道の新聞にのせられた。スカンジナヴィア文学の専攻家でブランデスやハムスンを日本に紹介した宮原晃一郎氏が、故郷である北...
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  • タイトル: 湯ヶ原ゆき
    著者: 国木田独歩
    出版社: ConTenDo
    概要: 定めし今時分は閑散だらうと、其閑散を狙つて來て見ると案外さうでもなかつた。殊に自分の投宿した中西屋といふは部室數も三十近くあつて湯ヶ原温泉では第一といはれて居ながら而も空室はイクラもない程の繁盛であつた。少し當は違つたが先づ/\繁盛に越した事なしと斷念めて自分は豫想外》の室に入つた。  元來自...
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  • タイトル: 無題Ⅱ
    著者: 北条民雄
    出版社: ConTenDo
    概要: この部屋には東と北とに窓がある。しかしそれはずつと天上に近い上の方にあるので、太陽の光線は朝の間にほんのちよつと流れ込んで来るだけで、あとは一日中陰気な、物淋しい、薄暗い部屋だ。おまけにこの部屋は動物小屋の内部にあつて、すぐ壁一つ向うの土間続きには、猿や、モルモットや、家兎や、山羊や、二十日鼠...
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  • タイトル: 無題Ⅰ
    著者: 北条民雄
    出版社: ConTenDo
    概要: 太陽はもう山の向うに落ちてしまつたが、まだあたりは明るかつた。  さつきから余念もなくざぶざぶと除草器を押してゐた仁作は、東手の畦につくと、ほつと一息ついて立停つた。さすがに、体はもうぐつたりと疲れ切つてゐた。彼は水田の中に立つたまま、腰から煙管を取り出して一服つけながら、ずつと遠くまで続いた...
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  • タイトル: 天才になりそこなった男の話
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 東洋大学の学生だったころ、丁度《ちょうど》学年試験の最中であったが、校門の前で電車から降りたところを自動車にはねとばされたことがあった。相当に運動神経が発達しているから、二、三|間《けん》空中に舞いあがり途中一回転のもんどりを打って落下したが、それでも左頭部をコンクリートへ叩《たた》きつけた。...
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  • タイトル: 堕落論〔続堕落論〕
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 敗戦後国民の道義|頽廃《たいはい》せりというのだが、然《しか》らば戦前の「健全」なる道義に復することが望ましきことなりや、賀すべきことなりや、私は最も然らずと思う。  私の生れ育った新潟市は石油の産地であり、したがって石油成金の産地でもあるが、私が小学校のころ、中野貫一という成金の一人が産をな...
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  • タイトル: 安吾史譚 01 天草四郎
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 天草四郎という美少年は実在した人物には相違ないが、確実な史料から彼の人物を知ることはほとんどできない。  天草島原の乱のテンマツ自体が、パジェスの記事や、海上から原城を砲撃したオランダの船長の書いたものなどで日本の史料を補っているような有様であるが、史料の筆者たる日本人も外国人も、一揆《いっき...
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  • タイトル: 安吾史譚 02 道鏡童子
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 国史上「威風高き女性」をもとめると数は多いが、私は高野天皇の威風が好きである。高野天皇は孝謙天皇のこと。孝謙天皇は重祚《ちょうそ》して称徳天皇とも申し、道鏡との関係は称徳天皇と称して後のことであるが、一人の天皇を孝謙とよび称徳とよぶのはわずらわしいからオクリ名の高野天皇を用いることに致します。...
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  • タイトル: 銀河鉄道の夜
    著者: 宮沢賢治
    出版社: ConTenDo
    概要: 一、午后の授業 「ではみなさんは、そういうふうに川だと云われたり、乳の流れたあとだと云われたりしていたこのぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか。」先生は、黒板に吊るした大きな黒い星座の図の、上から下へ白くけぶった銀河帯のようなところを指さしながら、みんなに問をかけました。  ...
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  • タイトル: 蟹工船
    著者: 小林多喜二
    出版社: ConTenDo
    概要: 「おい地獄さ行ぐんだで!」    二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛が背のびをしたように延びて、海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。――漁夫は指元まで吸いつくした煙草を唾と一緒に捨てた。巻煙草はおどけたように、色々にひっくりかえって、高い船腹をすれずれに落ちて行った。彼は身体一杯酒...
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  • タイトル: 世評(一幕二場) A morality
    著者: 菊池寛
    出版社: ConTenDo
    概要: ――よしと云ひあしと云はれつ難波がた うきふししげき世を渡るかな―― 人物 所 時 凡て知れず。 情景 一 路のほとりに緑の草の生えた広場があり、その広場に一群の隊商が休息している。 遠景にアラビア風の都会。 隊商の中に、隊長と覚しく骨格逞しき老年の... ...
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  • タイトル: 紫式部 ――忙しき目覚めに
    著者: 長谷川時雨
    出版社: ConTenDo
    概要:  八月九日、今日も雨。  紫式部をもととした随筆の催促が、昨日もあったことを思って、戸をあけてから、蚊帳のなかでそんなことを考える。  水色の蚊帳ばかりではない、暁闇ばかりではない。 連日の雨に暮れて、雨に明ける日の、空が暗いのだ。 それが、簀戸を透して、よけいに、ものの隈が濃...
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  • タイトル: 特殊部落ということについて まず部落としての集団的取扱いを廃せよ
    著者: 喜田貞吉
    出版社: ConTenDo
    概要:  余輩がさきに「特殊部落研究号」(本誌二巻一号)を発行して、いわゆる特殊部落なるものの由来沿革を明らかにし、彼らが決してことに疎外排斥せらるべき性質のものにあらざる所以を説明すべく試みた事は、読者諸君の今なお耳目に新たなることと信ずる。 当時紙数の制限と、編纂期日の束縛とによって、... ...
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  • タイトル: 別れ 旅の記念として、室生犀星に
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 友よ 安らかに眠れ。 夜はほのじろく明けんとす 僕はここに去り また新しい汽車に乘つて行かうよ 僕の孤獨なふるい故郷へ。 東雲ちかい汽車の寢臺で 友よ 安らかに眠れ。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房  1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発......
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  • タイトル: 〔作者の言分〕 (「淡雪」の作者)
    著者: 牧野信一
    出版社: ConTenDo
    概要: 〔作者の言分〕 (「淡雪」の作者) 牧野信一  海野武二氏の批評に就いては、その観点の差異が全く対蹠的なものであり、不断抗議を述べるとならば寧ろ簡略に申しがたく、この場合は残念ながら黙つて通り過ぎるより他方法も見出せないのであります。 これは何うもどちらにとつても仕方のな... ...
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  • タイトル: 文芸雑誌の過去・現在・未来に就いて 同人雑誌的要素
    著者: 牧野信一
    出版社: ConTenDo
    概要: 文芸雑誌の過去・現在・未来に就いて 同人雑誌的要素 牧野信一  純文学雑誌の将来は従来の同人組織的要素が次第に濃厚となり、或は夫々の流派に依る、主義に依る、または友誼的結合に依る――等々の基礎が漸く堅固となり、各自々々に文芸王国を形成するかの如き状態に発展して行くのでは... ...
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  • タイトル: 十二年文壇に対する要求 結局は「自分の道」
    著者: 牧野信一
    出版社: ConTenDo
    概要: 十二年文壇に対する要求 結局は「自分の道」 牧野信一  努めて考へても、問題に添ふべき纏つた考へは、どんなかたちに於ても浮んで来ない。 多少ながら浮んで来るものは、自分に対する自分の要求とでも云ふ風なかたちで淡く残るのみである。 それをずつとおしひろめて考へたら或はこの問題......
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  • タイトル: 素人製陶本窯を築くべからず ――製陶上についてかつて前山久吉さんを激怒せしめた私のあやまち――
    著者: 北大路魯山人
    出版社: ConTenDo
    概要: (一)  私は日頃の心がけとして、後悔になるようなことは決してせんつもりでいるが、事実は、どうしてどうして大いに後悔することが次から次へ湧いて出て当惑することが少なくない。  例えば先年前山久吉さんを激怒せしめたなどはその例のゆゆしき一つである。 それが場所もあ... ...
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  • タイトル: 古陶磁の価値 ――東京上野松坂屋楼上にて――
    著者: 北大路魯山人
    出版社: ConTenDo
    概要:  展覧会のことはただいまお聞きのとおりでございますから繰り返して申し上げませぬが、私に喋れといわれましたことは、古陶磁はなぜそんなに尊いかということをいってくれというお話でありましたので、それをうまく申すことは出来ないと思いますが、まあ簡単にそれをいえるだけ申し上げてみたいと思っ... ...
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  • タイトル: 年譜 世界文学大系58 カフカ
    著者: 原田義人
    出版社: ConTenDo
    概要: 一八八三年 七月三日、当時オーストリア帝国領であったプラーク(現在のチェコ首都プラハ)に生まれる。 一家はチェコ土着のドイツ語を使うユダヤ系商人であった。 父ヘルマン・カフカはシュトラコニッツ在の小村に生まれ、奮闘してプラークで手広く小間物卸商を営むにいたった人物。 この父は、生....
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  • タイトル: 埋もれた日本 ――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況――
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  この問題を考えるには、まず応仁の乱(一四六七―一四七七)あたりから始めるべきだと思うが、この乱の時のヨーロッパを考えると、レオナルド・ダ・ヴィンチは二十歳前後の青年であったし、エラスムス、マキアヴェリ、ミケランジェロなどはようやくこの乱の間に生まれたのであるし、ルターはまだ生ま... ...
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  • タイトル: 芸術三昧即信仰 生きることに悶えた四十代
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  人は苦しまなければいけない、苦しんでこそ初めて生まれるものが有る。 わたしはひと頃異常に生きていることに疑問を感じたことがあった。 何のために生きているのだろう。 画を描くことによって画名を揚げてさて何になるのだろう。 むしろ死んだ方がいいのじゃないかと悶えたことがあった。 四十歳...
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  • タイトル: 土田さんの芸術 土田麦僊追悼
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  昨年の夏だったか、京都の関係者が寄り合って友禅祭を催し、その所蔵品を持ち寄って一堂に陳列した事があった。 私も見物に行ったが、流石に仙禅斎の代表作などたんと集っていて、なかなか美事な催しだった。 いい図柄や色気のものがたんとあって、つい懐ろの写生帖を取り出しては、心覚えに縮図させら......
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  • タイトル: 古い記憶を辿って 山元春挙追悼
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  その頃の絵は今日のように濃彩のものがなくて、いずれもうすいものでした。 ちょうど春挙さんの海浜に童子のいる絵の出た頃です。 そのころは、それで普通のようにおもっていたのでした。 今日のは、何だか、そのころからみるとずっと絵がごつくなっているとおもいます。 〈法塵一掃〉は墨絵で、坊...
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  • タイトル: 昔尊く 二千六百年を迎えて
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  もう丁度、五十年の昔になりましょうかしら、たしか、私の十九歳の頃のことでした。 明治二十五、六年の、忘れもしない四月二十一日の夜明方、隣の雑貨屋さんから火が出まして、私どもの家もおかげで半焼のうき目にあったのでした。 その頃私たちは四条通りの非常に賑やかな通りにいまして、お茶々の商......
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  • タイトル: 図書館協会六十周年に寄せて ――大衆に奉仕する一大組織体へ
    著者: 中井正一
    出版社: ConTenDo
    概要:  ユネスコの国際的報告書を読むと、日本はイスラエルとパキスタンにはさまれて、日本は図書館に関して処女地 Virgin Soil であると書いてあるにすぎぬのである。  私はこの数行を読むとき、いかにも敗れたる国のみじめな国際的取り扱いの地位を感じさせられたのである。  一等国......
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  • タイトル: 「焚書時代」を脱却 ――図書館法成立にあたって
    著者: 中井正一
    出版社: ConTenDo
    概要:  これまで書店と図書館は、あたかも商売仇のような感じをお互いにもっていたときもあった。  それは図書館が個々に孤立して、その数の少ないときはその意味もあった。  今ここに図書館法が通過してみると、五ヵ年後は、一万五百の図書館が、半分の国庫補助を得て、その体系をととのえることと......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 無題 月刊文芸雑誌 樹木と果実 初号三月一日発行
    著者: 石川啄木
    出版社: ConTenDo
    概要: 『樹木と果實』は赤色の表紙に黒き文字を以て題號を印刷する雜誌にして主に土岐哀果、石川啄木の二人之を編輯す。 雜誌は其種類より言へば正に瀟洒たる一文學雜誌なれども、二人の興味は寧ろ所謂文壇の事に關らずして汎く日常社會現象に向ひ澎湃たる國民の内部的活動に注げり。 雜誌の立つ處自ら現時の諸......
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  • タイトル: 木曽の怪物 ――「日本妖怪実譚」より
    著者: 岡本綺堂
    出版社: ConTenDo
    概要:  これは亡父の物語。 頃は去る明治二十三年の春三月、父は拠ろなき所用あって信州軽井沢へ赴いて、凡そ半月ばかりも此の駅に逗留していた。 東京では新暦の雛の節句、梅も大方は散尽くした頃であるが、名にし負う信濃路は二月の末から降つづく大雪で宿屋より外へは一歩も踏出されぬ位、日々炉を囲んで春......
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