兼常清佐
検索結果5件中1件から5件までを表示
-
タイトル: ニッポン音楽 ――音楽学校の邦楽――出版社: ConTenDo概要: 1 私は多分誤報だと思います。 一九三五年の太陽が赤々と照っている時に、なんぼなんでも、まさかそんな事はないでしょう。 それでも是非私の考えを話せというのですか。 ―― 何時の時代でも、どこでも、必ず老人と青年の対立というものがあります。 老人は自分が生きて来た過... ...商品価格: ¥0(税込)
-
タイトル: レコード蒐集出版社: ConTenDo概要: レコード蒐集 兼常清佐 何だかレコード会社のまわし者のいいそうな事をいうようですが、しかしレコードがこんなに沢山売れて、社会一般に普及したことを私は非常に結構な事だと思います。 レコードは蒐集慾の対象物としてはなはだ都合のいいものです。 お金のある人はそれでかなり蒐集......商品価格: ¥0(税込)
-
タイトル: 流行唄出版社: ConTenDo概要: 1 「流行唄というのは一体どういうものでしょう。」――ギンザ或春の夜、剽軽な雑誌記者が私にそんなことを聞いた。 難問である。 一口にそれに答える事はむずかしい。 それに答えるにはギンザを四丁目からシンバシまでくらい歩かなければならない。 ただ流行唄はどんなものでな... ...商品価格: ¥0(税込)
-
タイトル: 久野女史をいたむ出版社: ConTenDo概要: 久野女史をいたむ 兼常清佐 二年前久野女史が始めてベルリンに来た時私はその最初の下宿の世話をした。 そして私がベルリンを去るまで半年余りの間幾度か女史に会った。 すべて昔の思い出は物悲しい、特にこの不幸な楽人の思い出は誠に私の心を痛ましめる。 よほどの語学の素養と外国生....商品価格: ¥0(税込)
-
タイトル: 勝太郎出版社: ConTenDo概要: 私はニホン音楽をあまり好まない。 それでラジオは演芸放送の時間になると必ず切っておくことにしている。 それが何時だったか間違って掛けっぱなしになっていた事がある。 偶然その時唄ったのが勝太郎である。 この実に偶然な機会で私は勝太郎の名と、その綺麗な声とを聞いた。 その翌日早速出来心...商品価格: ¥0(税込)