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和辻哲郎

検索結果42件中1件から42件までを表示
  • タイトル: 桂離宮―様式の背後を探る
    著者: 和辻哲郎
    概要: 『風土』『鎖国』等の名著で知られる和辻哲郎による桂離宮の様式について探った一書。 その序文では、問題意識として次のように述べている。 「この建築は日光廟と時を同じくして製作されたものであるが、その日光廟と桂離宮とは、同時代の建築として同じ時代的様式を示してゐるどころか、およそ建築として考へられ...
    商品価格: ¥640(税込)
  • タイトル: 埋もれた日本 ――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況――
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  この問題を考えるには、まず応仁の乱(一四六七―一四七七)あたりから始めるべきだと思うが、この乱の時のヨーロッパを考えると、レオナルド・ダ・ヴィンチは二十歳前後の青年であったし、エラスムス、マキアヴェリ、ミケランジェロなどはようやくこの乱の間に生まれたのであるし、ルターはまだ生ま... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 地異印象記
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: (大正十二年九月) 一  大正十二年ごろ関東地方に大地震がある、ということをある権威ある地震学者が予言したと仮定する。 その場合今度のような大災害は避けられたであろうか。 大本教は二、三年前大地震を予言して幾分我々を不安に陥れたが、地震に対する防備に着手させるだけの力はな......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 蝸牛の角
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: (一) 芸術の検閲 (大正十一年十一月)  ロダンの「接吻」が公開を禁止されたとき、大分いろいろな議論が起こった。 がその議論の多くは、検閲官を芸術の評価者ででもあるように考えている点で、根本に見当違いがあったと思う。  検閲官は芸術の解らない人であっても差支えない。 彼の....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 寺田寅彦
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: (昭和十一年)  寺田さんは有名な物理学者であるが、その研究の特徴は、日常身辺にありふれた事柄、具体的現実として我々の周囲に手近に見られるような事実の中に、本当に研究すべき問題を見出した点にあるという。 ところで日常身辺の事実が示しているのは単に物理学的現象のみではなく、化学的・... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 初めて西田幾多郎の名を聞いたころ
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  わたくしが初めて西田幾多郎という名を聞いたのは、明治四十二年の九月ごろのことであった。 ちょうどその八月に西田先生は、学習院に転任して東京へ引っ越して来られたのであるが、わたくしが西田先生のことを聞いたのはその方面からではない。 第四高等学校を卒業してその九月から東京の大学へ来た中......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 月夜の東大寺南大門
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  夕方から空が晴れ上つて、夜は月が明るかつた。 N君を訪ねるつもりでひとりブラ/\と公園のなかを歩いて行つたが、あの広い芝生の上には、人も見えず鹿も見えず、たゞ白白と月の光のみが輝いてゐた。  南大門の大きい姿に驚異の目を見張つたのもこの宵であつた。 ほの黒い二層の屋根が明るい空に....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 「ゼエレン・キェルケゴオル」序
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  キェルケゴオルのドイツ訳全集は一九〇九年から一九一四年へかけて出版せられた。 その以前にも前世紀の末八〇年代から九〇年代へかけて彼の著書はかなり翻訳せられたが、宗教的著作のほかは、かなり厳密を欠いたものであった。  彼に関する研究は、一八七九年に出たブランデスの論文が最も早いも......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: ベエトォフェンの面
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  人生が苦患の谷であることを私もまたしみじみと感じる。 しかし私はそれによって生きる勇気を消されはしない。 苦患のなかからのみ、真の幸福と歓喜は生まれ出る。  ある人は言うだろう。 歓喜を産む苦患は真の苦患でない。 苦患の形をした歓喜は真の歓喜でない。 お前は苦患をも...
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  • タイトル: アフリカの文化
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  フロベニウスの『アフリカ文化史』は、非常に優れた書であるとともにまた実におもしろい書である。 そのおかげでニグロの生活は我々の追体験し得るものとなり、ニグロの文化は我々の理解し得るものとなる。 我々はそれによっていわゆる未開人をいかに見るべきかを教えられる。 フロベニウス自身が指摘し....
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  • タイトル: 露伴先生の思い出
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  関東大震災の前数年の間、先輩たちにまじって露伴先生から俳諧の指導をうけたことがある。 その時の印象では、先生は実によく物の味のわかる人であり、またその味を人に伝えることの上手な人であった。 俳句の味ばかりでなく、釣りでも、将棋でも、その他人生のいろいろな面についてそうであった。 そう....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 麦積山塑像の示唆するもの
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  麦積山の調査が行なわれたのは四年ほど前で、その報告も、すぐその翌年に出たのだそうであるが、わたくしはついに気づかずにいた。 だから名取洋之助君が撮影して来た写真の一部を見せられた時には、突然のことで、どうもひどく驚かされたのであった。 それは麦積山そのものが思いがけぬすばらしさを持......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 松風の音
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  東京の郊外で夏を送っていると、時々松風の音をなつかしく思い起こすことがある。 近所にも松の木がないわけではないが、しかし皆小さい庭木で、松籟の爽やかな響きを伝えるような亭々たる大樹は、まずないと言ってよい。 それに代わるものは欅の大樹で、戦争以来大分伐り倒されたが、それでもまだ半分......
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  • タイトル: 文楽座の人形芝居
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  日本文化協会の催しで文楽座の人形使いの名人吉田文五郎、桐竹紋十郎諸氏を招いて人形芝居についての講演、実演などがあった。 竹本小春太夫、三味線鶴沢重造諸氏も参加した。 人形芝居のことをあまり知らない我々にとってはたいへんありがたい催しであった。 舞台で見ているだけではちょっと気づかない....
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  • タイトル: 能面の様式
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  野上豊一郎君の『能面』がいよいよ出版されることになった。 昨年『面とペルソナ』を書いた時にはすぐにも刊行されそうな話だったので、「近刊」として付記しておいたが、それからもう一年以上になる。 網目版の校正にそれほど念を入れていたのである。 それだけに出来ばえはすばらしくよいように思われ....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 夏目先生の追憶
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  夏目先生の大きい死にあってから今日は八日目である。 私の心は先生の追懐に充ちている。 しかし私の乱れた頭はただ一つの糸をも確かに手繰り出すことができない。 私は夜ふくるまでここに茫然と火鉢の火を見まもっていた。  昨日私は先生について筆を執る事を約した。 その時の気持...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 土下座
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある男が祖父の葬式に行ったときの話です。  田舎のことで葬場は墓地のそばの空地を使うことになっています。 大きい松が二、三本、その下に石の棺台、――松の樹陰はようやく坊さんや遺族を覆うくらいで、会葬者は皆炎熱の太陽に照りつけられながら、芝生の上や畑の中に立っていました。 永いなじ....
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  • タイトル: 藤村の個性
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  藤村は非常に個性の強い人で、自分の好みによる独自の世界というふうなものを、おのずから自分の周囲に作り上げていた。 衣食住のすみずみまでもその独特な好みが行きわたっていたであろう。 酒粕に漬けた茄子が好きだというので、冬のうちから、到来物の酒粕をめばりして、台所の片隅に貯えておき、茄......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 転向
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  過去の生活が突然新しい意義を帯びて力強く現在の生活を動かし初めることがある。 その時には生のリズムや転向が著しく過去の生活に刺激され導かれている。 そうしてすべての過去が「過ぎ去って」はいないことを思わせる。 機縁の成熟は「過去」が現在を姙まし、「過去」が現在の内に成長する....
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  • タイトル: 寺田さんに最後に逢った時
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  去年の八月の末、谷川君に引っ張り出されて北軽井沢を訪れた。 ちょうどその日は雨になって、軽井沢駅に降りた時などは土砂降りであった。 その中を電車の終点まで歩き、さらに玩具のように小さい電車の中で窓を閉め切って発車を待っていた時の気持ちは、はなはだわびしいものであった。 少し癇癪が起き....
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  • タイトル: 停車場で感じたこと
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  ある雨の降る日、私は友人を郊外の家に訪ねて昼前から夜まで話し込んだ。 遅くなったのでもう帰ろうと思いながら、新しく出た話に引っ張られてつい立つことを忘れていた。 ふと気づいて時計を見ると、自分が乗ることにきめていた新橋発の汽車の時間がだいぶ迫っている。 で、いよいよ別れるこ....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 漱石の人物
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  私が漱石と直接に接触したのは、漱石晩年の満三個年の間だけである。 しかしそのおかげで私は今でも生きた漱石を身近に感じることができる。 漱石はその遺した全著作よりも大きい人物であった。 その人物にいくらかでも触れ得たことを私は今でも幸福に感じている。  初めて早稲田南町の漱石山房を...
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  • タイトル: 創作の心理について
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  我々は創作者として活らく時、その創作の心理を観察するだけの余裕を持たない。 我々はただ創作衝動を感ずる。 内心に萌え出たある形象が漸次醗酵し成長して行くことを感ずる。 そうして我々はハッキリつかみ、明確に表現しようと努力する。 そこにさまざまの困難があり、困難との戦いがある...
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  • タイトル: 世界の変革と芸術
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  講和近づけりという噂がある。 しかし戦争はまだやむまい。 ばかばかしい話だが、英独両国で面目をつぶすのをイヤがっている間は、とうてい仲なおりはできぬ。  戦争はまだ幾年も続くだろう。 そうして結局、各国ともに、社会的不安と政治的革命とを経験する事になるだろう。 つまり...
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  • タイトル: すべての芽を培え
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  青春を通り越したというのでしきりに残り惜しく感じている人があるようですが、私はまだその残り惜しさをしみじみ感ずるほどな余裕をもっていません。 それよりも、やっと自分がハッキリしかかって来たということで全心が沸き立っているのです。 時々自分の青春を振り返ってみる時にはそこに自分の歩か......
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  • タイトル: 人物埴輪の眼
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  埴輪というのは、元来はその言葉の示している通り、埴土で作った素焼き円筒のことである。 それはたぶん八百度ぐらいの火熱を加えたものらしく、赤褐色を呈している。 用途は大きい前方後円墳の周囲の垣根であった。 が、この素焼きの円筒の中には、上部をいろいろな形象に変化させたものがある。 その...
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  • タイトル: 自己の肯定と否定と
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  自分にとっては、強く内から湧いて来る自己否定の要求は、自己肯定の傾向が隈なく自分を支配していた後に現われて来た。 そうしてそれは自分を自己肯定の本道に導いてくれそうに思われる。  自我の尊重、個人の解放、――これらの思想はただ思想として自分の内にはいって来たのではなかった。 小供....
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  • タイトル: 偶像崇拝の心理
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  私がここに観察しようとするのは、「偶像破壊」の運動が破壊の目的物とした、「固定観念」の尊崇についてではない。 文字通りに「偶像」を跪拝する心理についてである。 しかしそれも、庶物崇拝の高い階段としての偶像崇拝全般にわたってではない。 ただ、優れた芸術的作品を宗教的礼拝の対象とする狭い....
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  • タイトル: 京の四季
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  京都に足かけ十年住んだのち、また東京へ引っ越して来たのは、六月の末、樹の葉が盛んに茂っている時であったが、その東京の樹の葉の緑が実にきたなく感じられて、やり切れない気持ちがした。 本郷の大学前の通りなどは、たとい片側だけであるにもしろ、大学の垣根内に大きい高い楠の樹が立ち並んでい... ...
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  • タイトル: 樹の根
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  松の樹に囲まれた家の中に住んでいても松の樹の根が地中でどうなっているかはあまり考えてみた事がなかった。 美しい赤褐色の幹や、わりに色の浅い清らかな緑の葉が、永いなじみである松の樹の全体であるような気持ちがしていた。 雨がふると幹の色はしっとりと落ちついた、潤いのある鮮やか......
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  • タイトル: 茸狩り
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  松茸の出るころになるといつも思い出すことであるが、茸という物が自分に対して持っている価値は子供時代の生活と離し難いように思われる。 トルストイの確か『戦争と平和』だったかにそういう意味で茸狩りの非常に鮮やかな描写があったと思う。  自分は山近い農村で育ったので、秋には茸狩りが最......
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  • タイトル: 歌集『涌井』を読む
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  わたくしは歌のことはよくわからず、広く読んでいるわけでもないが、岡麓先生のお作にはかねがね敬服している。 誠に滋味の豊かな歌で、くり返して味わうほど味が出てくるように思う。 中でも最も敬服する点は、先生が、目立って巧みな言い回しとか、人を驚かせるような奇抜な表現とか、刺激の強い言葉......
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  • タイトル: 巨椋池の蓮
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  蓮の花は日本人に最も親しい花の一つで、その大きい花びらの美しい彎曲線や、ほのぼのとした清らかな色や、その葉のすがすがしい匂いや肌ざわりなどを、きわめて身近に感じなかった人は、われわれの間にはまずなかろうと思う。 文化の上から言っても蓮華の占める位置は相当に大きい。 日本人に深い精神......
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  • タイトル: 岡倉先生の思い出
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  今度岡倉一雄氏の編輯で『岡倉天心全集』が出始めた。 第一巻は英文で発表せられた『東洋の理想』及び『日本の覚醒』の訳文を載せている。 第二巻は『東洋に対する鑑識の性質と価値』その他の諸篇、第三巻は『茶の書』を含むはずであるという。 岡倉先生の主要著作が英文であったため在来日本の読者に比....
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  • タイトル: 院展日本画所感
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  歌舞伎芝居や日本音曲は、徳川時代に完成せられたものからほとんど一歩も出られない。 もし現在の日本に劇や音楽の革新運動があるとすれば、それは西欧の伝統の輸入であって、在来の日本が生み出したものの革新ではない。 それに比べると日本画には内からの革新衝動があるように見える。 たといそれが、....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 院展遠望
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  遠望であるから細かいところは見えないものと承知していただきたい。  ごく大ざっぱな観察ではあるが、美術院展覧会を両分している洋画と日本画とは、時を同じゅうして相並んでいるのが不思議に思えるほど、気分や態度を異にしている。 もちろんそれは文展についても言えることであり、すでに十何......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 生きること作ること
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  私は近ごろ、「やっとわかった」という心持ちにしばしば襲われる。 対象はたいていこれまで知り抜いたつもりでいた古なじみのことに過ぎない。 しかしそれが突然新しい姿になって、活き活きと私に迫って来る。 私は時にいくらかの誇張をもって、絶望的な眼を過去に投げ、一体これまでに自分は....
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  • タイトル: ある思想家の手紙
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  秋の雨がしとしとと松林の上に降り注いでいます。 おりおり赤松の梢を揺り動かして行く風が消えるように通りすぎたあとには、――また田畑の色が豊かに黄ばんで来たのを有頂天になって喜んでいるらしいおしゃべりな雀が羽音をそろえて屋根や軒から飛び去って行ったあとには、ただ心に沁み入... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 『劉生画集及芸術観』について
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  自分は現代の画家中に岸田君ほど明らかな「成長」を示している人を知らない。 誇張でなく岸田君は一作ごとにその美を深めて行く。 ことにこの四、五年は我々を瞠目せしめるような突破を年ごとに見せている。 そうしてこの成長、突破が年ごとに迫り行くところは、ただ偉大な古典的作品にのみ見られる無限....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 『青丘雑記』を読む
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 『青丘雑記』は安倍能成氏が最近六年間に書いた随筆の集である。 朝鮮、満州、シナの風物記と、数人の故人の追憶記及び友人への消息とから成っている。 今これをまとめて読んでみると、まず第一に著者の文章の円熟に打たれる。 文章の極致は、透明無色なガラスのように、その有を感ぜしめないことである。 ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 『偶像再興』序言
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  偶像破壊が生活の進展に欠くべからざるものであることは今さら繰り返すまでもない。 生命の流動はただこの道によってのみ保持せらる。 我らが無意識の内に不断に築きつつある偶像は、注意深い努力によって、また不断に破壊せられねばならぬ。  しかし偶像は何の意味もなく造られるのでは....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 「自然」を深めよ
    著者: 和辻哲郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  我々の生活や作物が「不自然」であってはならないことは、今さらここに繰り返すまでもない。 我々は絶対に「自然」に即かなくてはならぬ。 しかしそれで「自然」についての問題がすべて解決されたとは言えない。 むしろ、問題はそれから先にある。  一体どれが我々の生活のドン底の真実...
    商品価格: ¥0(税込)

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