尾崎放哉
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タイトル: 入庵雑記出版社: ボイジャー概要: 流浪の俳人尾崎放哉は90年前、小豆島の島民に看取られその生涯を終えた。今も島に生きる「放哉さん」。 「入庵雑記」は放哉が小豆島に来て3ヶ月後に書いたもの、亡くなる半年前1925年と思われる。自由律俳句の俳人放哉が終焉の地、小豆島西光寺の南郷庵に暮らした年月はわずか8ヶ月であった。海が好き、母...商品価格: ¥440(税込)
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タイトル: 夜汽車出版社: ConTenDo概要: 「それで貴女とう/\離婚れてしまいましたので……丁度、昨年の春の事で御座いました」 「まーとう/\。 ほんまに憎らしいのは其女の奴どすえなー、妾なら死んでも其家を動いてやりや致やしませんで、」 あんまり今の女の声が高かつたので、思はずわれも其話しの方に釣り込まれた。 我は少し......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 海出版社: ConTenDo概要: 庵に帰れば松籟颯々、雑草離々、至つてがらんとしたものであります。 芭蕉が弟子の句空に送りました句に、「秋の色糠味噌壺も無かりけり」とあります。 これは徒然草の中に、世捨人は浮世の妄愚を払ひ捨てゝ、糂汰瓶ひとつも持つまじく、と云ふ処から出て居るのださうでありますが、全くこの庵にも、糠......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 入庵雑記出版社: ConTenDo概要: 島に来るまで この度、仏恩によりまして、此庵の留守番に坐らせてもらふ事になりました。 庵は南郷庵と申します。 も少し委しく申せば、王子山蓮華院西光寺奥の院南郷庵であります。 西光寺は小豆島八十八ヶ所の内、第五十八番の札所でありまして、此庵は奥の院となつて居りますから、番......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 北朗来庵出版社: ConTenDo概要: その昔し、豊臣家が亡びかけてからの事、和寇と云ふものがあつて支那の東南の海岸を荒す、其の勢すさまじく、支那人大に恐れをなして、南清のある孤島に高い/\見張所をこしらへて、いつもその見張所の上に番人が居て、和奴来るや否やと眼を皿大にして見て居る。 若しそれ、日の丸だとか、丸に二ツ引... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 石出版社: ConTenDo概要: 土庄の町から一里ばかり西に離れた海辺に、千軒といふ村があります。 島の人はこれを「センゲ」と呼んで居ります。 この千軒と申す処が大変によい石が出る処ださうでして、誰もが最初に見せられた時に驚嘆の声を発するあの大阪城の石垣の、あの素破らしい大きな石、あれは皆この島から、千軒の海から運......商品価格: ¥0(税込)