山路愛山
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タイトル: 英雄論 明治廿三年十一月十日静岡劇塲若竹座に於て演説草稿出版社: ConTenDo概要: 金色人種に、破天荒なる国会は、三百議員を以て、其開会を祝さんとて、今や仕度最中なり、私権を確定し、栄誉、財産、自由に向て担保を与ふべき民法は、漸く完全に歩みつゝあり、交通の女王たる鉄道は何れの津々浦々にも、幾千の旅客を負ふて、殆んど昼夜を休めざる也、日本の文明は真個に世界を驚殺... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 唯心的、凡神的傾向に就て(承前)出版社: ConTenDo概要: 女学雑誌社を代表者として、現出せし一派の流行思想(吾人は之れを唯心的、凡神的の傾向と云ふ、直ちに之を唯心論、凡神論なりとは曰はず)は左の現象を示したり。 (一)個人の品位を認識せざること。 人は個人として此世に生れたり、個人として其特性を有し、其天職を有し、其権利を有す。 若し国....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 凡神的唯心的傾向に就て出版社: ConTenDo概要: 三個の青年、草庵に渋茶を煎じて炉を囲む、一人は円顱に道服を着たり、一人は黒紋付の上に袈裟を掛けたり、三人対座して清談久し。 やがて其歌ふを聞けば曰く 天地乾坤みな一呑や草の庵 大千起滅す一塵の裡 味ひ得たり渋茶一ぱい 利刃一閃浮世を斬て真ッ二ツ 活血流れよ未来万年 ... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 詩人論出版社: ConTenDo概要: 秋の野に虫の声を聞く者、誰れか一種の幽味を感ぜざらん。 渠れ唯己がまゝに鳴くなり、而も人をして凄絶惋絶ならしむ、詩人の天地に於ける亦固より彼の音響なり、渠れ唯己がまゝに歌ふ、其節奏は固より彼れの節奏なり、其音響は固より彼の音響なり、而して其咨嗟咏歎する所以のものも亦固より彼れの自... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 透谷全集を読む出版社: ConTenDo概要: (一) 僕は透谷全集を読んで殆んど隔世の感あり。 透谷の精力の或部分は実に僕を攻撃する為めに費されたるものなりしことは僕の今にして慙愧に堪へざる所なり。 勿論私交の上に於ては僕は透谷の友人と称すべき一人たりしことを要請する権利ありと信ず。 然れども透谷は友人たるが... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 信仰個条なかるべからず出版社: ConTenDo概要: 旗色分明ならずんば三軍何を以て向ふ所を知らんや。 信条は異論に対し、他派に対し、同一普通の信仰を有する一隊が敵と味方と朋友とを区別せんが為めの旌旗なり。 是れ微つせば以て精神界に出でゝ統制一致の運動を為す能はず。 故に信条は歴史の産物なり。 信条の生ずるは勢の必至なるものなり。...商品価格: ¥0(税込)