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管理会計論の進化

立ち読み

管理会計論の進化

著者:
樋口浩義
出版社:
学術研究出版

概要:

今日の管理会計論は、企業外部の環境変化の影響を受け、様々な問題を抱えてその領域を拡大しつつある。
これまでわたくしも、標準原価計算、 直接原価計算、予算管理問題、会計情報システム、ABC(活動基準原価計算)、品質原価計算、ライフサイクル・コスティング、原価企画等の問題を企業環境と会計機能との関連から論じてきたが、それらの問題を論じる中で、企業外部の環境と会計について、経済学と同様なアプローチで把握を試みたり、あるいは経営戦略論を直接的に援用した結果、複式簿記の論理や従来の管理会計の技術と無関連に議論されている問題を指摘してきた。
しかしながら、最近になり、管理会計の分野においてもこのことを十分に意識しているとはいえないが、進化論を援用して企業外部の環境と管理会計の技術との関連を考えていこうとする所説も見受けられるようになった。
そこで、本書においては、最近において管理会計の研究方法に再検討が加えられ、進化論が援用され、大きく展開しているところに注目し、その点を批判的に分析しながら、自分なりの管理会計論の進化論的アプローチを展開した。すなわち、今日ある会計の様々な問題も過去から未来へ進化していく過程にある問題であると考えるに至ったのである。そして、そのことを明らかにすることによって、現在、われわれが何をなすべきかが、明らかになると考えるに至ったのである。
ただし、このように管理会計の進化を考えていく上でも、管理会計だけではなく、とりわけ財務会計との関連を含めた企業会計総体との関係を検討していくことが、重要であると考えた。
とりわけ、わたくしは、管理会計は財務会計と一体のものとして考えてきている。さらに、そのような研究方法を採用していく場合、会計の中心となる概念として、会計機能及び会計規範の存在を考えねばならないと至った。
すなわち、会計(企業会計)は、企業外部との関連を保ちながら、会計機能を進化させながら進化してきたものと考えられるのである。また、その過程において、商法や会計原則等の会計規範との関係を形成してきたものと考えている。
このように学会における研究動向を考慮すれば、とりわけ、現時点において本書が学会において貢献する役割は大きいものとわたくしは考える。


ジャンル:
経営 > 会計・簿記
販売開始:
2019/11/06
ページ数
140ページ
ファイルサイズ:
3.09MB
CODE:
J0010380BK0096312001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
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商品価格(税込) ¥2,200 -
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