注文の多い料理店(朗読・BGM付き)
概要:
都会からやってきた金持ちの若者二人が、狩りの途中、奥深い山道で道に迷う。
お腹をすかした若者の前に、瀟洒な西洋料理店が突如出現。喜び勇んで入店するが、オーナーである山猫の親分にいろいろ注文をつけられた揚げ句、とんでもない事態に。
1924(大正13)年、宮沢賢治が生前に唯一出版した童話集『注文の多い料理店』の表題作品。
賢治生誕120年を記念し、朗読・BGM付き電子書籍として発刊。
- ジャンル:
- 文芸 > 日本文学/国文学 児童・絵本 > 日本のえほん 音付き > 絵本
- 販売開始:
- 2016/05/25
- ファイルサイズ:
- 54.05MB
- CODE:
- J0010226BK0049215002
- 対応デバイス:
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商品価格(税込) | ¥611 | - |
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この著作者による商品
宮沢賢治の「注文の多い料理店」といえば、読んだことは無くとも聞いたことがあるという方が多いのではないだろうか。実は、この「注文の多い料理店」は、短編集に収められた作品の中の1つで、東京から来た2人の青年紳士が白熊のような犬を二匹連れて山で狩りをしていたところ、不思議な料理店に迷い込んでしまう場面から物語が始まる。
作者である宮沢賢治は、この物語にあるメッセージを込めて書いたとされている。
それは大きく分けて2つあり、まず1つ目は、「上流階級への批判」である。
作品の描写から、青年紳士2人は、太っていて、若くて金持ちということが分かる。楽観的な性格の2人は、迷いこんだ料理店の様子を少しも怪しまず、その愚かな様子が強調されて描かれている。
そして2つ目は、「地方人の都会への反感」である。
宮沢賢治は、都会から遊びで動物を殺すハンターを嫌悪していたと思われ、そのため、ハンターが痛い目に遭わされる様子が痛快に描かれている。
さらに本書は、版画家の佐藤国男氏の挿絵が随所に織り込まれており、とても魅力的な版画集ともなっている。版画が描く線と色味は独特の味があり、物語の魅力をより一層引き立たせている。
また、音声付き(朗読・BGM)電子書籍であるので、子供でもすらすらと読み進められる絵本作品ともなっている。
子供から見たら「おバカな二人組」。
しかし、大人の目線で見るとまた違った印象を受けることができる作品である。
販売(無期限): ¥ 611(税込)