週刊読書人2016年2月26日号/3129号
概要:
▼特集▼
中田考・松山洋平対談―『イスラーム法とは何か?』『イスラーム神学』(作品社をめぐって)<イスラーム理解なくして世界のかたちは見えない>
イスラーム的な法思考から宗派対立、イスラーム国まで
★イスラーム法と神学の関係やスンナ派とシーア派の違いなどを詳細に解説し、イスラーム神学の体系とその真髄を明らかにした、日本初の、そして決定版となるイスラーム神学入門が刊行された。松山洋平著『イスラーム神学』である。昨年末には、中田考氏がイスラーム法について懇切丁寧に論じた『イスラーム法とは何か?』も上梓されている。イスラームを理解しなければ、現在世界各地で起きているテロ事件やIS問題の深層にあるものは見えてこない。「イスラームの本質を、ほとんどの日本人はまったく理解していない」と、両氏は語る。では、イスラーム理解には何が肝要なのか。二冊の書籍をめぐって、おふたりに対談をしてもらった。
<コンテンツ>
1:神に対する信仰
2:他者との対話の条件
3:「ハディースの徒」
4:スンナ派の多様性
5:神学的に見たIS
6:三つ巴の戦い
★なかた・こう氏=イスラム法学者。一九八三年にイスラーム入信。東京大学大学院修士課程修了。カイロ大学大学院博士課程修了。著書に「カリフ制再興」など。1960年生。
★まつやま・ようへい氏=東京大学東洋文化研究所・日本学術振興会特別研究員PD。名古屋外国語大学非常勤講師。東京外国語大学大学院博士後期課程修了。1984年生。
目次:
▽文芸同人誌評(白川正芳)
◇連載=日常の向こう側 ぼくの内側(横尾忠則)
◇連載=現代短歌むしめがね(山田航)
◇連載=漢字点心(円満字二郎)
◇連載=あの人に会いたい(『暮らしのおへそ』一田憲子さん)下(江原礼子)
▽台湾ブックショップ・ツアー★③(西山雅子)
◇連載=元気に、出版。出版、元気に。=「婦人公論」下(森彰英)
▽『ニューカルマ』(集英社)新庄耕インタビュー
▽オットー・ペゲラー編/寄川条路監訳「ヘーゲル講義録研究」評:面一也
▽大澤真幸著「社会システムの生成」評:平田知久
▽マウリツィオ・ラッツァラート著「記号と機械」評:中島一夫
▽ベルント・シュティーグラー著「写真の映像」評:増田玲
▽司修著「Ōe」評:芳川泰久
▽永井一彰編「誹諧短冊手鑑」評:神作研一
▽マリオ・バルガス=リョサ著「つつましい英雄」評:井尻直志
▽横山北斗著「蒼空を翔る」評:岳真也
▽張競著「時代の憂鬱魂の幸福」評:稲垣諭
▽馬場マコト著「朱の記憶亀倉雄策伝」評:暮沢剛巳
▽奥西峻介著「遠国の春」評:みやこうせい
▽山本俊輔+佐藤洋笑著「映画監督村川透」評:高鳥都
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- 文芸 > 外国文学 社会・政治 > 国際 人文・思想 > 宗教 雑誌 > 人文・社会
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- 2016/02/26
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