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凧と円柱

凧と円柱

著者:
鴇田智哉
出版社:
ふらんす堂

概要:

◆待望の第二句集!
心は、以前にも以後にもうつる。それは感情に限らず、見える、聞こえる、匂うといった感覚に関しても。ときに心は、未来の出来事を先に見ることでさえ、ある。─今のこの出来事は、いつか遠い昔にも見えていたし、これからずっと先にも、また新たに聞こえ続けるだろう─
この句集はいわば、心の編年体による。
(あとがきより)


風船になつてゐる間も目をつむり
人参を並べておけば分かるなり
まなうらが赤くて鳥の巣の見ゆる
こほろぎの声と写真にをさまりぬ
上着きてゐても木の葉のあふれ出す
南から骨のひらいた傘が来る
ひあたりの枯れて車をあやつる手
うすぐらいバスは鯨を食べにゆく

ジャンル:
文芸 > 短歌・俳句
販売開始:
2015/05/26
ファイルサイズ:
1.12MB
CODE:
J0019002BK0027723001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
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商品価格(税込) ¥2,200 -
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販売(無期限): ¥ 2,200(税込)