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上村松園

検索結果78件中1件から45件までを表示
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  • タイトル: 芸術三昧即信仰 生きることに悶えた四十代
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  人は苦しまなければいけない、苦しんでこそ初めて生まれるものが有る。 わたしはひと頃異常に生きていることに疑問を感じたことがあった。 何のために生きているのだろう。 画を描くことによって画名を揚げてさて何になるのだろう。 むしろ死んだ方がいいのじゃないかと悶えたことがあった。 四十歳...
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  • タイトル: 土田さんの芸術 土田麦僊追悼
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  昨年の夏だったか、京都の関係者が寄り合って友禅祭を催し、その所蔵品を持ち寄って一堂に陳列した事があった。 私も見物に行ったが、流石に仙禅斎の代表作などたんと集っていて、なかなか美事な催しだった。 いい図柄や色気のものがたんとあって、つい懐ろの写生帖を取り出しては、心覚えに縮図させら......
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  • タイトル: 古い記憶を辿って 山元春挙追悼
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  その頃の絵は今日のように濃彩のものがなくて、いずれもうすいものでした。 ちょうど春挙さんの海浜に童子のいる絵の出た頃です。 そのころは、それで普通のようにおもっていたのでした。 今日のは、何だか、そのころからみるとずっと絵がごつくなっているとおもいます。 〈法塵一掃〉は墨絵で、坊...
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  • タイトル: 昔尊く 二千六百年を迎えて
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  もう丁度、五十年の昔になりましょうかしら、たしか、私の十九歳の頃のことでした。 明治二十五、六年の、忘れもしない四月二十一日の夜明方、隣の雑貨屋さんから火が出まして、私どもの家もおかげで半焼のうき目にあったのでした。 その頃私たちは四条通りの非常に賑やかな通りにいまして、お茶々の商......
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  • タイトル: 苦楽 ある人の問いに答えて――絵を作る時の作家の心境について私はこう考えています。
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  画の作家が、画をつくることについて、ある作家は、これを苦しみだと言います、それからある作家は、楽しみだと言います。  作家が画を作ることが、果たして苦しみでしょうか、また楽しみでしょうか。  これは考えようによって、どちらも本とうだと言えましょう。 私は画... ...
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  • タイトル: 最初の出品画 ――四季美人図――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  今でこそ洋画にしろ日本画にしろ、モデルというものが大きな問題となっているが、今から四、五十年も前の我が画壇をふり返ってみると、そんなものはまるでなかった。  私の最初の展覧会出品画は「四季美人図」であって、これは明治二十三年、東京で開かれた第三回勧業博覧会に出品したもので... ...
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  • タイトル: 靄の彼方 ――現代風俗描写への待望――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  心忙しい気もちから脱れて、ゆっくり制作もし、また研究もしたいと年中そればかりを考えていながら、やはり心忙しく過ごしています。 そんならそれで、その心忙しい程度に何か出来るかと申しますと、一向何もかもハカどらないのには、自分ながら愛想がつきます。 世間の作家たちのことは、あまり知らな......
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  • タイトル: 余齢初旅 ――中支遊記――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: 海を渡りて  年々、ずいぶんあわただしい生活がつづいている。 こんな生活をいつまでもつづけていてはならないとおもう。  年中家にいて、電話がかかって来る。 人がたえず訪ねてくる。 ひっきりなしである、とてもめまぐるしい。 その騒然雑然たるさまはとても世間の人たちに... ...
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  • タイトル: 想い出 絵の道五十年の足跡を顧みて
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  土田麦僊さんが御在世の折、よく私の筆胼胝が笑い話になりましたものです。  無理もないことで、私が絵筆を執り始めてから、今日まで丁度丸々五十年になります。 今年六十七歳になりまするが、この五十年間を、私は絵と取組んで参った訳になります。  明治八年四月二十三日が私の生まれました....
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  • タイトル: 山の湯の旅 ――発甫温泉のおもいで――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  ○  信州に発甫という珍らしい地名の温泉地があります。 絵を描く人々や、文士などの間には相当知られているようですが、一般にはまだ知れ渡ってはいないようです。 それというのも、一つは土地が草深く里離れがしていて、辺鄙なために少々淋しすぎるのと、もう一つは交通の便もあまり... ...
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  • タイトル: 謡曲仕舞など ――文展に出品する仕舞図について――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  ○  伊勢の白子浜に鼓が浦という漁村があって、去年からそこに一軒の家を借りまして、夏じゅうだけ避暑といってもよし、海気に親しむといってもよし、家族づれで出かけていって、新鮮な空気と、清涼な海水に触れてくることにしています。  ことしも松篁夫婦に子供づれで出か... ...
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  • タイトル: 画道と女性 ――喜久子姫御用の「春秋屏風」その他――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  高松宮家へ御輿入になる徳川喜久子姫の御調度の一にお加えになるのだからと申すので、旧臣の総代として京都大学の新村博士が私のところに見えられ、御屏風揮毫の御依頼がありました。 それをお受けしたのは昨年の九月頃であったろうか。 最初の気持では、今の皇太后陛下が皇后宮に居られた頃に御下命を......
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  • タイトル: 浮世絵画家の肉筆 ――花は霞を透してひとしおの風情があるもの――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  浮世絵画家の肉筆というものは、錦絵とはちがった別の味わいがあるものですが、こんど蒐集陳列されたものは、屏風、掛物、巻、画帖など種々な形のものがあって、しかも何しろ二百点ばかりもあったろうと思いますから、こういう展覧会としても、なかなか見ごたえのあるものでした。 私も一覧いたしまし... ...
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  • タイトル: あゝ二十年 やっと御下命画を完成した私のよろこび
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  雪  とうとう二十年来の肩の重荷をおろしましてほっといたしました。 ふりかえってみますと、私が十五歳の折り、内国勧業博覧会に「四季美人図」を初めて出品いたしまして、一等褒状を受け、しかもそれが当時御来朝中であらせられた英国皇太子コンノート殿下の御買上げを得た時のこと... ...
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  • タイトル: 私の仕事 松篁の仕事
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: 二十年来の画債整理と、皇后陛下よりの御用命に依り、双幅藤原時代美人数名の揮亳完成を期するために、今度は是非に謹製致したいと思いながら、遂に三年許りの歳月が過ぎて了いました。 今年は是非共献上致さねばなりませぬので、只今下絵浄書中でございます。 何分いろいろの画債が積って居りますので......
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  • タイトル: 女の話・花の話
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: ○ 責任のある画債を少しずつ果していっておりますが、なかなか埓があきません。 それに五月一日からの京都市主催の綜合展の出品画――長いこと帝展をやすんでおりますから、その埋め合せと申すのでもありませんが、今度は何か描いてみようと思い立ちまして、二尺八寸幅の横物に、明... (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: 無題抄
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  私には、どうも絵以外のことですと、どうせ余技にすぎないからという気がして、打ち込んで熱中する気になれない性分があるようです。 三味線にしても長唄にしても、最初は謡曲にしても、皆そういう風にずぼらに考えていました。  が、近頃では、如何に余技にしても、どうせやるからには、何かひと......
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  • タイトル: 絵筆に描き残す亡びゆく美しさ
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  京の舞妓の面影は、他のものの変り方を思えば、さして著しくはありませんが、それでもやはり時代の波は伝統の世界にもひたひたと打ち寄せているようです。 髪の結方とか、かんざしとか、服装の模様とかが、以前に比べると大分変って来ています。 髪なんか、昔の純京風は後のつとを大きく出して、かたい......
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  • タイトル: 大田垣蓮月尼のこと
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  毅然たる中に、つつましやかさ、優しさ、女らしさを備えていることは、日本女性の持つ美徳でありこれあってはじめて、いざという場合真の強さが発揮される。  大田垣蓮月が、維新の混乱期にあって女ながら日本のゆくべき道を極めてあやまらなかったことは、自ずから皇国護持の精神を発揮したもの... ...
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  • タイトル: 帯の巾が広すぎる
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  只今では帯といっておりますが、慶長時代では巻物と申しておったようでございます。 絹羽二重は二つ割りにして、又支那から渡来いたしました繻珍だの緞子などと申しますものは、三つ割りに致して用いておりました。 その後鯨帯と申しますものが出来、これが変化して今日の帯となったのでございます。 確....
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  • タイトル: 女の顔
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: 顔の時代変遷  美人絵の顔も時代に依って変遷しますようで、昔の美人は何だか顔の道具が総体伸びやかで少し間の抜けたところもあるようです。 先ず歌麿以前はお多福豆のような顔でしたが、それからは細面のマスクになって居ります。 然しいずれの世を通じましても、この瓜実というのが一番美人だろう......
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  • タイトル: 寛政時代の娘納涼風俗
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  月蝕は今迄余り多く描かれて居りませんから一度描いてみたいと胸に浮びましたのが動機です。  あの画は寛政の頃の良家の娘さんの風俗で夏の宵広い庭に降り立って涼を納れて居ります時に「今夜は月蝕だわ……」とふと思い付いて最も見易いように鏡を持ち出して写し取っている所です。 空を仰いで眺......
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  • タイトル: 北穂天狗の思い出
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  懐しまれるのは去年の六月信州北穂の天狗の湯へ旅をしたときの思い出である。  立夏過ぎ一日二日、一行は松篁はじめ数人、私は足が弱いので山腹から馬の背をかりることにした。 馬の背の片側にお炬燵のやぐらを結えつけ座蒲団を敷いて私がはいり、一方には重さの調節をとるようにいろいろの荷物を......
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  • タイトル:
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  謡の「砧」に取材したものですが、章句の中には格別に時代が決定されていませんので、私の自由に徳川時代元禄から享保頃迄の人物にこれを表現してみました。 最初は横物にして腰元の夕霧も描くつもりでしたが、寸法が制限されてますのでこの構図になりましたが縦七尺七寸、横四尺あります。  九州......
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  • タイトル: 今日になるまで
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は明治八年四月二十三日四条通り御幸町西へ行った所に生まれました。 父はこの年の二月既に歿して、私は二十六歳の母の胎内で父の弔いを見送りました。  明治十五年四月、八つで小学校六級に入学しました。 草履袋をさげ石盤と石筆を風呂敷に包んで通学したものでした。  その頃習ったもの...
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  • タイトル: 三味線の胴
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  うちの松篁は、私の顔を三味線だと言う。  これは私の額口が、さよう独立的と言いますか後家星と言いますか、生え際が角ばっている。 普通の女の人は生え際がせまくて山形になっている。 ところが私はその反対に角がたっている。 これは私ばかりではなく、うちのおばあさんも平たくなっている。 ...
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  • タイトル: 随想
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  時代の移り変わりは妙なものである。 そのころは新しく奇異の思いにも感じられなかったことが、後にふり返ると滑稽にも思われる。  私は明治二十年、十三歳の頃京都の画学校に入ったが、その時分の学校は今の京都ホテルの処にあって、鈴木松年先生が北宗画の教授をされていた。 半季ほどたってこの....
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  • タイトル: 栖鳳先生を憶う
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  さあ明治二十七、八年頃ですか、楳嶺先生や竹堂さんや吉堂さんなんどの方々がまだ生きていられ、栖鳳先生も三十歳になるやならずでその時分の絵の展覧会を今と比べて見ると、なんとのうのんびりとしていたようどす。 その時分私が二十二歳で桃割髪に鹿の子を懸けて、ある人の手引で栖鳳先生に教えて頂... ...
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  • タイトル: 日本画と線
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  日本画 美人画 風俗画 それがこれからどうなってゆくかと申すことにつきましては、いろいろと斯道の人達にも議論せられているようでございますが、いずれに致しましても、どうかしてこの日本特有の絵の心を失わずに持ち続けたいものだと存じます。  それで、この「日本画」殊に風俗画の特有な... ...
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  • タイトル: 冷かされた桃割娘
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  いつも一番なつかしく若い頃を思い出させるのはその頃の縮図帖です。 今の八坂倶楽部の地に有楽館というのがあって、森寛斎さんの創められた如雲社という集まりには京都中の当時の絵描が毎月十一日に集まって、和やかに色んな話をしたものです。 その席上でも必ずお寺や町の好事家から昔の名画を参考品......
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  • タイトル: 芙蓉の花にも似た美しい楊貴妃を
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  帝展の方も大分出品しなかったので今年は思い立って……それも近頃取りかかったばかりで明日辺りから墨を当てようかというところなのです。 画題は〈楊貴妃〉それもあの湯上りの美しい肌を柔らかな羅に包んで勾欄に凭れながら夢殿の花園を望んで見ると言った構図で、尤も湯上りと言いますと何だか意気... ...
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  • タイトル: 明治懐顧
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  私が絵を習い始めた頃を想い出すと、まことに伸々として懐かしいものが、数々あります。 その頃(明治二十一年頃)京都には鈴木百年、松年、幸野楳嶺、岸竹堂、今尾景年、森寛斎、森川曾文等諸先生の社中がありましたが、ここでは鈴木松年社中を例として述べてみたいと思います。  今日でいう画塾......
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  • タイトル: わが母を語る
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:      竹を割ったような性格  私の母は、一口にいうと男勝りな、しっかり者でしたな。 私は母の二十六歳の時生まれ、四つ年上の姉が一人だけありました。 私の生まれたのは、明治八年四月二十三日、私の父が死んだのが同じ年の二月。 つまり母は、主人を失ってから私を生んだわけです。 父は...
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  • タイトル: 舞じたく
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: 「舞じたく」は、平常から何かの折に一度描いて見たいと思つて居ましたが、九月十日祇園新地の歌蝶さんを訪ね大嘉の舞妓を紹介して貰ひ、二度ばかり写生して大急ぎで取掛りましたが、四人の人物を描くので大分手間取り、半月ばかりは毎夜一時間しか寝ません。 昼夜兼行で七日の午後四時に漸く描き上げま... ...
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  • タイトル:
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  この図を描くに至つた動機と云ふやうな事もありませんが曾て妾は一茶の句であつたか蕪村の句であつたか、それはよく覚えませんが、蚊帳の句を読んで面白いと思つて居りました。 併しそれを別に画にして見たいと云ふ程の考へもなく過ぎました。  夏の頃フト蚊帳の記憶を喚び起して、蚊帳に螢を配し......
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  • タイトル: 旧い記憶を辿つて
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  その頃の絵は、今日のやうに濃彩のものがなくて、何れもうすいものでした。 恰度春挙さんの海浜に童子の居る絵の出たころです。 そのころは、それで普通のやうにおもつてゐたのでした。 今日のは、何だか、そのころからみるとずつと絵がごつくなつてゐるとおもひます。  法塵一掃は墨絵で、坊さん...
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  • タイトル: 写生帖の思ひ出
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  いつからとなく描きためかきためした写生帖が、今は何百冊と云ふ数に上つてゐる。 一冊の写生帖には、雑然として写生も縮図も前後なく描き込んである。 が、さうしたものを時折繰りひろげてみると、思ひ掛けもない写生や縮図が見付かつて、忘れた昔を思ひ出したり、褪め掛けた記憶を新にしたりする事が......
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  • タイトル: 思ひ出
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:    一  まだ四条通りが、今のやうに電車が通つたり、道巾が取りひろげられなかつた頃、母と姉と私と三人で、今井八方堂と云ふ道具店の前にあたる、今の万養軒の処で葉茶屋をして居りました。  父は私の生れる前になくなつて、それ以来私は男のやうな気性の母親の手ひとつで育てられまし... ...
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  • タイトル: 健康と仕事
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  昨年の五月のこと所用のため上京して私は帝国ホテルにしばらく滞在した。 上京する日まで私は不眠不休で仕事に没頭していたので、ホテルに落着いてからでも絵のことが頭の中に残っていて、自分では気づかなかったが、その時はかなりの疲労を来たしていたらしいのであった。 らしい……と他人の体みたい......
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  • タイトル: 税所敦子孝養図
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  日露戦争が終ってから間もなくのことであった。  わたくしのあと継ぎの松篁が行っている初音小学校の校長先生が、わたくしの家を訪ねて来られて、 「学校の講堂に飾って置きたいのですが、ひとつ児童たちの教訓になるような絵を是非描いて寄贈してほしい」  と、言われた。  非常に結......
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  • タイトル: 座右第一品
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:      縮図の帳面  もう大分と前の話ですが、裏ン町で火事があって火の子がパッパッと飛んで来て、どうにも手のつけようがないと思ったことがありました。 火の手があまり急に強くなりましたので、家財道具を取り出すという余裕もありませず、イザ身一つで避難しようとします時、何ぞ手に提... ...
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  • タイトル: 四条通附近
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  四条柳馬場の角に「金定」という絹糸問屋があって、そこに「おらいさん」というお嫁さんがいた。  眉を落としていたが、いつ見てもその剃りあとが青々としていた。  色の白い、髪の濃い、襟足の長い、なんとも言えない美しい人だった。  あのような美しい、瑞々した青眉の女の人を、わた....
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  • タイトル: 縮図帖
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: 縮図帖 上村松園  縮図は絵の習いたてからとっており、今でも博物館あたりへ通って縮図して来ることがある。  そろそろ絵を習いはじめた頃、松年先生、百年先生の古画の縮図をみてはそれをその通り模縮写させていただいたものである。  その時分展覧会があるごとに、どんな......
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  • タイトル: 棲霞軒雑記
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  松園という雅号は鈴木松年先生が、先生の松の一字をとって下さったのと、絵を学びはじめたころ、私の店で宇治の茶商と取引きがあり、そこに銘茶のとれる茶園があったのとで、それにチナんで園をとり、「松園」とつけたものである。 たしか私の第一回出品作「四季美人図」を出すとき松年先生が、 「... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 双語
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:      一  又兵衛の展観が大阪にあったように聞きましたが、私は見ずにしまいました。  寛永前後の風俗画の中で、又兵衛は特に傑出もしているようですし、数はそう沢山あるのではないにしても、佳いものもなかなか多いように思います。 しかし同じ又兵衛でも、以前に出来たものとか......
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コンテン堂では、表紙が一番魅力的に見えるようにサイト・デザインされています。
電子書籍も『ジャケ買い』は素敵なコンテンツとの出会い方法としてもオススメです。

電子書籍を探すときはタイトルや著者名がわからないと結構探しにくいものです。コンテン堂は『ワードサーフィン』というまったく新しい本探しメソッドを提案しています。思ってもいなかった『本との出会い』をお楽しみ下さい。