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佐藤垢石

検索結果72件中1件から45件までを表示
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  • タイトル: ザザ虫の佃煮
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  秋の蠅も、私には想い出の深い餌である。 私の少年のころのある期間、父は忙しいので私の釣りの相談相手になれなかったことがある。 私は、一人で竿から仕掛け、餌のことまで、才覚思案した。  上州へは、秋が殊のほか早く訪れるのが慣わしである。 九月上旬になると、赤城と榛名の峡から遠く望む...
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  • タイトル: みやこ鳥
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  この正月の、西北の風が吹くある寒い朝、ちょっとした用事があって、両国橋を西から東へわたったことがあった。  橋のたもとから十五、六歩足を運んだ時、ふと水の上へ眼をやった。 すると、大川と神田川が合流する柳橋の龜清の石垣の下の静かな波の上に、白いものが浮いてい... ...
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  • タイトル: 水の遍路
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  それからというもの、私は暇さえあれば諸国を釣り歩いた。 渓流、平野の川、海、湖水。 どこであろうと、嫌うところなく釣りを楽しんだ。  故郷上州の水は、殊に親しみ深い。 我が家の近くを、奥深い上越国境大利根岳から流れ出て、岩を削って迸り、関東平野を帯のように百里あまりも悠々と旅して...
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  • タイトル: 水と骨
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  人は常識的には、太平洋へ注ぐ表日本の川の水温よりも、日本海へ注ぐ裏日本の川の水温方が低いであろうと、考えるにちがいない。  ところが、実際は日本海へ注ぐ川の方が平均高い水温を持っているらしい。 このことは理学的にも統計的にも、何か責任の上に立って調べたわけではな... ...
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  • タイトル: 鱒の卵
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  秋がくると、山女魚は鱒の卵を争って食うのである。 わが故郷、奥利根川へ注ぐ渓流には落ち葉を浮かせて流れる浅瀬に、鱒の産卵場を見ることができるのだ。 これを、鱒が掘りについたという。  日本鱒というのか、天然鱒というのか、海から川へ遡ってくる鱒は、アメリカから移り殖えた虹鱒とか川鱒....
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  • タイトル: 冬の鰍
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  冬の美味といわれるもののうち鰍の右に出るものはなかろう。  肌の色はダボ沙魚に似て黝黒のものもあれば、薄茶色の肌に瓔珞のような光沢を出したのもあるが、藍色の肌に不規則な雲型の斑点を浮かせて翡翠の羽に見るあの清麗な光沢を出しているのが一番上等とされている。 川の水温と鰍は密接な関......
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  • タイトル: 美音会
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  十一月二十七日夜六時頃、先輩の生駒君と一緒に有楽座の美音会へ行ってみる。 招待席は二階正面のやや左に寄った所を三側ばかり取ってあるが、未だ誰も見えていない。 しかし、他の席は殆ど満員という有様で、廊下には煙草を口に銜えた人が多勢行ったり来たり、立談している人もあって、その中に、美し......
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  • タイトル: 氷湖の公魚
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  トルコ人ほど水をよく飲む国民はない。 水玉を一献舌端に乗せて、ころがすと、その水はどこの井戸、どこの湖水から汲んだものかをいい当てるほど、水に趣味をもっている。  わが国にも大そう水に趣味をもった人がいた。 近江国琵琶湖畔堅田の北村祐庵という医者は、日ごろ茶をたてる時、下僕に命じ....
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  • タイトル: 姫柚子の讃
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  このほど、最上川の支流小国川の岸辺から湧く瀬見温泉へ旅したとき、宿で鰍の丸煮を肴に出してくれた。 まだ彼岸に入ったばかりであるというのに、もう北羽州の峡間に臨むこの温泉の村は秋たけて、崖にはう真葛の葉にも露おかせ、障子の穴を通う冷風が肌にわびしい。 私は流れに沿った一室に綿の入った......
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  • タイトル: 春宵因縁談
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  はなしのはじめは三木武吉と頼母木桂吉の心臓の出来あんばいから語りだすことにしよう。  このほど、頼母木東京市長が急逝した。 私としては、この人の死をきいて別段深く感慨にうたれたというわけではないが、ただ頼母木が持っていた心臓の強弱については、二、三の思い出があるのである。 頼母木....
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  • タイトル: 榛名湖の公魚釣り
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  榛名湖の公魚釣りは非常に繁盛である。  十二月中旬から釣れはじめたのであるが、二月一杯は釣れるであろう。 例年からみると魚の育ちが大そうよろしく、四寸五分乃至五寸、平均五匁はある。  毎日少ない日でも三、四十人、多い日には七、八十人の釣り手が湖上に右往左往して大した賑わいであ....
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  • タイトル: 母の匂い
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  母はいつも、釣りから戻ってきた父をやさしくいたわった。 子供心に、私はそれが何より嬉しかった。  やはり、五月はじめのある朝、父と二人で、村の河原の雷電神社下の釣り場へ若鮎釣りを志して行った。 父と私が釣り場へ行く時には、いつも養蚕に使う桑籠用の大笊を携えるのであった。 あまり数...
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  • タイトル: 楢の若葉
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  いま、想いだしても、その時のことがはっきりと頭に浮かび、眼にも描かれる。  三十五、六年前の四月二十四日のひる前であった。 私は十二、三歳の少年。 父は三十七、八歳。 溢れるような元気に満ちた壮者であったに違いない。  はやは、利根川の雪代水を下流から上流へ上流へと遡ってき...
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  • タイトル: 那珂川の鱸釣り
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は、ふた昔それ以上も久しい前、水戸に浪人していたことがあった。 毎日、なすこともないのであるから、釣りにばかり耽っていた。 千波沼の、おいかわ釣り。 那珂川上流の、鮎の友釣り。 那珂川下流の、鮭の子に鱸釣り。 備前堀の鯉釣りなど、季節季節の釣りに追われるような思いを持ってきた。 ...
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  • タイトル: 濁酒を恋う
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  遠からず酒の小売値段は、いままでの倍額となるらしい。 つまり、一升三円であったものが六円ということになるのだろう。  だから、晩酌を二合ずつやった者は、一合にへらさなければ勘定が合わなくなる。 私など、それで辛抱するよりほかに致し方がないと観念している。  ところが、私の友人...
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  • タイトル: 蜻蛉返り
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は、呑んべえであるから、酒の肴にはいつも苦労する。 うるか、惣太鰹の腸の叩き。 まぐろのいすご、鱸の腹膜、このわた、からすみ、蜂の子、鮭の生卵、鰡の臍、岩魚の胃袋、河豚の白精など、舌に溶け込むようなおいしい肴の味を想い出しては、小盃の縁をなめるのである。  そのうちでも、からす....
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  • タイトル:
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  南紀の熊野川で、はじめて鮎の友釣りを試みたのは、昭和十五年の六月初旬であった。 そのときは、死んだ釣友の佐藤惣之助と老俳優の上山草人と行を共にしたのである。  私らは、那智山に詣でた。 那智の滝の上の東側の丸い山を掩う新緑は、眼ざめるばかり鮮やかであった。 黄、淡緑....
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  • タイトル: 利根の尺鮎
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  私は利根川の水に生まれ、利根川の水に育った。  利根川の幽偉にして、抱擁力の豊かな姿を想うと、温かき慈母のふところに在るなつかしさが、ひとりでに胸へこみあげてくる。 私は、幼いときから利根川の水を呑んだ。 泳いだ。 そして釣った。  上州と、越後の国境に聳え立つ...
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  • タイトル: 盗難
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  私は、娘を盗まれたことがある。 そのときのやるせなさと、自責の念に苛まれた幾日かの辛さは、いまでも折りにふれてわが心の底によみがえり、頭が白らけきる宵さえあるのである。  結婚後、五、六年になるが不幸にも、私ら夫妻は子宝に恵まれなかった。 しかし、私らはそれを... ...
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  • タイトル: 釣った魚の味
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  釣りは、主人が釣りそのものを楽しむということと共に、獲物の味を家族に満喫させるところに一層の興味がある。  ところが、獲物を釣り場に棄ててきたり、無意味に人に呉れたりする釣り人を見受けるのは甚だ心得ない。  つまり、これは主婦が獲物を喜ばない影響であるかも知れないのである。 ....
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  • タイトル: 父の俤
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  手もとは、まだ暗い。  父は、池の岸に腹這いになって、水底の藻草を叉手で掻きまわしている。 餌にする藻蝦を採っているのである。  藻の間を掬った叉手を、父が丘へほおりあげると、私は網の中から小蝦を拾った。 藻と芥に濡れたなかに、小さな灰色の蝦がピンピン跳ねている。  母...
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  • タイトル: 探巣遅日
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  もうそろそろ、もずが巣を営む季節が近づいてきた。 私は毎年寒があけて一日ごとに日が長くなってくると、少年のころ小鳥の巣を捜すのに憂き身をやつしたのを思いだしてひとりでほほえむのである。 小鳥のうちで巣をつくりはじめるのは、もずが一番早い。 もずは営巣をはじめると殆ど啼かない鳥だ。 全...
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  • タイトル: 淡紫裳
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要: この一文は昭和十四年四月、京城日報社の招きにより、将棋の名人木村義雄氏と共に、半島の各地を歩いた記録である。  一  朝鮮半島の幹線は、いま複線工事をしているので、三十分以上も遅れて京城へ着いた。 駅のフォームに婦人団体、女学生団などが、二、三百人も堵列している... ...
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  • タイトル: たぬき汁
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  伊勢へななたび熊野へさんど、という文句があるが、私は今年の夏六月と八月の二度、南紀新宮の奥、瀞八丁の下手を流れる熊野川へ、鮎を訪ねて旅して行った。 秋の落ち鮎には、さらにも一度この熊野川へ志し、昭和十五年の竿納めとしようと思っていたところ、心なき台風のために山... ...
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  • タイトル: 鯛と赤蛸
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  瀬戸内海の鯛釣り漁師は、蛸の足を餌に使っている。  これは、甚だ有効であるという話だ。 しかし、東京湾口あたりの鯛が、果たして蛸の足の餌に食いつくかどうか疑問であるし、三浦半島の鴨居あたりの鯛釣り漁師に問うてみても、かつて蛸の足を餌に用いたことがないというから、私はかつて蛸の足......
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  • タイトル: 鯛釣り素人咄
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  職業漁師でも遊釣人でも、鯛といえば、真鯛を指すのが常識である。 真鯛に色、形ともによく似ているのに血鯛と黄鯛とがある。 これは、真鯛に比べると気品も味も劣り、釣りの興趣も真鯛ほどではない。  真鯛の当歳子、つまり出来鯛の四、五十匁くらいまでのものをベン鯛と呼び、六、七十匁から二百....
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  • タイトル: 細流の興趣
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  鮒釣りには季節によりいろいろの釣り方があるが、乗っ込み鮒ほど興趣が深いものはないのである。 鮒党はこの本乗っ込みをどんなに首をのべて待っていたことであろう。 白い玉浮木がフワフワと流れてスイと横に動く味は、どの釣りにも求め得られない。 竿も仕掛けも極めて軽く、そして繊細に作れば一層こ....
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  • タイトル: 巣離れの鮒
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  寒い冷たいとはいうが、もう春だ。 そろそろと水が温んでくる。 川や沼の面に生色ある光がただよって、いつの間にか堤防の陽だまりに霜ぶくれの土を破って芝芽が小さな丸い頭を突き出すと魚も永い冬の蟄居から眼ざめるのである。 鮒は晩秋水の深みに落ち込んで腐れ藻の下や泥底に集団をなして寒い一冬を....
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  • タイトル: すっぽん
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  このほど、御手洗蝶子夫人から、 『ただいま、すっぽんを煮ましたから、食べにきませんか』  と、言うたよりに接した。  一体私は、年中釣りに親しんでいるので、いつも魚の鮮味に不自由したことがない。 殊に爽涼が訪れてきてからは、東京湾口を中心とした釣り場であ... ...
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  • タイトル: 酒徒漂泊
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  昨年の霜月のなかばごろ、私はひさしぶりに碓氷峠を越えて、信濃路の方へ旅したのである。 山国の晩秋は、美しかった。  麻生豊、正木不如丘の二氏と共に、いま戸倉温泉の陸軍療養所に、からだの回春を待ちわびている三百人ばかりの傷病兵の慰問を志して、上野駅から朝の準急... ...
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  • タイトル: 酒渇記
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  近年、お正月の門松の林のなかに羽織袴をつけた酔っ払いが、海豚が岡へあがったような容でぶっ倒れている風景にあまり接しなくなったのは年始人お行儀のために、まことに結構な話である。 また露地の入口に小間物店を開いた跡が絶えて少なくなったのも衛生上甚だ喜ばしい。  ... ...
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  • タイトル: 莢豌豆の虫
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  山女魚は貪食の魚で、昆虫とかその幼虫とか、魚類の卵、みみずなど、この魚の好んで食う餌は、殆ど数えることができないほど多い。 けれど、この魚を釣るには、一方ならぬ苦労を重ねるのだ。  先年、利根川の支流、片品川の奥へ山女魚釣りに行ったことがあった。 片品川の上流は、戸倉で鳩待峠の方....
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  • タイトル: 採峰徘菌愚
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  篠秋痘鳴と山田論愚の二人が南支方向へ行くことになった。 そこで私は、伊東斜酣と石毛大妖の二人を集めて、何か送別の催しをやろうではないか、という相談をはじめたのである。  なかなか、名案が出てこない。 ことあるたびに、酒ばかり飲みたがるのは時節柄大いに慎まなけれ... ...
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  • タイトル: 木の葉山女魚
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  奥山へは、秋の訪れが早い。  都会では、セルの単衣の肌ざわりに、爽涼を楽しむというのに、山の村では、稗を刈り粟の庭仕事も次第に忙しくなってくる。 栗拾いの子供らが、分け行く山路の草には、もう水霜が降りて竜胆の葉がうなだれる。  渓流の波頭に騒ぐ北風も、一日ごとに荒らだってくる....
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  • タイトル: 小伜の釣り
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  こうして私は、長い年月東西の国々を釣り歩いた。 そして、五、六年前に、何十年ぶりかで故郷に帰り住むようになり、再び利根川の水に親しんだ。  もう、長男が十二、三歳になっていた。 私が、亡き父に伴われては河原の陽に照らされていた年頃である。 子供が次第に大きく育っていくのを見るのは...
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  • タイトル: 香魚の讃
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  緑樹のかげに榻(こしかけ)を寄せて、麥酒の満をひく時、卓上に香魚の塩焙があったなら涼風おのずから涎の舌に湧くを覚えるであろう。 清泊の肉、舌に清爽を呼び、特有の高き匂いは味覚に陶酔を添えるものである。  今年は、鮎が釣れた。 十数年振りで鮎の大群が全国の何れの川へ......
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  • タイトル: 香魚と水質
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  食事が、必要から好厭に分かれ、さらに趣味にまで進んできたのは、既に五千年の昔であるのを古代支那人が料理書に記している。 必要と好厭は、動物の世界にある共通の事実だが食品を耽味するという道楽は、人間ばかりが持っている奢りらしい。  新秋の爽涼、肌を慰むるこの頃、俄に耽味の奢りが、......
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  • タイトル: 香気の尊さ
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  釣り人が、獲物を家庭へ持ち帰って賑やかな団欒に接した時くらいうれしいことはないであろう。 殊に、清澄な早瀬で釣った鮎には一層の愛着を感じる。 メスのように小さい若鮎でも粗末にはできないのである。 そこで釣った鮎の取り扱いとか始末とかについて書いてみたいと思う。  鮎は釣ったならば...
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  • タイトル: 桑の虫と小伜
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  私の故郷の家の、うしろの方に森に囲まれた古沼がある。 西側は、欅や椋、榎などの大樹が生い茂り、北側は、濃い竹林が掩いかぶさっている。 東側は厚い桑園に続いていて、南側だけが、わずかに野道に接しているが、一人で釣っているには、薄気味が悪過ぎる。  そこには、鮒と鯰が数多く棲んでいる....
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  • タイトル: 議会見物
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  上  議会中、一日くらいは傍聴席へはいってみるのも国民のつとめであろう。 と考えるのだが、物臭ものにはなかなか思った通りにはゆかない。 三年に一度か、五年に一度くらいしか、その機会をもたないできた。  でも、昨年の一月の議会返り初日には、二十年前の満鉄事件のとき、顧... ...
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  • タイトル: 季節の味
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  物の味は季節によって違う。 時至れば佳味となり、時去れば劣味となる。 魚も獣も同じである。 七、八両月に釣った鰔は、肉落ち脂去って何としても食味とはならない。 十二月過ぎてからとった鹿は、肉に甘味を失って珍重できないのである。  日本人の食品材料は、およそ四百種あるそうである。...
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  • タイトル: 寒鮒
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  静寂といおうか、閑雅といおうか、釣りの醍醐味をしみじみと堪能するには、寒鮒釣りを措いて他に釣趣を求め得られないであろう。  冬の陽ざしが、鈍い光を流れにともない、ゆるい川面へ斜めに落として、やがて暮れていく、水際の枯れ葦の出鼻に小舟をとどめて寒鮒を待つ風景は、眼に描いただけで... ...
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  • タイトル: 想い出
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  十五、六歳になってからは、しばらく釣りから遠ざかった。 学校の方が忙しかったからである。  二十歳前後になって、またはじめた。  母と共に、二年続けて夏を相州小田原在、松林のこんもりとした酒匂村の海岸に過ごしたことがある。 炎天を、毎日海辺の川尻の黒鯛釣りやはや釣りに専念して...
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  • タイトル: 縁談
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  私のように、長い年月諸国へ釣りの旅をしていると、時々珍しい話を聞いたり、また自らも興味のある出来ごとに誘い込まれたりすることもあるものだ。 これから書く話も、そのうちの一つである。  外房州の海は、夏がくると美しい風景が展開する。 そして、磯からあまり遠くない... ...
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  • タイトル: うむどん
    著者: 佐藤垢石
    出版社: ConTenDo
    概要:  物が高くなって、くらしに骨が折れてきたのは私の家ばかりではあるまい。 どこでも、同じであると思う。 殊に、私の家庭のように田舎から出てきたものには、それが一倍身にこたえるのである。  家内も、子供も野菜が好きだ。 山国にいたころの家族は、お正月とか物日とかでなければ塩ものの魚さえ...
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電子書籍サイト[ConTenDo|コンテン堂]はコンテンツの交差点となるプレイスを目指して様々な良いコンテンツを展開します。
電子書籍にとどまらず映像、画像なども取り扱います。話題のEPUBおよびPDF形式を揃えています。

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