豊島与志雄
検索結果207件中1件から45件までを表示
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タイトル: ジャン・クリストフ 01 序出版社: ConTenDo概要: フランス大革命を頂点とする十八世紀より十九世紀への一大転向、隷属的封建制度の瓦解と自由統一的立憲制度の成育とは、新世界をもたらすものと考えられていた。 そして実際新世界は開かれた。 しかしそこにはさらに本質的な暗雲が深くたちこめていた。 その暗雲を払わんがためには、さらに十九世紀より....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: レ・ミゼラブル 02 改訳について出版社: ConTenDo概要: 「レ・ミゼラブル」の翻訳を私が仕上げたのは、ずいぶん以前のことである。 年少菲才の身をもって事にあたったので、意に満たぬ点が多々あった。 しかるに今度改訂の機会を得て、旧稿に手を入れてみた。 翻訳の仕事の難事であることは言うまでもない。 ことに、自由奔放にペンを走らしたと思える「...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: レ・ミゼラブル 01 序出版社: ConTenDo概要: 一七八九年七月バスティーユ牢獄の破壊にその端緒を開いたフランス大革命は、有史以来人類のなした最も大きな歩みの一つであった。 その叫喊は生まれいずる者の産声であり、その恐怖は新しき太陽に対する眩惑であり、その血潮は新たに生まれいでた赤児の産湯であった。 そしてその赤児を育つるに偉大な......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 随筆評論集「文学以前」後記出版社: ConTenDo概要: 随筆評論集「文学以前」後記 豊島与志雄 感想や随筆の類は、折にふれて書いてるようでいて、いざ一冊の書物にまとめるとなると、わりに分量が少いものである。 殊に、書物に収録するに堪えられず、反古として捨てなければならないようなものが多いのは、筆者として悲しいことである。 ......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 随筆評論集「情意の干満」後記出版社: ConTenDo概要: 随筆評論集「情意の干満」後記 豊島与志雄 本書に収められてるものは、私が書いたすべての随筆や感想の中から選択されたものである。 ――但し、このすべてということには、聊かの制限がある。 終戦後に書かれたものを中心とする随筆感想集「文学生活」というのが、本書よりは恐らく二ヶ月ば......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 随筆評論集「書かれざる作品」後記出版社: ConTenDo概要: 随筆評論集「書かれざる作品」後記 豊島与志雄 本書に収められてる文章は、大正十四年から昭和八年までの間に、折にふれて書かれたものである。 そして、昨年とか今月とかいうような言葉が散見されるし、時日が事柄と重要な関係を持つものもあるし、殊に感想の類は、当時の文芸的社会的情勢... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 小説集「山吹の花」後記出版社: ConTenDo概要: 小説集「山吹の花」後記 豊島与志雄 短篇集を一冊まとめるについて、作品をあれこれ物色してるうちに、つい、近作ばかり集める結果となってしまった。 時間的に距離の近いものほど、感情のつながりが濃いからであろうか。 その代り、作品の出来栄えについては、却って自分には見えにくい。 .....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 小説集「白塔の歌」後記出版社: ConTenDo概要: 小説集「白塔の歌」後記 豊島与志雄 本書に収められてる六つの小説は、みな、「近代伝説」として書かれたものである。 近代伝説とは、茲では、或る創作方法を謂うのであり、随って、作品の或る性格を謂うのである。 小説の苦渋があまりに多すぎるとするならば、その苦渋を乗り越......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 小説集「白蛾」後記出版社: ConTenDo概要: 小説集「白蛾」後記 豊島与志雄 ここに収めた作品はみな、近代説話として書いたものばかりである。 近代説話というのは、私が勝手に造った名前で、或る一種の創作方法で書かれたもののことを指す。 終戦後、物が自由に書けるようになってから、私はおもに小説を書いた。 そして作者とし....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 小説集「聖女人像」後記出版社: ConTenDo概要: 小説集「聖女人像」後記 豊島与志雄 終戦後私は、普通の小説を少しく書き、近代説話と自称する小説を多く書いた。 この近代説話ものについては、聊か特殊の意図があったのである。 いったい、短篇小説では、作者が真に言いたいこと、つまり作品の中核は、煎じつめれば案外に僅かなもの......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 小説集「秦の憂愁」後記出版社: ConTenDo概要: 小説集「秦の憂愁」後記 豊島与志雄 戦乱の期間中、私は幾度か中華民国に旅して、おもに上海に滞留した。 そして彼地の有力な精神の代表者の一人として、秦啓源を捉えた。 その生活や思想や人柄に、或は逆に私の方が捉えられたのかも知れない。 ――この秦啓源のことを、私はだいたい本書の作....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 小説集「白い朝」後記出版社: ConTenDo概要: 小説集「白い朝」後記 豊島与志雄 茲に収められてるものは、都会の知識階級のおかしな物語である。 これらの物語はみな、小悪魔の角度から眺められた。 小悪魔は虚構の人物であるが、この場合、必要な創作技法であり、モラール探求の特殊な触手であった。 だが、この類の物語を更に蒐集するこ....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 窓にさす影出版社: ConTenDo概要: 祖母の病気、その臨終、葬式、初七日と、あわただしい日ばかり続く。 私はまだ女学生のこととて、責任ある仕事は持たなかったが、いろいろなことをお手伝いしなければならなかった。 その合間に、ほっと息をつくと、窓の方が気にかかるのだった。 窓というものは、たいてい同じようなもので、特別....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 庶民生活出版社: ConTenDo概要: 自動車やトラックやいろいろな事輌が通る広い坂道があった。 可なり急な坂で、車の滑りを防ぐためにでこぼこの鋪装がしてあった。 自転車の達者な者は、一気に走り降りることも出来たが、昇りはみな徒歩で自転車を押し上げた。 その坂道を昇りきったところ、逆に言えば降り口に、小さな中華ソバ屋....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 絶縁体出版社: ConTenDo概要: 一 市木さんといえば、近所の人たちはたいてい知っていた。 それも、近所づきあいをするとか、気軽に話しかけるとか、いうのではなかった。 また、市木さんが世間的に有名だからでもなかった。 往来で出逢って、会釈し合うこともなかった。 だが、市木さんという名前がもちだされると...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 花子の陳述出版社: ConTenDo概要: それは、たしかに、この花子が致したことでございます。 けれど、悪意だとか企らみだとか、そのようなものは少しもありませんでした。 ずいぶん辛抱したあげく、しぜんにあのようなことになりましたのです。 父の一周忌がすみましてから、二階の六畳と三畳の二室は、母のお友だちからの頼みで、須....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: どぶろく幻想出版社: ConTenDo概要: 四方八方から線路が寄り集まり、縦横に入り乱れ、そしてまた四方八方に分散している。 糸をこんぐらかしたようだ。 あちこちに、鉄の柱の上高く、または地面低く、赤や青の灯がともり、線路のレールを無気味に照らしている。 ぱっと明るくなり、轟々と響く。 それが右往左往する。 電車や汽車が通る...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 死因の疑問出版社: ConTenDo概要: 二月になって、思いがけなく、東京地方に大雪が見舞った。 夕方から降り出したのが、夜にはひどい吹雪となり、翌朝は止んでいたが、見渡す限り地上一面に真白。 吹雪のこととて、積りかたはさまざまだが、崖下の吹き溜りなどには、深さ一メートルに及ぶところもあった。 雪のあとはたいてい、から....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 怒りの虫出版社: ConTenDo概要: 欝ぎの虫、癪の種、さまざまなものが、人間のなかに住んで、正常な感情を引っ掻きまわすと言われているが、ここに、木山宇平のなかには怒りの虫がいつしか巣くったと、周囲の人々から見られるようになった。 彼は元来、至って温厚な性質だったのだが、近頃、なにかにつけて腹立ちっぽくなったのである... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 無法者出版社: ConTenDo概要: 志村圭介はもう五十歳になるが、頭に白髪は目立たず、顔色は艶やかで、そして楽しそうだった。 十年前に妻を亡くしてから、再婚の話をすべて断り、独身生活を続けている。 二人の子供の世話と家事の取締りは、遠縁に当る中年の女がやってくれるし、その下に二人の女中が働いているので、彼はいつも自由......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 母親出版社: ConTenDo概要: ――癖というのか、習慣というのか、へんなことが知らず識らずに身についてくる。 吉岡にもそれがあった。 十一月十五日、七・五・三の祝い日に、彼は炬燵開きをするのだった。 炬燵開きといっても、大したことではない。 独身の貧しい彼のことだ。 押入の片隅から、古ぼけた炬燵と薄い掛布団とを取...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 好人物出版社: ConTenDo概要: 一、高木恒夫の告白 人生には、おかしなことがあるものだ。 三千子は僕に対して、腹を立ててるようだが、それもおかしい。 僕は彼女の意に逆らったことは一度もなく、すべて彼女の言いなり次第になっているのに、彼女一人でなにか苛ら立って、僕を怒らせようと仕向け、それでも僕が一......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 新妻の手記出版社: ConTenDo概要: 結婚してから、三ヶ月は夢のように過ぎた。 そして漸く私は、この家庭の中での自分の地位がぼんやり分ってきた。 家庭といっても、姑と夫と私との三人きり。 姑はもう五十歳ほどだが、主人の死後、長年のあいだ一人で家事を切り廻してきたひとで、気力も体力もしっかりしている。 夫は会社員であ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 男ぎらい出版社: ConTenDo概要: 男ぎらいと、ひとは私のことを言うけれど、そうときまったわけのものではありません。 男のひとは、だいたいいいえ皆が皆、厭らしく穢ならしく、だから私は嫌いです。 厭らしくも穢ならしくもなく、ほんとにすっきりしたひとがあったら、私だって好きにならないとも限りません。 釈迦牟尼とかマホメット....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 雷神の珠出版社: ConTenDo概要: 一 むかし、世の中にいろんな神が――風の神や水の神や山の神などいろんな神が、方々にたくさんいた頃のこと、ある所に一人の長者が住んでいました。 その長者が、ある日、他国から来た旅人から、次のような話を聞きました。 ――雷の神が空から落ちると、その落ちたところに......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 夢の卵出版社: ConTenDo概要: 一 遠い昔のことですが、インドの奥に小さな王国がありました。 その国の王様の城は、高い山のふもとに堅い岩で造られていました。 前にはきれいな谷川が流れており、後ろには広い森が茂っていました。 谷川の水はいつも冷たく澄みきって、苔むした岩の間にさらさらと音を立てていま....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 山の別荘の少年出版社: ConTenDo概要: 私は一年間、ある山奥の別荘でくらしたことがあります。 なかば洋館づくりの立派な別荘でした。 番人をしている五十歳ばかりの夫婦者と、その甥にあたる正夫という少年がいるきりでした。 私は正夫とすぐに親しくなって、いろいろなことを語りあい、いろいろなことをして遊びました。 たくさん思い出が...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 街の少年出版社: ConTenDo概要: 一 港というものは、遠く海上を旅する人々の休み場所、停車場というものは、陸上を往き来する人々の休み場所、どちらもにぎやかなものです。 その港と停車場とがいっしょに集まると、さらににぎやかでおもしろいものです。 インドのある都会の、港と停車場をむすびつける広場......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 彗星の話出版社: ConTenDo概要: 一 むかし、ギリシャの片田舎に、ケメトスという人がいました。 小さい時に両親を失って、お祖父さんの手で育てられていましたが、非常な乱暴者で、近所の子供達と喧嘩をしたり、他人の果樹園に忍び込んで、林檎や無花果の実を盗んだり、野山を駆け廻ったりして、その日その日を遊... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 不思議な帽子出版社: ConTenDo概要: 一 ある大都会の大通りの下の下水道に、悪魔が一匹住んでいました。 まっ暗な中でねずみやこうもりなんかと一緒に、下水の中の汚物等をあさって暮らしていました。 ところがある時、下水道の中に上の方から明るい光がさしていましたので、何だろうと思って寄ってゆくと、下水道の掃......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: ひでり狐出版社: ConTenDo概要: 一 ある夏、大変なひでりがしました。 一月ばかりの間、雨は一粒も降らず、ぎらぎらした日が照って、川の水はかれ、畑の土はまっ白に乾き、水田まで乾いてひわれました。 そして田畑の作物はもとより草や木までも、萎びて枯れかかりました。 田舎の人達は心配でたまりませんで....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 長彦と丸彦出版社: ConTenDo概要: 一 むかし、近江80の国、琵琶湖の西のほとりの堅田に、ものもちの家がありまして、そこに、ふたりの兄弟がいました。 兄はたいへん顔が長いので、堅田の顔長の長彦といわれていましたし、弟はたいへん顔が丸いので、堅田の顔丸の丸彦といわれていました。 顔長の長彦は、体......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 天狗笑出版社: ConTenDo概要: 一 むかし、ある山裾に、小さな村がありました。 村のうしろは、大きな森から山になっていまして、前は、広い平野にうつくしい小川が流れていました。 村の人たちは、平野をひらいて穀物や野菜を作ったり、野原に牛や馬を飼ったりして、たのしく平和にくらしていました。 村の....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 泥坊出版社: ConTenDo概要: 一 ある所に、五右衛門というなまけ者がいました。 働くのがいやでいやでたまりません。 何か楽に暮らしてゆける途はないかと考えていますと、むかし石川五右衛門という大盗人がいたということを聞いて、自分も五右衛門という名前だから、泥坊になったらいいかも知れないと考えまし......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 天狗の鼻出版社: ConTenDo概要: 一 むかし、ある所に大きな村がありました。 北に高い山がそびえ、南に肥沃な平野がひかえ、一年中暖かく日が当って、五穀がよく実り、どの家も富み栄えて、人々は平和に楽しく暮らしていました。 ところがこの村に、不思議なことが起こってきました。 夕方たんぼから帰ってき....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 天下一の馬出版社: ConTenDo概要: 一 ある田舎の山里に、甚兵衛という馬方がいました。 至ってのんき者で、お金がある間はぶらぶら遊んでいまして、お金がなくなると働きます。 仕事というのは、山から出る材木を、五里ばかり先の町へ運ぶのです。 ぷーんと新しい木の香りがする丸や四角の材木を、丈夫な荷馬車に積み....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 手品師出版社: ConTenDo概要: 一 昔ペルシャの国に、ハムーチャという手品師がいました。 妻も子もない一人者で、村や町をめぐり歩いて、広場に毛布を敷き、その上でいろんな手品を使い、いくらかのお金をもらって、その日その日を暮らしていました。 赤と白とのだんだらの服をつけ三角の帽子をかぶって、十二本......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 狸のお祭り出版社: ConTenDo概要: 一 むかし、ある片田舎の村外れに、八幡様のお宮がありまして、お宮のまわりは小さな森になっていました。 秋の大変月のいい晩でした。 その八幡様の前を、鉄砲を持った二人の男が通りかかりました。 次郎七に五郎八という村の猟師でありまして、その日遠くまで猟に行って、帰....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 正覚坊出版社: ConTenDo概要: 正覚坊というのは、海にいる大きな亀のことです。 地引網を引く時に、どうかするとこの亀が網にはいってくることがあります。 すると漁夫達は、それを正覚坊がかかったと言って大騒ぎをします。 正覚坊が網にかかるときっと大漁がある、と言われているのです。 漁夫達は皆集まって正覚坊をとり巻き、近...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: コーカサスの禿鷹出版社: ConTenDo概要: 一 コーカサスに、一匹の大きな禿鷹がいました。 仲間の者達と一緒に、高い山の頂に住んで、小鳥を取って食べたり、麓の方へ下りてきて、死んだ獣の肉をあさったりしていましたが、ある時ふと、ひょんな考えを起こしました。 「自分は仲間の誰よりも、体が大きく、力が強く、知......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 銀の笛と金の毛皮出版社: ConTenDo概要: 一 むかし、あるところに、エキモスという羊飼いの少年がいました。 父も母もないみなし児で、毎日、羊のむれの番をしてくらしていました。 青々とした野原に、羊たちはたのしくあそんでいます。 野の花のあいだに、うつくしい蝶がとびまわっています。 木立のなかや空たかく...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 金の目銀の目出版社: ConTenDo概要: まっ白いネコ 九州の北海岸の、ある淋しい村に、古い小さな神社がありました。 その神社のそばのあばら屋に、おじいさんとおばあさんとが住んでいました。 おじいさんは、神社の神主で、ふだんは、近くの人達のためにお祈りをしてやったり、子供達にお習字のけいこをしてやったりし......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: キンショキショキ出版社: ConTenDo概要: 一 今のように世の中が開けていないずっと昔のことです。 ある片田舎の村に、ひょっこり一匹の猿がやって来ました。 非常に大きな年とった猿で、背中に赤い布をつけ、首に鈴をつけて、手に小さな風呂敷包みを下げていました。 村の広場で遊んでいた子供達は、その不思議な猿を....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 影法師出版社: ConTenDo概要: 一 うしろに山をひかえ前に広々とした平野をひかえてる、低いなだらかな丘の上に、小さな村がありました。 村の東の端に、村一番の長者の屋敷がありまして、その塀の外の広場は、子供たちの遊び場所でした。 白く塗った土塀、左手はゆるやかな山すそで、いろんな灌木や草がは......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: お山の爺さん出版社: ConTenDo概要: 一 おうさむこさむ やまからこぞうがないてきた なーんとてないてきた さむいとてないてきた。 こういう歌を皆さんはご存じでしょう。 この歌が流行り始めた頃には、おもしろい話がそれについていたものです。 この歌をうたって山の近くでたき火をしていると、一寸法師の子僧が....商品価格: ¥0(税込)