下村千秋
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タイトル: とんまの六兵衛出版社: ConTenDo概要: 昔、ある村に重吉と六兵衛という二人の少年が住んでいました。 二人は子供の時分から大の仲よしで、今まで一度だって喧嘩をしたこともなく口論したことさえありませんでした。 しかし奇妙なことには、重吉は目から鼻へ抜けるほどの利口者でしたが、六兵衛は反対に何をやらせても、のろまで馬鹿でした。 ....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 神様の布団出版社: ConTenDo概要: 一 むかし、鳥取のある町に、新しく小さな一軒の宿屋が出来ました。 この宿屋の主人は、貧乏だったので、いろいろの道具類は、みんな古道具屋から買い入れたのでしたが、きれい好きな主人は、何でもきちんと片づけ、ぴかぴかと磨いて、小ぎれいにさっぱりとしておきました。 この宿屋を開......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 鬼退治出版社: ConTenDo概要: 一 頭は少々馬鹿でも、腕っぷしさえ強ければ人の頭に立っていばっていられるような昔の時代であった。 常陸の八溝山という高い山の麓の村に勘太郎という男がいた。 今年十八歳であったが、頭が非常によくって、寺子屋で教わる読み書きそろばんはいつも一番であった。 何を考えても何をしても人よ....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 旱天実景出版社: ConTenDo概要: 一 桑畑の中に、大きな葉をだらりと力なく垂れた桐の木に、油蝉がギリ/\啼きしきる午後、學校がへりの子供が、ほこりをけむりのやうに立てゝ來る――。 先に立つた子が、飛行機の烟幕だといひながら熱灰が積つたやうなほこりの中を、はだしの足で引つ掻きながら走る... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 壇ノ浦の鬼火出版社: ConTenDo概要: 一 天下の勢力を一門にあつめて、いばっていた平家も、とうとう源氏のためにほろぼされて、安徳天皇を奉じて、壇ノ浦のもくずときえてからというもの、この壇ノ浦いったいには、いろいろのふしぎなことがおこり、奇怪なものが、あらわれるようになりました。 海岸に、はいまわ... (...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: あたまでっかち出版社: ConTenDo概要: 一 霞ガ浦といえば、みなさんはごぞんじでしょうね。 茨城県の南の方にある、周囲百四十四キロほどの湖で、日本第二の広さをもったものであります。 日本第一の近江のびわ湖は、そのぐるりがほとんど山ですが、霞ガ浦は関東平野のまんなかにあるので、山らしい山は、七、八里はなれた北の......商品価格: ¥0(税込)