労働者の居ない船
概要:
こう云う船だった。
北海道から、横浜へ向って航行する時は、金華山の燈台は、どうしたって右舷に見なければならない。
第三金時丸――強そうな名前だ――は、三十分前に、金華山の燈台を右に見て通った。
海は中どころだった。
凪いでると云うんでもないし、暴化てる訳でもなかった。
...
(本文冒頭より抜粋)
- ジャンル:
- 文芸 > 小説(国内) 無料文庫 > 無料文庫
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- 2015/12/16
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- 1.39MB
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