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そして

立ち読み

そして

著者:
谷川俊太郎 下田昌克
出版社:
銀の鈴社

銀の鈴社の30周年記念として、谷川俊太郎詩集『そして』(ジュニアポエムNo.256)を4月21日に刊行します。

『地球へのピクニック』(ジュニアポエムNo.14)以降の詩集から、ジュニアポエム用に自選してくださった一冊。
平易な言葉で表現された作品には、人生の経験値によってそれぞれが感じられる、深遠な世界が広がります。

そこには、ジュニアポエムの「子どもにもわかる言葉で綴られた真実の世界」が提示されています。

この詩集に絵を描いてくださったのは、谷川さんご指名の下田昌克さん。
下田さんがまた流石です。

「この詩集のテーマは?」
と聞かれ、
「『地球へのピクニック』以降の作品からの自選詩集です」
とお答えしたら、
「う~ん」
とつぶやきながら、ゲラ刷りにペンを走らせて、
「こんな風に、一本の線で全部をつなげたらどう?」
と。

「なんか、自分の首を絞めちゃった気がするなぁ」
下田さんは小首をかしげながら、にっこり微笑んでくださいました。

全作品に絵のついたこの詩集、表紙は黒の箔押しです。

谷川さん曰く「下田さんの一筆書きみたいな絵、即興的な軽みがあっていいですね」。

シンプルだけど、グッとくる、年齢を問わず、大切にしていただきたい詩集です。
西野真由美

概要:

[本書まえがきより 抜粋]
詩が読みたくなるとき、詩が書きたくなるとき、私たちは日々の生活で感じている苦しいこと、悲しいことを心の中にためこんでおかないで、言葉で解放しよう、言葉で美しいもの、楽しいものに変換しようとしているのではないでしょうか。
1980年にジュニアポエム双書の一冊として、選詩集『地球へのピクニック』が刊行されてから、ずいぶん時が経ちました。その後出版された私の詩集から、一冊に一篇ずつ選んでこの『そして』ができました。
詩集は小説などとは違って、始めからページを追って読むよりも、一篇一篇を気が向くままに読むほうが楽しいと思います。
初めて読んでひと目ぼれする詩もあるし、何度も読み返しているうちに、じわじわ心にしみてくる詩もあるでしょう。地球上の生物が多様なように、詩も多様です。たとえひとつでも好きな詩に出会えたら、それはもしかするとあなたの運命を変えることにつながるかもしれません。
 
 
谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)
1931年東京生まれ、都立豊多摩高校定時制卒。17歳ころから友人の北川幸比古の影響で詩を書き始める。1952年最初の詩集『二十億光年の孤独』出版、以後詩だけではなく、歌の作詞、ラジオ・テレビ・映画・演劇の脚本、エッセー、絵本のテキスト創作や翻訳など、いわゆる物書きとしての仕事を続けるかたわら、谷川賢作、DiVa、小室等など他のアーティストと、自作朗読や対談などライブでコラボレーションすることも多い。
 
 
下田昌克(しもだまさかつ)
1967年兵庫県生まれ。1994年から1996年まで世界を旅行。現地で出会った人々のポートレイトを描く。この旅の絵と日記をまとめた「PRIVATE WORLD」(山と渓谷社)をはじめ、「ヒマラヤの下インドの上」(河出書房新社)など著書多数。近著に谷川俊太郎さんとの絵本「あーん」(クレヨンハウス)と「ぶたラッパ」(そうえんしゃ)がある。最新刊は、自ら布を縫って制作した恐竜に、谷川俊太郎さんが詩を書き、藤代冥砂さんが写真を撮った『恐竜人間』(PARCO出版)。


目次:

・そっとのうた 
・すきとおる
・きもちのふかみに—a song-
・はくしゃくふじん
・よげん
・天使、まだ手探りしている Engel,tastend 1939
・なつのゆきだるま
・黄金の魚 Der Goldfish 1925
・がっこう
・ミライノコドモ
・そして
・未来へ
・泣いているきみ 少年9
・ゆれる
・捨てたい
・自販機
・ダイアモンドは雨のしずく
・機械ヨ
・成人の日に
・そのかみのかぜ
・夜のラジオ
・このカヴァティーナを
・旅 6 Oabu
・地球の客
・その日 August6
・空
・五月のうた
・放課後
・いまここにいないあなたへ

ジャンル:
文芸 > 詩・詩集 児童・絵本 > よみもの
販売開始:
2016/04/21
ページ数
72ページ
ファイルサイズ:
10.67MB
CODE:
J0010148BK0049964001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
  購入 レンタル
商品価格(税込) ¥550 -
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ダウンロード回数 制限なし -
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原則、返金不可
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コンテンツ紹介:


谷川俊太郎 自選詩集

多忙な毎日、疎遠な人間関係、忘れかけた人とのつながり、
改めて自分の人生や人とのつながりの大切さを思い出させてくれる、
確かな実力と深い思想から紡ぎだされた詩編の傑作!

著者の谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)氏は詩集「二十億光年の孤独」などを出版後、
エッセー、絵本のテキストほか、多数の執筆活動のほか、アーティストのコラボレーションなどで活躍。

イラストを担当するのは、「ヒマラヤの下インドの上」などの著書を担当した下田昌克(しもだまさかつ)氏。
谷川氏の詩のイメージを膨らませる抽象的なイラストが魅力的だ。

本書に収められた詩は、著者の文才を余すことなく発揮されており、
全てカタカナでまとめられた詩、人の生命と死に関する哲学など、
我々が日常でまず出会うことがないであろう、忘れてしまいそうな概念を
改めて気づかせてくれる素晴らしい作品ばかりである。

生きる喜び、人生の悲しみ、我々が少年時代に思い描いていた夢、
そんな時間の流れが早い現代社会で埋没してしまいそうな大切なことを、
改めて気づかせてくれる素晴らしい完成された詩編である。

ランダムに一篇を眺めてみれば、その時のいろいろなもやもやがスーッと引いていきます。
いつもポケットには詩集を!
スマホにも必携の書。

そして
販売(無期限): ¥ 550(税込)