人を大切に 「ビジネスと人権」ガイドブック
- 著者:
- 一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
- 出版社:
- 学術研究出版
概要:
ヒューライツ大阪では、国連で「ビジネスと人権に関する指導原則」が承認された翌年の2012年1月に『人を大切に―人権から考えるCSRガイドブック』初版を発刊し、企業で働く従業員一人ひとりが人権をどう受け止め、どう働くのか、基本的な視点を提供してきました。第4版となるこの『人を大切にー「ビジネスと人権」ガイドブック』は、大きく変化した世界と日本の状況を踏まえて、2016年の第三版から全面的に改訂したものです。このガイドブックでは、企業のバリューチェーン全体を見据えながら、「ビジネスと人権」の視点から4つの章で構成しています。
第1章(働く人の人権)では、働くことを人の尊厳、人権の問題として捉え、ILO中核的労働基準を基本的な枠組みとしながら、ハラスメントの問題も加えて、身近な職場からグローバルに至るまでの労働の課題を取り上げています。
第2章(消費者の人権)では、人が生きるための人権の問題として消費を捉え、気候変動、格差拡大、デジタル化等の時代の大きな変化を踏まえながら、その中での消費者の権利と責任をめぐる課題を考える内容になっています。
第3章(グローバル経済のなかで暮らす地域住民と人権)では、グローバル化する世界の中で、社会的差別や紛争などを含めてさまざまな状況にある国内外の地域社会と、調達、投融資や製品・サービス使用など企業の事業活動との関わり合いを具体的に取り上げています。
第4章(人が大切にされる社会のために)では、第1章から第3章まででみてきた人権をめぐる現実の中で、「ビジネスと人権に関する指導原則」が求める人権方針や人権デュー・ディリジェンスなどの課題に企業がどう取り組むかについて、また「人権」についても総括的に考える内容になっています。
各章末尾には、全30項目の用語解説「ことば」と、日々の仕事や生活に関連付けて問いかける「考えてみましょう」も加えています。
著者紹介:
一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)
1994年に大阪で財団法人として設立され、世界のどこでもまもられるべき人権、一人の例外もないすべての人のための人権を、多くの人々に理解され受け入れられるよう伝えていくために、国際人権基準の普及促進を念頭におきながら、インターネットでの情報発信、ニュースレターの発行、セミナーの開催等、さまざまな事業を展開しています。人権理事会や人権条約機関に参加して意見表明ができる国連特殊協議資格も2009年に取得しています。
- ジャンル:
- ビジネス > ビジネス教養
- 販売開始:
- 2022/11/10
- ページ数
- 30ページ
- ファイルサイズ:
- 90.38MB
- CODE:
- J0010380BK0132463001
- 対応デバイス:
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