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臨床の力と総合の力

立ち読み

臨床の力と総合の力

著者:
田中和豊 小泉俊三
出版社:
シービーアール

概要:

医師の真価はまず臨床力と総合力のスキルである。そういわれる時代がやってきた。なにが求められ、どうしたらそれが身につくのかを研修医教育に取り組む著者が、具体例を示してわかりやすく読者の疑問に答える、待望の実践的なジェネラリスト診療の入門書。
 共著者に総合診療のリーダーを迎えた理想のカップリングで、理論的にも深い内容になっている。
 ジェネラリストに求められる診療とはいったいどのようなものであろうか?何の疾患かわからない軽症から重症の患者を診るにはどうすればよいのだろうか?ジェネラリストを目指す医師が困っていることに、ひとつひとつ丁寧に答えながら、著者は本書で独自のビジョンを提示する。今白熱する総合医論議に一石を投ずる書。


目次:

第1部 ジェネラリストの診療方法
 1. ジェネラリストの診療方法とは?
 2. 問題解決型診療-臨床推論の正攻法
 3. 問題解決型診療-暫定的診断法(仮説 設定過程)
 4. 問題解決型診断-確定診断法(仮説 検証過程)
 5. 問題解決型診療-治療法、評価およびマネジメント
 6. Evidence-based Medicine(EBM)
 7. 総合的診療-鳥の眼
 8. 人間的診療-画竜点睛 診療に心を入れる
 9. 体系的臨床医学教育プログラム
 10. ジェネラリストの大原則と専門性

第2部 なぜジェネラリスト診療ができないか-失敗例から学ぶ
 1. 患者の話を聞けない
 2. 問診も診察もできない
 3. 診察が長すぎる
 4. 病歴聴取のフォーカスがずれる
 5. 問診と身体診察で診断を断定してしまう
 6. 形式に沿った診察しかできない
 7. 採血ができない
 8. 軽症でも専門医を呼ぶ
 9. なんでもコンサルテーションする
 10. よく理解しないで鵜呑みにして行動する
 11. コンサルテーションのタイミングを間違う
 12. 患者が急変するとパニックになる
 13. 人に助けを求めない

第3部 ジェネラリスト十景
 1. 背景:ジェネラリストが求められる時代がやってきた
 2. プロローグ:ジェネラリストの医師像-ジェネラリストとはどのような医師を指すのか?
 3. 十景:ジェネラリスト活躍の「場」

地域医療の現場で
 1. 家庭医の診療1:僻地・離島の診療所で働く医師
 2. 家庭医の診療2:田園型コミュニティの診療所で働く医師
 3. 家庭医の診療3:都会の診療所で働く医師
 4. 家庭医に求められる役割 その1:地域連携・在宅医療・緩和ケア
 5. 家庭医に求められる役割 その2:地域密着型急性期病院勤務医
病院医療の質的向上を目指して
 6. 病院総合医の役割 その1:診療(総合外来と総合病棟)
 7. 病院総合医の役割 その2:教育-研修医と学生(卒前・卒後)
 8. 病院総合医の役割 その3:研究(EBM/診療GLと臨床研究)
 9. 病院総合医の役割 その4:マネジメント(安全管理/地域医療連携)
臨床医の枠を超えて
 10. 医療システム(制度)への関心:公衆衛生/国際保健/医療行政

ジャンル:
医学 > 臨床医学一般 医学 > 総合診療/プライマリ・ケア
販売開始:
2018/03/27
ファイルサイズ:
9.23MB
CODE:
J0010424BK0072392001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
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臨床の力と総合の力
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