知覚に根ざしたリハビリテーション―実践と理論
概要:
知覚というキーワードで「生態心理学」と「認知科学・神経心理学」という近接領域の考え方を学べる一冊。両者の考え方に基づく豊富な臨床実践とその理論的な解説を通じて、新たな視点を手に入れることができます。
知覚に根ざしたリハビリテーションには柔軟な運動調整能力の再獲得が不可欠。
いかにして体幹の柔軟性を引き出すか、実践的なアイディアや創意工夫が満載!
こんな疑問におススメ!
★歩行中に足元に視線が向きがちな患者に効果的なアプローチとは?
★強い恐怖感から身体を固めてしまう患者にどう対処するか?
★摂食・嚥下のリハに舌の触覚やにおいを生かすには?
★オムツ着用時、座面はどのように知覚されているのか? 座位姿勢の安定に与える影響は?
★手すりの存在がリハの妨げになっていないか?
目次:
概説
Chapter 1 知覚に根ざした運動制御・学習の考え方
実践編1 生態心理学的アプローチ
Chapter 2 知覚を重視したADL の支援
Chapter 3 道具や環境の違いにおける身体反応の変化―生活動作に対する介入を中心に―
Chapter 4 摂食・嚥下機能への外・内環境からのアプローチ
Chapter 5 高齢者に対する生態心理学概念を用いた取り組み
Chapter 6 中枢神経疾患に対する身体と環境の知覚に視点をおいたアプローチ
Chapter 7 運動器疾患に対する生態心理学的アプローチ―クラインフォーゲルバッハの運動学を踏まえて―
Chapter 8 生態学的π値の測定からみたリハビリテーション
実践編2 認知科学的・神経心理学的アプローチ
Chapter 9 多感覚相互作用と立位姿勢制御
Chapter 10 認知科学的視点からみた手の行為の学習
Chapter 11 高次脳機能障害と身体表象
Chapter 12 統合失調症,自閉症スペクトラム障害における身体イメージの障害と介入
理論編
Chapter 13 生態心理学的アプローチの基礎
Chapter 14 認知科学的アプローチの基礎
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