PT・OT 学生のためのクリニカル・クラークシップ臨床実習ガイド[実習での経験の仕方・学び方]
概要:
医師および医療関連職種教育は、講義だけでは不十分で、臨地の対象者の協力のもと、優秀な臨床教育者の指導による実習が必須である。
約20年ぶりの理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則および指導ガイドラインの改正により、総単位数の見直し、臨床実習の在り方、専任教員の要件の変更などがなされ、2020年度の入学生より適用となった。
本書では、診療参加型臨床実習の説明や実習で学ぶべき内容やその学び方、実習前の準備から始まる実習への参加の方法、記録の意味とその方法などをわかりやすく解説。学生および臨床教育者が楽しく実習を進められるガイドブックであり、臨床実習のバイブルとなる書である。
また、MTDLPをわかりやすく解説し、「診療参加型+MTDLP=作業療法参加型臨床実習」という考え方により、「作業療法士の思考過程が明確になる」ことや「対象者のニーズを把握し、アセスメントからプラン立案まで行うことにつながる」ことに言及している点は、他書にみられない最大の特徴である。
MTDLPによる作業療法参加型臨床実習にも対応!
目次:
Chapter 1 臨床実習での学び方・参加の仕方を知ることが大切!
Chapter 2 臨床実習では何を経験すればよいか
1 臨床実習で全部できる必要はない
2 見学実習・評価実習・総合臨床実習の違いと到達目標
3 臨床実習で評価される項目:基本的態度,臨床技能,臨床思考過程
etc.
Chapter 3 診療参加型実習とは -今までの実習との違い
Chapter 4 CCS臨床実習での段階的な学び方
1 見学(観察)の仕方,解説(説明)の聞き方
2 模倣(前期):手取り教わりながら実際のイメージを持つ
3 模倣(後期):上達するためにポイントを押さえながら実施する
etc.
Chapter 5 実習の参加の仕方
1 実習前の準備
2 OSCE(客観的臨床能力試験)への取り組み方
3 実習で学生に何が求められるのか
etc.
Chapter 6 対象者への理解を深める記録の書き方
1 対象者への理解を深める記録の書き方
2 メモの取り方と実習記録の書き方
3 CCSチェックリストのつけ方と活用の仕方
etc.
Chapter 7 自分を成長させる「考える実習」にしよう
1 臨床がわかる知識の学び方(臨床知識)
2 評価技術・治療技術の学び方(技能)
3 コミュニケーションや態度の学び方(態度・姿勢)
etc.
Chapter 8 さまざまな領域での実習へのワンポイントアドバイス
1 急性期・回復期・療養期・地域実習・精神科領域
2 作業療法参加型臨床実習(生活行為向上マネジメントを活用した実習)の進め方
3 臨床実習での多職種連携協働の学び方
Chapter 9 臨床実習後も臨床家として成長するために
1 臨床実習の振り返りの仕方
2 卒業後も成長し続けるために必要なこと
3 学生の主体的参加によって実習施設もよくなる
あとがき
- ジャンル:
- リハビリテーション > 介護
- 販売開始:
- 2021/01/29
- ファイルサイズ:
- 9.95MB
- CODE:
- J0010424BK0108424001
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