にぎやかなユーラシアⅠ　～東西交流を支えた人々～

概要：

第1章
ヨーロッパとアジアの境はどこにあるか
I.「ユーラシア」=「ヨーロッパ」プラス「アジア」
II.「ヨーロッパ」VS「アジア」
III.アジアとヨーロッパの境界はどこにある?
IV.アジア-ヨーロッパの境界はライン川? 国後島?

第2章
五千年前の坩堝(るつぼ)
I.タリム盆地に眠る白人のミイラ
II.原郷(げんきょう)からの出発
III.タクラマカン砂漠の白人はどこから来たのか
IV.タクラマカン砂漠で出会った遊牧民と農耕民
V.タクラマカン砂漠のミイラは本当にヨーロッパ人だといえるのか?
VI.「タクラマカン砂漠の白人」が意味するもの
VII.坩堝(るつぼ)

第3章
偶然の出会いから意図的な出会いへ
コラム: いくつかのシルクロード
I.セリカとよばれた中国
II.大秦とよばれたローマ帝国
III.ユーラシアの振り子
IV.パルティアとの軍事同盟をめざした班超
V.中国との同盟を模索したビザンツ皇帝
VI.うまくいかなかったモンゴル-ヨーロッパ同盟
VII.モンゴル-ヨーロッパ同盟の問題点
VIII.宣教師は聖書をたずさえて
IX.商人はマニュアルをたずさえて
X.パックス・タタリカ
XI.「反応」するだけのヨーロッパ

第4章
個人の活動から国家プロジェクトへ
I. スタートラインはアフリカ西岸
II. アフリカ西岸からの金の採掘
III. ヨーロッパがアジアを侵略した8つの理由
IV. ポルトガル人のアジア進出
V. 要塞建設
VI. 東洋の報告書
VII. アジア侵略が成功した理由
VIII. ポルトガル支配の弱体化

第5章
グローバルな富の再分配
I. 世界を分ける条約
II. スペインの銀山開発とピース・オブ・エイト
III. 「黄金欲」の原因に中国の「交鈔」あり
IV. 世界経済を動かす中国
V. 影響しあうアジアとヨーロッパ