姫川の流るる村で
概要:
「裸足になりません? とっても冷たくて、いい気持ちよ」。姫川の河原で石拾いをしていた白いワンピースのあの人は、悪戯っぽい笑顔を浮かべた。これが幼子を連れた美しい人妻に惹かれた、私の切ない恋の始まりであった──大学院生で文学志望の私は、夏休みには小説の執筆等で白馬村の宿に滞在していた。宿で美しい人妻と出会って、年に一度この宿で再会する約束を交わす。恋情の募った3年目の夏、私が訪れる直前にあの人は何故か宿から消えて……。「学生村」が盛んだった昭和40年代、清流の流れる風光明媚な村を舞台に、互いに己を律しながら展開する香り高い愛の物語。
著者紹介:
関 正美(せき まさみ)
昭和16(1941)年生まれ。茨城県下妻市出身。茨城県立古河第一高校卒。東京教育大学文学部漢文科昭和40年卒。同国文科42年卒。元都立高校教師(昭和42年~平成18年)足立。大泉・千歳丘。鷺宮・駒場。国際高校歴任
東京野歩路会員、山スキーランドネ元会員、歩道短歌会員
『百名山紀行』(弘報印刷センター)出版。
- ジャンル:
- 文芸 > 小説(国内)
- 販売開始:
- 2023/07/26
- ページ数
- 206ページ
- ファイルサイズ:
- 4.02MB
- CODE:
- J0010380BK0141499001
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姫川の流るる村で
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