心不全　その理解へと続く道　虚血性心疾患編

概要：

総論編に続く各論編第一弾は「虚血性心疾患」です。心筋梗塞、労作性狭心症、不安定狭心症、冠攣縮性狭心症、微小血管狭心症を病態メカニズムに重点を置いて解説しています。医療従事者はもとより、自身や家族が虚血性心疾患を患っている一般の方にも理解できるように、やさしい例え話を多用してわかりやすく解説しています。
本書の正しい使用方法ですが、総論編と同じくまず巻末のアニメーションを視聴することをお勧めします。本書の内容の大部分がアニメーション化されています。（総視聴時間：1時間44分）
各論編ということでかなり専門的で高度な内容になっていますが、本書にも解説動画が付いているので心配はご無用です。「動画を観るだけで専門医並みの知識が労せずして得られる」という夢のようなテーマのもとに作られています。さらに動画はただ動くのではなく、「美しく動く」をコンセプトに最後まで飽きずに観て頂けるように作られています。また、本書ではナレーションを一新して、より没入して観て頂けるるようになっています。ぜひ、本書の動画の圧倒的な威力をお試し下さい。
本の方もオールカラーの美麗なグラフィックによる解説で、動画の内容を補足して理解したり、絵の楽しさを通じて虚血性心疾患の理解が永く視覚的記憶に残るような構成となっています。
そして全編に通奏低音のように流れる不思議な物語の続きもどうぞお楽しみください。

著者紹介：
本多 加津雄（ほんだ かづお）
医師、循環器専門医