幣原喜重郎発案説の虚妄 『憲法九条論争』批判
概要:
憲法九条の発案者が幣原喜重郎だとする見解が近年力を増しているが、その代表的論者である笠原十九司氏の『憲法九条論争――幣原喜重郎発案の証明』と、それが依拠する平野文書の信憑性を徹底的に検証する。歴史は、「こうあってほしい」といった願望や、「著名な学者が述べているから」といった権威によって決せられるものではなく、あくまで事実と史料によって決せられなければならない。本書を読めば、平野文書の史料的価値がゼロであること、それに依拠した幣原発案説が虚妄であることが誰の目にも明らかとなるであろう。
著者紹介:
稲田 恭明(いなだ やすあき)
兵庫県生まれ。東京都在住。東京大学経済学部、法学部卒業。憲法や戦後史の周辺で雑文を書いています。主な論文に「9条論の現在――2018年夏、憲法をめぐる風景」(『オルタ広場』第4号)、「護憲派へのオマージュ――戦後民主主義の光と影」(『社会理論研究』第23号)、「歴史修正主義の30年――河野談話から安倍談話へ」(完全護憲の会編『安倍政権の総括』)など。訳書(施光恒氏との共訳)にウィル・キムリッカ『多文化主義のゆくえ――国際化をめぐる苦闘』(法政大学出版局)など。
- ジャンル:
- 法律 > 憲法
- 販売開始:
- 2024/05/17
- ページ数
- 82ページ
- ファイルサイズ:
- 8.09MB
- CODE:
- J0010380BK0153871001
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