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満州における初等科手工教育の定着にみる近代化の姿

立ち読み

満州における初等科手工教育の定着にみる近代化の姿

著者:
齊藤暁子
出版社:
学術研究出版

概要:

前半では主に, 1906年から満鉄沿線付属地で進められた手工教育の変遷を追い, 特に南満州教育会機関誌『南満教育』と満州教育研究所月刊誌『満鉄教育たより』を中心に掲載された, 手工教育にまつわる記事の収集分析から, 手工科の導入, 再教育による教員養成, 手工研究会の開催記録について考察した。その中で, 1929年から1935年教育研究所に赴任した鈴木定次が, 初等教員養成・教員再教育において, 手工科を推し進める中心的教員の一人として, どのように活動し, 手工科の普及をなしたのか。その原動力となった手工教育観の変遷を含めて, 実態を明らかにした。
後半では, 1906年から満鉄沿線付属地で進められた手工教育の変遷の中で, 「手工」が公学校の「作業科」という教科の中に位置付き実施されていく過程を, 1934年創刊の満州教育研究所月刊誌『満鉄教育たより』を中心に, 掲載された手工教育にまつわる記事の収集分析から考察した。 
関東州庁の下, 1932年から1937年満州国新学制制定までの5年間の間で, 「作業科」の中に「手工」が位置付き, その細目内容や実施方法についても, 特徴ある変遷がみられた。満州国新学制に必修教科として採用される「作業科」が, 「満鉄教育研究会」を中心に関東州と満鉄沿線付属地における公学校で実験研究・検討されることにより, 地域に適応させて導入されていった実態において明らかにした。

著者紹介:
齊藤 暁子(さいとう ときこ)
・1968(昭和43)年岐阜県生まれ
・岐阜県公立学校教諭(図工・美術専科)
・岐阜大学教育学部卒業
・鳴門教育大学大学院修了 教育学修士 修第2838号
・名古屋大学教育発達科学研究科博士後期課程満期修了
<主な著書・論文>
・齊藤暁子「農村更生とともに発展した木工による工作教育の歴史的検討」(7頁)
監修:宮脇理、 編著:佐藤昌彦 山木朝彦 伊藤文彦 直江俊雄、『アートエデュケーション思考』、学術研究出版ブックウェイ、2016
・齊藤暁子「昭和初期手工教育の実際ー加茂農林学校における木工による手工教育を探るー」
名古屋大学大学院教育発達科学研究科技術・職業教育研究室報「技術・職業教育学研究室 研究報告 技術教育学の探究第9号」2012
・齊藤暁子 富岡卓博(元岐阜大学)共著、「昭和初期岐阜県に於ける木工による手工教育の実際(Ⅰ)(Ⅱ)」
岐阜大学教育学部研究報告=人文科学=第59巻1号・2号、2010

ジャンル:
人文・思想 > 歴史 教育 > 教育一般
商品情報
販売開始:
2025/02/27
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