バスに乗って9キロへ
概要:
カムチャツカ半島、ペトロパブロフスク・カムチャツキー。世界で最も早く一日が始まる街で、多彩な個性が交錯する。虚無感と飢餓感が漂う世界観。出口のない日常を淡々と綴る語り口。その独特な温度感に、読み進むほどにとらわれて離れがたくなってしまう。読後、心に深く刻まれる不思議な余韻が残る、青春ストーリー。
「極東、極北、極寒の街の大学で教鞭を取るアジア系外国人。おそらくこれまでの日本文学にほとんど存在しなかった舞台設定と主人公。「ロシアに住んでも良いことはない」「ここはロシアだから全部うまく行くよ」。驚くほど自由に絡んでくる街の人々と主人公が、ひたすら酒を飲むだけのエピソードを読まされているはずなのに、季節の移り変わりがやがて訪れる別れの時を想起させ、安ワインを買い足す行為ですらいつしか切ない痛みを伴い胸に迫る。そこには大掛かりなスペクタクルやミステリーはない。だからこそ、この小説は正真正銘の純文学であり、短い永遠を大切に封じ込めた青春物語の快作なのだ。」
—福島拓哉(映画監督)。
著者紹介:
関口 純(せきぐち じゅん)
1978年生まれ、埼玉県出身。青山学院大学国際政治経済学研究科卒業。ロシアの国立大学など、国内外の教育機関で勤務。現在は東京を拠点に活動中。本作は『ダンケレコード店』(2024年 風詠社)に続く2作目となる。
バスに乗って9キロへ
販売(無期限): ¥ 1,320(税込) / ギフト購入: ¥1,320 (税込)
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