第14回「中小企業のIT経営研究会　浜名湖フォーラム」報告資料集

著者：: クラウドサービス推進機構
出版社：: クラウドサービス推進機構

概要：

「中小企業のIT経営研究会　浜名湖フォーラム」は、2泊3日という合宿スタイルで、参加者が各自の研究調査に関する発表と、それに対する質疑応答、討議という形式で、浜名湖岸にある日本商工会議所のカリアック保養所にて2011年より開始されました。ダボス会議にならってカリアック会議とも呼んでいました。その後、保養所の閉鎖に伴い、会場を駅前に変更して開催し続けて今回が14回を数えるに至りました。「継続は力なり」、多くの方のご尽力、意義深いご発表によって、多大な成果を生み出せたと思います。1昨年、昨年と新型コロナウィルス感染防止のためwebのみでしたが、本年はリアルとwebでの開催といたしました。
今回は、9月6日（金）から8日（日）に開催され、3日間、「中小企業の経営」あるいは「IT経営」に関する22組の発表、および聴講参加者を含めて50名もの参加を得て熱心な議論が展開されました。集中してこれだけ中身の濃い、かつフラットな関係で議論できる機会は、決して多くなく、価値ある場となりました。ここでの熱い議論の一端をこの報告集から感じていただければ幸いです。

はじめに
開催概要
１．高島利尚（TMI／経営情報学会・中小企業のIT経営研究部会）
　「小規模企業のDX促進に向けての仕組みづくり」
２．柏原剛（（株）柏原）
　「デジタルが変える明日の自分」
３．向正道（開志専門職大学・日鉄ソリューションズ）、栗山敏（ビジネス・ブレークスルー大学大学院）、栃川昌文（（株）ビジネス・アイ）
　「非IT中小企業におけるITを用いた組織変革の成功要因の研究―デジタル化成功企業8社の事例研究を通じて」
４．隈正雄（筑波技術大学名誉教授）
　「経営者の本音に基づいたＤＸ推進」
５．松島桂樹（クラウドサービス推進機構）
　「中小企業のDX最前線、その課題と支援戦略」
６．明神知（北海道情報大学）
　「中小企業における生成AI活用」
７．加藤敦（同志社女子大学特任教授）
　「2023年 OpenAI社の内部抗争：若手理事が職を賭け訴えたものは何か」
８．近藤信一（岩手県立大学）
　「中小企業のDX推進を効果的にするための伴走支援する中間支援機関（商工指導団体・産業支援機関など）のリスキリング」実態調査報告と今後の研究活動」
９．佐々木康浩（信州大学／三菱総合研究所）
　「地域活性化人材の育成に向けて」
１０．中村龍太（コラボワークス/サイボウズ/日本大学）
　「エフェクチュエーションという考え方を学ぼう〜熟達した起業家が行う思考モデル〜」
１１．竹政昭利（（株）オージス総研）
　「日本的イノベーションの考察その２」
１２．宗平順己（武庫川女子大学）
　「製造業におけるAI活用の変化」
１３．田中克昌（文教大学経営学部経営学科）
　「林業における協同組合を活かした持続可能なDXの実現」
１４．歌代豊（明治大学）
　「ダイバーシティとイノベーションの微妙な関係：組織と人材の関係とあり方を問う」
１５．細見純子（2030年の質価値創造研究会）
　「SDQキューブの考え方と実践のためのツール」
１６．原善一郎（原善一郎技術士事務所）、栗山孝祐（（株）スターシステム）、田中勝弘（（株）中電シーティーアイ）
　「IoTシステム構築時の課題体験記（RaspberryPiで初めて試作機を作る体験）」
１７．加藤智康（（株）パロマ）、萬代みどり（萬代みどり技術士事務所）、若原達朗（SAAJ中部）、石川義治（SAAJ中部）
　「中小製造業におけるIoT活用のためのシステム管理ガイドラインに関する研究」
１８．石井昭紀（（株）イージフ）
　「文書情報マネジメントの海外トレンド、生成AIの受容」
１９．大嶋淳俊（宇都宮大学）
　「DX時代の中堅・中小企業における次世代経営リーダー育成の課題」
２０．大橋知子（(有)ボランチ21）
　「再発見！デジタルの本質」
２１．加藤京子（Ｈ・Ｒサポート代表）
　「嫌われない上司になって、部下と良い関係を築いていきましょう」
２２．田中渉（（株）東京ＩＴ経営センター）
　「どうする中小企業のＤＸ、先が見えない中小企業を助けるのは誰だ？」