金融危機の本質-英米当局者7人の診断
概要:
「金融消費者保護」から「ネットワーク・サイエンス」まで、金融先進国で議論されている金融規制の最先端!
■2010年、英国では新政権が新しい金融監督体制、規制見直しの方針を公表、米国ではドッド・フランク法が成立し、金融規制・監督の枠組みづくりが大きく進展。
■英米の当局者はどのような金融システムの未来を考えているのか、どういう点を特に問題と考え、どこに力点を置いて新しい枠組みを運用していこうとしているのか。
■もっとも影響力のある当局者7人の語る金融システムの近未来像が、ここに明らかに!
金融分野のあり方に関心のある読者の方々にとって、きわめて有益な書物である。
東京大学大学院法学政治学研究科教授 神田秀樹
(「推薦のことば」より)
目次:
第1章 ターナー(イギリス金融サービス機構会長)
―真にラディカルな問題―
1 はじめに
2 基本的な問題意識
3 銀行部門の問題
4 証券化をめぐる問題
5 「経済学者の奴隷」
6 真にラディカルな改革とは
第2章 イエレン(アメリカFRB副議長)
―マクロ・プルーデンスの観点に立った政策の展望―
1 はじめに
2 マジノ線
3 ミンスキー・メルトダウン
4 システミック・リスクの発生源と金融システムに対する監視
5 マクロ・プルーデンスの観点に立った対策
6 マネタリー・ポリシーとの関係
第3章 ホールディン(イングランド銀行金融安定問題担当理事)
―ネットワーク・サイエンスの知見―
1 はじめに
2 ネットワーク・サイエンスの基礎知識
3 金融ネットワークにみられる構造的な特徴
4 複雑なシステムの脆弱性
5 多様性と安定性
6 安定性向上のための対応
第4章 ベアー(アメリカ預金保険公社総裁)
―本気でトゥー・ビッグ・トゥー・フェイルを終わらせる―
1 はじめに
2 金融危機における経験
3 新しい枠組みの必要性
4 新しい枠組み
5 最後に
第5章 ヴィッカース(銀行問題独立委員会委員長)
―古くて新しい問題の検討―
1 はじめに
2 銀行問題独立委員会
3 改革の選択肢
4 このほかの構造改革のアイデアについて
第6章 ウォーレン(大統領補佐官兼「金融消費者保護局担当」財務長官特別顧問)
―金融消費者保護の取組み―
1 危機に瀕するアメリカの中産階級
2 金融消費者保護の必要性
3 ドッド・フランク法における金融消費者保護局
4 金融消費者保護局の始動に向けて
5 最後に
第7章 サンツ(イギリス金融サービス機構CEO)
―金融機関の文化を考える―
1 はじめに
2 「強化された監督」
3 金融機関の文化
4 最後に
- ジャンル:
- 経済 > 金融学 社会・政治 > 国際 社会・政治 > ビジネス
- 販売開始:
- 2013/12/27
- ページ数
- 263ページ
- ファイルサイズ:
- 6.30MB
- CODE:
- J0010280BK0008757001
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