「日付のない日誌」

概要：

「日付のない日誌」は心もとない。時間というものが流れている以上、日時によって規定されているはず。大きな出来事、東日本大震災のようなことが起きてしまうと、震災前と震災後では、心に訴えて来るものは違って見えるはず。世間で日常的に起きていること、家族や仕事のこと、旅での見聞、政治・経済の話、スポーツへの関わり、文芸や芝居など芸術への関心など、人間生活は広がりをもつ。著者がここ４、５年に書き述べたことを選び出してみたらこのようなものになったのだろう。 【たつみブックス】井上元