名勝「識名園」の創設〈下巻〉

概要：

＊紙本からテキスト起こしをおこないました。一部誤字、体裁のくずれなどありますことをご了承ください。 名勝「識名園」の創設〈下巻〉 琉球の人々は、いかなる逆境にあっても新たな希望を見出し、常に逞しく時代を生き抜いてきた。 庭園という、様々な文化のたった一側面にメスを入れたに過ぎないが、それでも中国、朝鮮、日本、東南アジア諸国などの影響を受け、他には見られない独自の琉球庭園文化を開花させていたことに、改めて気付かされることとなった。それら諸外国の文化の錯綜を基盤に、人々の心を支えてきたオリジナリティー豊かな信仰をはじめとする文化が見え隠れする。 ●本書は２０００年にひるぎ社より刊行された作品を、著者たちの協力のもと電子書籍として復刻したものであり、底本を元に加筆・修正している。 ●ひるぎ社『名勝「識名園」の創設〈下巻〉―琉球庭園の歴史―』（２０００年５月30日　初版発行）に基づいて制作されました。 今回の復刻にあたって、たくさんの先生方、故人にあたってはご遺族の方々に多大なご協力をいただきました。代表として、相談役を引き受けて下さった高良倉吉先生に心よりお礼申し上げます。 秋山夏樹