いらっしゃいませ ゲスト様
»TOP > ジャンル別 > 文芸
Twitter  Facebook 

文芸

検索結果14,318件中10,801件から10,845件までを表示
≪前へページ:1.. 238  239  240  241  242  243  244..319次へ≫
  • タイトル: 百花園
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  友の来って誘うものあれば、わたくしは今猶向島の百花園に遊ぶことを辞さない。 是恰も一老夫のたまたま夕刊新聞を手にするや、倦まずして講談筆記の赤穂義士伝の如きものを読むに似ているとでも謂うべきであろう。 老人は眼鏡の力を借りて紙上の講談筆記を読む。 その講談は老人の猶衰えなかった頃徒歩....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 十日の菊
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:        一  庭の山茶花も散りかけた頃である。 震災後家を挙げて阪地に去られた小山内君がぷらとん社の主人を伴い、倶に上京してわたしの家を訪われた。 両君の来意は近年徒に拙を養うにのみ力めているわたしを激励して、小説に筆を執らしめんとするにあったらしい。  わたしは古机の....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 寺じまの記
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  雷門といっても門はない。 門は慶応元年に焼けたなり建てられないのだという。 門のない門の前を、吾妻橋の方へ少し行くと、左側の路端に乗合自動車の駐る知らせの棒が立っている。 浅草郵便局の前で、細い横町への曲角で、人の込合う中でもその最も烈しく込合うところである。  ここに亀戸、押上...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 帝国劇場のオペラ
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  哀愁の詩人ミュッセが小曲の中に、青春の希望元気と共に銷磨し尽した時この憂悶を慰撫するもの音楽と美姫との外はない。 曾てわかき日に一たび聴いたことのある幽婉なる歌曲に重ねて耳を傾ける時ほどうれしいものはない、と云うような意を述べたものがあった。  わたくしが帝国劇場にオペラの演奏......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 梅雨晴
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  森先生の渋江抽斎の伝を読んで、抽斎の一子優善なるものがその友と相謀って父の蔵書を持ち出し、酒色の資となす記事に及んだ時、わたしは自らわが過去を顧みて慚悔の念に堪えなかった。  天保の世に抽斎の子のなした所は、明治の末にわたしの為したところとよく似ていた。 抽斎の子は飛蝶と名乗り......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 巷の声
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  日々門巷を過る物売の声もおのずから時勢の推移を語っている。  下駄の歯入屋は鞭を携えて鼓を打つ。 この響は久しく耳に馴れてしまったので、記憶は早くも模糊として其起源のいつごろであったかを詳にしない。 明治四十一年の秋、わたくしが外国から帰って来た時、歯入屋は既に鞭で鼓を打ちながら....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 桑中喜語
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  なにがしと呼ぶ婦人雑誌の編輯人しばしばわが廬に訪ひ来りて通俗なる小説を書きてたまはれと請ふこと頻なり。 そもそも通俗の語たるやその意解しやすきが如くにしてまた解しがたし。 僕一人の観て以て通俗となすもの世人果して然りとなすや否やいまだ知るべからざるなり。 通俗の意はけだし世....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 西瓜
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: 持てあます西瓜ひとつやひとり者  これはわたくしの駄句である。 郊外に隠棲している友人が或年の夏小包郵便に托して大きな西瓜を一個饋ってくれたことがあった。 その仕末にこまって、わたくしはこれを眺めながら覚えず口ずさんだのである。  わたくしは子供のころ、西瓜や真桑瓜のたぐいを食う....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 十九の秋
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  近年新聞紙の報道するところについて見るに、東亜の風雲はますます急となり、日支同文の邦家も善鄰の誼しみを訂めている遑がなくなったようである。 かつてわたくしが年十九の秋、父母に従って上海に遊んだころのことを思い返すと、恍として隔世の思いがある。  子供の時分、わたくしは父の書斎や......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: たびよりかへれる巡礼のうた
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: たびよりかへれる巡禮のうた 萩原朔太郎 いすらへるよりかへり われはゆきのうへにたちぬ 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1986(昭和62)年12月10日補訂版第1刷発行 入力:kompas... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 夜景
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 夜景 萩原朔太郎 高い家根の上で猫が寢てゐる 猫の尻尾から月が顏を出し 月が青白い眼鏡をかけて見てゐる だが泥棒はそれを知らないから 近所の家根へひよつこりとび出し なにかまつくろの衣裝をきこんで 煙突の窓から忍びこまうとするところ。 底本:「萩原朔太郎... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 竹の根の先を掘るひと
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 病氣はげしくなり いよいよ哀しくなり 三日月空にくもり 病人の患部に竹が生え 肩にも生え 手にも生え 腰からしたにもそれが生え ゆびのさきから根がけぶり 根には纖毛がもえいで 血管の巣は身體いちめんなり ああ巣がしめやかにかすみかけ しぜんに哀しみふかくなり... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル:
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 竹は直角、 人のくびより根が生え、 根がうすくひろごり、 ほのかにけぶる。 ――大正四年元旦―― 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1986(昭和62)年12月10日補訂版第1刷発行 入力:k... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 南の海へ行きます
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: ながい疾患のいたみも消えさり、 淺間の山の雪も消え、 みんなお客さまたちは都におかへり、 酒はせんすゐにふきあげ、 ちらちら緋鯉もおよぎそめしが、 私はひとりぽつちとなり、 なにか知らねど泣きたくなり、 せんちめんたるの夕ぐれとなり、 しくしくとものをおもへば、... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 山頂
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: かなしければぞ、 眺め一時にひらかれ、 あがつまの山なみ青く、 いただきは額に光る。 ああ尾ばな藤ばかますでに色あせ、 手にも料紙はおもたくさげられ、 夏はやおとろへ、 山頂は風に光る。 ――一九一四、八、吾妻ニテ―― 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 岩清水
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: いろ青ざめて谷間をはしり、 夕ぐれかけてただひとり、 岩をよぢのぼれるの手は鋼鐵なり、 ときすべて液體空氣の觸覺に、 山山は茜さし、 遠樹に光る、 わが偏狂の銀の魚、 したたるいたみ、 谷間を走りひたばしる、 わが哀傷の岩清水、 そのうすやみのつめたさに、 ... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 合唱
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: にくしん、 にくしん、 たれか肉身をおとろへしむ、 既にうぐひす落ちてやぶれ、 石やぶれ、 地はするどき白金なるに、 にくしん、 にくしん、 にくしんは蒼天にいぢらしき涙をながす、 ああ、なんぢの肉身。 ――八月作―― 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 疾患光路
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 我れのゆく路、 菊を捧げてあゆむ路、 いつしん供養、 にくしんに血をしたたらすの路、 肉さかな、きやべつの路、 邪淫の路、 電車軌道のみちもせに、 犬、畜生をして純銀たらしむる、 疾患せんちめんたる夕ぐれの路、 ああ、素つぱだかの聖者の路。 ――十月作―― ... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 冬を待つひと
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 冬を待つひと 萩原朔太郎 こほれる利根のみなかみに、 ひねもす銀の針を垂れ、 しづかに水に針を垂れ、 さしぐみきたる冬を待つ。 ああ、その空さへもうすくもり、 かみつけの山に雪くれば、 魚らひそかに針をのみ、 ま芝は霜にいろづけど、 ひとり岸邊に針を垂れ、... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 蛍狩
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 愛妹のえりくびから一疋、 瘋癲病院の窓から一疋、 血えんのつかあなから一疋、 いえすの素足から一疋、 魚の背筋から一疋、 殺人者の心臟から一疋、 おれの磨いた手から一疋、 遠い夜の世界で螢を一疋。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 巡礼紀行
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: きびしく凍りて、 指ちぎれむとすれども、 杖は絶頂にするどく光る、 七重の氷雪、 山路ふかみ、 わがともがらは一列に、 いためる心山峽たどる。 しだいに四方を眺むれば、 遠き地平を超え、 黒き眞冬を超えて叫びしんりつす、 ああ聖地靈感の狼ら、 かなしみ切... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: ぎたる弾くひと
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: ぎたる彈くひと 萩原朔太郎 ぎたる彈く、 ぎたる彈く、 ひとりしおもへば、 たそがれは音なくあゆみ、 石造の都會、 またその上を走る汽車、電車のたぐひ、 それら音なくして過ぎゆくごとし、 わが愛のごときも永遠の歩行をやめず、 ゆくもかへるも、 やさしくな... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 永日和讃
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 永日和讚 萩原朔太郎 ひとのいのりはみなみをむき、 むぎはいつしん、 うをはいつしん、 われはしんじつ、 そらにうかびて、 ゆびとゆびと哀しみつれ、 たましひは ねもごろにほとけをしたふ。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 秘仏
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 祕佛 萩原朔太郎 つゆしものうれひはきえず、 わづかなるつちをふむとて、 あなうらをやぶらせたまふ。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1986(昭和62)年12月10日補訂版第1刷発行 ... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 霊智
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 靈智 萩原朔太郎 ふるへる、 微光のよるに、 いつぱつ、 ぴすとるを撃つ、 遠方に、 金の山脈、 かすかな、 黒曜石の發光。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1986(昭和62)... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 蒼天
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 蒼天 萩原朔太郎 いつしんなれば、 あふむけに屍體ともなる、 つめたく合掌し、 いんよくいちねん、 きりぎりす青らみ、もはら、 雀みそらに殺さる。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 青いゆき
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 青いゆき 萩原朔太郎 青いぞ、 ゆきはまつさを、 もも、さくらぎに花咲かず、 青いこなゆき、 光る山路に泣きくらす。 青いぞ。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1986(昭和62)年......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 磨かれたる金属の手
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 手はえれき、 手はぷらちな、 手はらうまちずむのいたみ、 手は樹心に光り、 魚に光り、 墓石に光り、 手はあきらかに光る、 ゆくところ、 すでに肢體をはなれ、 炎炎灼熱し狂氣し、 指ひらき啓示さるるところの、 手は宙宇にありて光る、 光る金屬の我れの手くび... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 情慾
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 情慾 萩原朔太郎 手に釘うて、 足に釘うて、 十字にはりつけ、 邪淫のいましめ、 齒がみをなして我こたふ。 空もいんいん、 地もいんいん、 肢體に青き血ながれ、 するどくしたたり、 電光したたり、 身肉ちぎれやぶれむとす、 いま裸形を恥ぢず、 十字... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 月蝕皆既
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 月蝕皆既 萩原朔太郎 みなそこに魚の哀傷、 われに涙のいちじるく、 きみはきみとて、 ましろき乳房をぬらさむとする。 この日ごろつかふことなく、 ひさしくわれら靈智にひたる、 すでに長き祈祷ををへ、 いまみれば月も皆既なり、 魚の性はせんちめんたる、 み... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 和讃類纂
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 一詠 ゆきはふる まなつまひるのやまみちに 光るこなゆき さんらんたりや わが道心のたなごころ うすら侘しきたなごころ 二詠 ひじりのみあし つめたきみあし おんかたへやるせなく かけまつるさうぞくの しののめのこゆむらさき いろのあさがほ... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 真如
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 金のみ佛 金の足 一列流涕なしたまふ 光る白日のうなべりに とをのおゆびを血はながれ いたみてほそき瀧ながれ したたるものは血のしづく われの戀魚の血のしづく 光る眞如のうなべりに 金のみ佛 金の足 一列流涕なしたまふ 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 感傷品
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 感傷品 萩原朔太郎 ほつねんなれば 魚にとへ しんじつなれば 耶蘇にとへ 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1986(昭和62)年12月10日補訂版第1刷発行 入力:kompass 校... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル:
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 高原の空に風光り、 秋はやふかみて、 鑛脈のしづくのごとく、 ひねもす銀針の落つるをおぼえ、 ゆびにとげいたみ、 せちにひそかに、 いまわれの瞳の閉づるを欲す。 ここは利根川、 その氾濫のながめいちじるく、 青空に桑の葉光り、 さんらんとして遠き山里に愁を... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 鉱夫の歌
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: めざめよ、 み空の金鑛、 かなしくうたうたひ、 なみだたれ、 われのみ土地を掘らんとす、 土地は黥青、 なやましきしやべるぞ光る。 ああくらき緑をやぶり、 天上よりきたるの光、 いま秋ふかみ、 あふげば、 一脈の金は空にあり。 めざめよ、 み空の......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 純銀の賽
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: みよわが賽は空にあり、 空は透青、 白鳥はこてえぢのまどべに泳ぎ、 卓は一列、 同志の瞳は愛にもゆ。 みよわが賽は空にあり、 賽は純銀、 はあとの「A」は指にはじかれ、 緑卓のうへ、 同志の瞳は愛にもゆ。 みよわが光は空にあり、 空は白金、 ふきあ......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 光る風景
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 青ざめしわれの淫樂われの肉、 感傷の指の銀のするどさよ、 それ、ひるも偏狂の谷に涙をながし、 よるは裸形に螢を點じ、 しきりに哀しみいたみて、 をみなをさいなみきずつくのわれ、 ああ、われの肉われをして、 かくもかくも炎天にいぢらしく泳がしむるの日。 みよ空にまぼ... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 感傷の塔
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 感傷の塔 萩原朔太郎 塔は額にきづかる、 螢をもつて窓をあかるくし、 塔はするどく青らみ空に立つ、 ああ我が塔をきづくの額は血みどろ、 肉やぶれいたみふんすゐすれども、 なやましき感傷の塔は光に向ひて伸長す、 いやさらに伸長し、 その愁も青空にとがりたり。 ... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル:
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: しよんぼり立つた麥畑、 われのせつなさやるせなき、 みぎむきや穗が光る、 ひだりむきや穗が光る、 しんじつわが身をどうせうぞ。 ――滯郷哀語篇―― 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1986(... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 旅上
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 旅上 萩原朔太郎 けぶれる空に麥ながれ、 麥ながれ、 うれひをのせて汽車は行く。 たづきも知らに、 わが喰むむぎの蒼さより、 あはれはるばる、 み空をながれ汽車は行く。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 立秋
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: 洞窟の壁にふんすゐあり、 さかづきをあぐる一聯のひと、 秋ちかければ玻璃ながれ、 空氣は谷間をくだる。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行    1986(昭和62)年12月10日補訂版第1刷発行 入力... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル:
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: ああきみは情慾のにほふ月ぐさ、 われははた憂愁の瀬川の螢、 いきづかふ舟ばたの光をみれば、 ゆふぐれのおめがの瞳にて、 たれかまたあるはをしらむ、 さざなみさやぎ、 くちびるはそらをながるる。 底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房    1977(昭和52... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 若き尼たちの歩む路
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: この列をなす少女らのため、 うるはしき都會の窓ぞひらかるる、 みよいまし遠望の海は鳴りいで、 なめいしを皿はすべりて、 さかづきは歩道にこぼれふんすゐす。 こはよき朝のめざめなり、 をとめらのさんたまりやの祈祷なり、 みな少女、 素足あしなみそろへ行く手に、 ち... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 偏狂
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: あさましき性のおとろへ、 あなうらに薫風ながれ、 額に緑金の蛇住めり、 ああ我のみのものまにや、 夏ふかみ山路をこゆる。 かなしきものまにや、 のぞみうしなひ、 いつさいより靈智うしなひ。 さびしや空はひねもす白金、 はやわが手かたく合掌し、 瞳はめしひ、 ......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル:
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要: みどりをつらぬきはしる蛇、 瀬川ながれをはやみゆき、 ゆめと流れて瀧はおつ、 たうたうたる瀧の水音、 音なみさえ、 主も遠きより視たまへば、 銀の十字をかけまつる、 我しもひとり瀧水の、 若葉に靴を泳がして、 念願せちに涙たる、 念願せちに涙たる。 底本... ...
    商品価格: ¥0(税込)
≪前へページ:1.. 238  239  240  241  242  243  244..319次へ≫

コンテンツフィルタ

"購入可能なコンテンツ"はご利用端末で購入いただけるコンテンツのみを表示します。

設定をリセット

電子書籍サイト[ConTenDo|コンテン堂]はコンテンツの交差点となるプレイスを目指して様々な良いコンテンツを展開します。
電子書籍にとどまらず映像、画像なども取り扱います。話題のEPUBおよびPDF形式を揃えています。

レコードやCDを『ジャケ買い』ってしませんでしたか?
ジャケットがグッドデザインだと買ってしまったりする購買行動のことです。
コンテン堂では、表紙が一番魅力的に見えるようにサイト・デザインされています。
電子書籍も『ジャケ買い』は素敵なコンテンツとの出会い方法としてもオススメです。

電子書籍を探すときはタイトルや著者名がわからないと結構探しにくいものです。コンテン堂は『ワードサーフィン』というまったく新しい本探しメソッドを提案しています。思ってもいなかった『本との出会い』をお楽しみ下さい。