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中原中也

検索結果60件中1件から45件までを表示
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  • タイトル: 学研の日本文学 中原中也 在りし日の歌 芸術論覚え書
    著者: 中原中也
    出版社: 学研
    概要: 明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、中原中也の「在りし日の歌」「芸術論覚え書」。
    商品価格: ¥440(税込)
  • タイトル: 学研の日本文学 中原中也 山羊の歌 未刊詩篇
    著者: 中原中也
    出版社: 学研
    概要: 明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、中原中也の「山羊の歌」「未刊詩篇」。
    商品価格: ¥660(税込)
  • タイトル: 8 萩原朔太郎 中原中也 伊東静雄 立原道造
    出版社: 学研
    概要: 日本の近現代を代表する作家・詩人の名作を網羅した文学全集。第8巻収録作品 萩原朔太郎「月に吠える」「青猫」。中原中也 「山羊の歌」「在りし日の歌」。伊東静雄「わがひとに与ふる哀歌」「夏花」「反響」。立原道造「萱草に寄す」「暁と夕の詩」他。
    商品価格: ¥1,019(税込)
  • タイトル: 海の詩 ――人と海――
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  こころまゝなる人間は、いつでも海が好きなもの!  これは、ボオドレエルの「人と海」といふ詩の、第一行である。 海と聞くたびに、海を見るたびに、この歌を思ひ出すから、以下私は此の詩を辿り乍ら、「海の詩」といふ課題を果さう。 然し何も、此の詩を解説しようといふのではない。 此の詩を辿り....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 玩具の賦 昇平に
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: どうともなれだ 俺には何がどうでも構はない どうせスキだらけぢやないか スキの方を減さうなんてチヤンチヤラ可笑しい 俺はスキの方なぞ減らさうとは思はぬ スキでない所をいつそ放りつぱなしにしてゐる それで何がわるからう 俺にはおもちやが要るんだ おもちやで遊ばな... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 夜汽車の食堂
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  雪の野原の中に、一条のレールがあつて、そのレールのずつと地平線に見えなくなるあたりの空に、大きなお月様がポツカリと出てゐました。 レールの片側には、真ッ黒に火で焦がされた、太い木杭が立ち並んでゐて、レールを慰めてゐるやうなのでありました。  そのレールの上を、今、円筒形の、途方......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 山間秘話
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: Ⅰ 牝狐と牡兎  春であつた。 牡兎の血の環りはよくなつてゐた。 勇ましくはないまでも、しやきしやきしてゐた。 一日兎は森に這入つて行つた、牝狐を訪ねる算段で。 彼が森の径を巡つてゐる時、牝狐は家で囲炉裡にあたつてゐた。 仔狐達は窓の近くで遊んでゐた。 牡兎が森の方からやつて...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 家族
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  朝な朝な、東の空の紫色の雲の中に、一つの家族がありました。  まづお婆さんが目を覚まし、家中のお掃除を始めます。 恰度その時女中は台所で、竈の下を焚き付けてゐます。 お婆さんはお掃除が好きで、大好きで、時偶女中がお掃除をしようものなら直ぐまた自分がやりなほすといふふうでした。 と...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 萩原朔太郎評論集 無からの抗争
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 萩原朔太郎評論集 無からの抗争 中原中也  萩原氏の本はよく売れるさうである。 ところで萩原氏は文学的苦労人である。 氏に会つてゐると何か暖いものが感じられる。 だから氏の本がよく売れることは、私としても喜びである。  氏は実に誠実な人で、いつ迄経つても若々しい。 一見突...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 逝ける辻野君
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  辻野君とは会で五六回、会の流れで二回会つたばかりであるから余り深いつきあひであつたわけではない。 からだの弱さうな人だと思つてゐた。 からだの弱さうな、気の弱さうな人であるけれども、あれで却々野心家だとも思つてゐた。 彼の出した本にどんな本があるかも知らないが、リヴィエールのランボオ....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 新短歌に就いて
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  新短歌に就いて論ずることは、非常に困難なことに思はれる。 すべて芸術上の新様式の発生期に当つてその新様式を是非することは、予想外の困難を伴ふことだし、大概の場合正鵠を射当てることはない。 そんなわけで私は今どんな断定的な態度をもとることは出来ない。 私は此の新生児を抱いて、七転八倒し....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 書信
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  依田氏の「春愁」は好きです。 槙氏の「道」は関西に住む人の幸福がよく感じられます。 「春愁」は傑作でさへあります。 しかし「偶然うまく行つた」といふ感じがするのです。 謂はば詩格がないとでもいふのでせうか。 余剰価値に乏しいとでもいふのでせうか。 (新生三月号をよみて) ...
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  • タイトル: 詩と現代
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  由来芸術と時代との関係は、屡々取扱はれる所ではあるけれどもその問題本来の性質のせゐか、ハツキリとした結論に到達してゐる場合は、極めて稀である。 そこで私は今此の問題を全体的に扱はうとする気持をなるたけ自分から排除したいやうに思ふ。 その方が却て容易に真実に近づくことが出来るやうに思......
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  • タイトル: 詩壇への抱負
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  今までの詩(新体詩)は熱つぽいと思ふ。 それはつまり様々の技法論が盛んで、分析的な気持が強かつたからであると思ふ。 私は今度はじめてさういふ気持を味はつた。 つまり子供の時のやうな気持に帰つた。 つまり水が低きにつく如く、花がひそやかであるが如き気持がなければ、詩は駄目だと思つた。 ...
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  • タイトル: 詩壇への願ひ
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  詩壇は今や、一と通りの準備をすませた。 絵の具も画架も揃ひ、まづまづ龍は描いたが、まだ点睛がないといふのが昨今の状勢である。 従つて各人各様の特質にも拘らず、可なり大同小異の観があることは脱れられない。 扨今後その中の若干なり未知の人なりが点睛を示し始める時、詩壇ははじめて面白くなる....
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  • タイトル: 詩集 浚渫船
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  友人高森文夫の詩集、浚渫船が出た。 僕が高森を知つたのは七八年前のことであるが、彼はその前から詩を書いて、日夏耿之介主宰の游牧記等に発表してゐた。 僕なぞまだ何処にも発表しない頃のことだし、何れ高森の方が早く所謂詩壇に出るのであらうと思つてゐたが、游牧記の後では、石川道雄主宰の半仙......
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  • タイトル: 草野心平詩集『母岩』
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 草野心平詩集『母岩』 中原中也  草野心平君の第三詩集『母岩』が出た。  草野君の感覚は非常に正確なものである。 そして草野君の仕事は何時も感覚第一になされてゐる。 このことは、詩の道として、最も健全なことである。 彼は、学問にも世間常識にも煩はされてはゐない。 自分の感...
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  • タイトル: 感想
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 感想 中原中也  地方の詩のグループも多いことだが、どういふものか、ずつと以前から大連と神戸にだけ面白いものが見られるのだつた。 京都は嘗つて小生自身二年間ゐて、詩人にとつては有難い土地だと思つてゐるので、京都あたりからもつと面白いものが出てもよかりさうなものだと、かねがね... ...
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  • タイトル: 宮沢賢治の詩
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  彼は幸福に書き付けました、とにかく印象の生滅するまゝに自分の命が経験したことのその何の部分をだつてこぼしてはならないとばかり。 それには概念を出来るだけ遠ざけて、なるべく生の印象、新鮮な現識を、それが頭に浮ぶまゝを、――つまり書いてゐる時その時の命の流れをも、むげに退けてはならな... ...
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  • タイトル: 宮沢賢治全集刊行に際して
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 宮沢賢治全集刊行に際して 中原中也  宮沢賢治全集の、第一回配本が出ました。 僕は彼の詩集、「春と修羅」を十年来愛読してゐますが、自分が無名のために、此の地方で印刷された驚くべき詩集を、皆さんにお知らせする術を持ちませんでした。 今年、「宮沢が死んだ」と聞いた時には、大変気の......
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  • タイトル: 宮沢賢治全集
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  宮沢賢治全集第一回配本が出た。 死んだ宮沢は、自分が死ねば全集が出ると、果して予測してゐたであらうか。  私にはこれら彼の作品が、大正十三年頃、つまり「春と修羅」が出た頃に認められなかつたといふことは、むしろ不思議である。 私がこの本を初めて知つたのは大正十四年の暮であつたかその....
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  • タイトル: 作家と孤独
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 作家と孤独 中原中也  インテリは蒼ざめてゐる。 之に反して、月末の支払ひだけ片付くとなれば安心の出来る人達は元気でゐる。 多分世の中は観念を見失つてゐるのである。 衣食住さへ足りればいゝ人達は、不景気にも関らず、昔日よりも元気でこそあれ落胆してゐるとは思はれぬ。 衣食住さへ足...
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  • タイトル: 近時詩壇寸感
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  詩論か何かさういつた風のものを書けと云はれるたびに、書くことはいくらでもあるやうな気持と、書くことは何にもないやうな気持に襲はれます。 さて暫く案じた揚句、大抵はお断りすることとなるのでありますが、今もよつぽどお断りしようかと思つた所でありました。  人によつて色々異ることと思......
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  • タイトル: 菊岡久利著「貧時交」
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  私自身とは、詩に於けるたてまへも大分相違してゐるにも拘らず、私は此の詩集を、気持よく読んだことを告白しなければならない。 先づ第一に、是等の詩を書いた人は豊富である。 従つてセンチメンタリズムに堕することからあぶない所で脱かれてゐる。  此の事は強調すべき必要がある。 何故なら詩...
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  • タイトル: 音楽と世態
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  近頃は音楽界は盛んであるやうだ。 演奏方面は勿論として、作曲家も没々出て来る。 ――つまり音楽界は盛んであるのだ。 そこで音楽は盛んであるか如何。  そこらのお坊つちやんが、――まあ、お坊つちやんだつて、貧乏人だつて、貧乏人だつてお坊つちやんだつてそんなことが此処で問題ではな...
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  • タイトル: 高橋新吉論
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要:  こんなやさしい無辜な心はまたとないのだ。  それに同情のアクチイビティが沢山ある。 これは日本人には珍らしい事だ。  この人は細心だが、然し意識的な人ではない。 意識的な人はかうも論理を愛する傾向を持つてゐるものではない。 高橋新吉は私によれば良心による形而上学者だ。 彼...
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  • タイトル: (七銭でバットを買つて)
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 七銭でバットを買つて、 一銭でマッチを買つて、 ――ウレシイネ、 僕は次の峠を越えるまでに、 バットは一と箱で足りると思つた。 山の中は暗くつて、 顔には蜘蛛の巣が一杯かかつた。 小さな月が出てゐるにはゐたが、 それでも木の繁つた所は暗かつた。 ア、バアバアバア....
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  • タイトル: (辛いこつた辛いこつた!)
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 辛いこつた辛いこつた! なまなか伝説的存在にされて あゝ、この言語玩弄者達の世に、 なまなか伝説的存在にされて、 (パンを奪はれ花は与へられ) あゝ、小児病者の横行の世に! 奴等の頭は言葉でガラガラになり、 奴等の心は根も葉もないのだ。 野望の上に造花は咲いて ... ...
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  • タイトル: コキューの憶ひ出
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: その夜私は、コンテで以て自我像を画いた 風の吹いてるお会式の夜でした 打叩く太鼓の音は風に消え、 私の机の上ばかり、あかあかと明り、 女はどこで、何を話してゐたかは知る由もない 私の肖顔は、コンテに汚れ、 その上に雨でもバラつかうものなら、 まこと傑作な自我像は浮び... ...
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  • タイトル: 坊や
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 山に清水が流れるやうに その陽の照つた山の上の 硬い粘土の小さな溝を 山に清水が流れるやうに 何も解せぬ僕の赤子は 今夜もこんなに寒い真夜中 硬い粘土の小さな溝を 流れる清水のやうに泣く 母親とては眠いので 目が覚めたとて構ひはせぬ 赤子は硬い粘土の溝を 流... ...
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  • タイトル: 星とピエロ
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 何、あれはな、空に吊した銀紙ぢやよ かう、ボール紙を剪つて、それに銀紙を張る、 それを綱か何かで、空に吊し上げる、 するとそれが夜になつて、空の奥であのやうに 光るのぢや、分つたか、さもなけれあ空にあんなものはないのぢや それあ学者共は、地球のほかにも地球があるなぞとい... ...
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  • タイトル: 別離
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 1 さよなら、さよなら!   いろいろお世話になりました   いろいろお世話になりましたねえ   いろいろお世話になりました さよなら、さよなら!   こんなに良いお天気の日に   お別れしてゆくのかと思ふとほんとに辛い   こんなに良いお天気の日に さよなら、... ...
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  • タイトル: 干物
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 秋の日は、干物の匂ひがするよ 外苑の鋪道しろじろ、うちつづき、 千駄ヶ谷 森の梢のちろちろと 空を透かせて、われわれを 視守る 如し。 秋の日は、干物の匂ひがするよ 干物の、匂ひを嗅いで、うとうとと 秋蝉の鳴く声聞いて、われ睡る 人の世の、もの事すべて患らはし ... ...
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  • タイトル: 夏は青い空に……
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 夏は青い空に、白い雲を浮ばせ、  わが嘆きをうたふ。 わが知らぬ、とほきとほきとほき深みにて  青空は、白い雲を呼ぶ。 わが嘆きわが悲しみよ、かうべを昂げよ。  ――記憶も、去るにあらずや…… 湧き起る歓喜のためには  人の情けも、小さきものとみゆるにあらずや あ....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 夏の夜の博覧会は、かなしからずや
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 1 夏の夜の博覧会は、哀しからずや 雨ちよと降りて、やがてもあがりぬ 夏の夜の、博覧会は、哀しからずや 女房買物をなす間、かなしからずや 象の前に僕と坊やとはゐぬ、 二人蹲んでゐぬ、かなしからずや、やがて女房きぬ 三人博覧会を出でぬかなしからずや 不忍ノ池の前に立... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 夏と私
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 真ツ白い嘆かひのうちに、 海を見たり。 鴎を見たり。 高きより、風のただ中に、 思ひ出の破片の翻転するをみたり。 夏としなれば、高山に、 真ツ白い嘆きを見たり。 燃ゆる山路を、登りゆきて 頂上の風に吹かれたり。 風に吹かれつ、わが来し方に 茫然としぬ、……涙...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 夏と悲運
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: とど、俺としたことが、笑ひ出さずにやゐられない。 思へば小学校の頃からだ。 例へば夏休みも近づかうといふ暑い日に、 唱歌教室で先生が、オルガン弾いてアーエーイー すると俺としたことが、笑ひ出さずにやゐられなかつた。 格別、先生の口唇が、鼻腔が可笑しいといふのぢやない、.....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 疲れやつれた美しい顔
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 疲れやつれた美しい顔よ、 私はおまへを愛す。 さうあるべきがよかつたかも知れない多くの元気な顔たちの中に、 私は容易におまへを見付ける。 それはもう、疲れしぼみ、 悔とさびしい微笑としか持つてはをらぬけれど、 それは此の世の親しみのかずかずが、 縺れ合ひ、香となつて......
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  • タイトル: 早春散歩
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 空は晴れてても、建物には蔭があるよ、 春、早春は心なびかせ、 それがまるで薄絹ででもあるやうに ハンケチででもあるように 我等の心を引千切り きれぎれにして風に散らせる 私はもう、まるで過去がなかつたかのやうに 少くとも通つてゐる人達の手前さうであるかの如くに感じ、... ...
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  • タイトル:
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 蝉が鳴いてゐる、蝉が鳴いてゐる 蝉が鳴いてゐるほかになんにもない! うつらうつらと僕はする ……風もある…… 松林を透いて空が見える うつらうつらと僕はする。 『いいや、さうぢやない、さうぢやない!』と彼が云ふ 『ちがつてゐるよ』と僕がいふ 『いいや、いいや!』と... ...
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  • タイトル: 死別の翌日
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 生きのこるものはづうづうしく、 死にゆくものはその清純さを漂はせ 物云ひたげな瞳を床にさまよはすだけで、 親を離れ、兄弟を離れ、 最初から独りであつたもののやうに死んでゆく。 さて、今日はよいお天気です。 街の片側は翳り、片側は日射しをうけて、あつたかい けざやかに......
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  • タイトル: 詩人は辛い
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 私はもう歌なぞ歌はない 誰が歌なぞ歌ふものか みんな歌なぞ聴いてはゐない 聴いてるやうなふりだけはする みんなたゞ冷たい心を持つてゐて 歌なぞどうだつたつてかまはないのだ それなのに聴いてるやうなふりはする そして盛んに拍手を送る 拍手を送るからもう一つ歌はうとす... ...
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  • タイトル: 寒い夜の自我像
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 2 恋人よ、その哀しげな歌をやめてよ、 おまへの魂がいらいらするので、 そんな歌をうたひだすのだ。 しかもおまへはわがままに 親しい人だと歌つてきかせる。 ああ、それは不可ないことだ! 降りくる悲しみを少しもうけとめないで、 安易で架空な有頂天を幸福と感じ做し ......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 酒場にて
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 今晩あゝして元気に語り合つてゐる人々も、 実は、元気ではないのです。 近代といふ今は尠くも、 あんな具合な元気さで ゐられる時代ではないのです。 諸君は僕を、「ほがらか」でないといふ。 しかし、そんな定規みたいな「ほがらか」なんぞはおやめなさい。 ほが...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 桑名の駅
    著者: 中原中也
    出版社: ConTenDo
    概要: 桑名の夜は暗かつた 蛙がコロコロ鳴いてゐた 夜更の駅には駅長が 綺麗な砂利を敷き詰めた プラットホームに只独り ランプを持つて立つてゐた 桑名の夜は暗かつた 蛙がコロコロ泣いてゐた 焼蛤貝の桑名とは 此処のことかと思つたから 駅長さんに訊ねたら さうだと... ...
    商品価格: ¥0(税込)
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