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永井荷風

検索結果57件中1件から45件までを表示
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  • タイトル: 永井荷風 電子全集5
    出版社: 電書バト
    概要: 永井荷風の名作・代表作を一挙収録した永井荷風全集の決定版。※本書は全5巻中の5巻目です。●目次四畳半襖の下張裸体談義猥褻独問答人妻十六、七のころ十九の秋小説作法桑中喜語黄昏の地中海巷の声洋服論夏すがた夏の町夕立虫の声冬の夜がたり冬日の窓雪の日にぎり飯羊羹西瓜枇杷の花墓畔の梅ひかげの花矢はずぐさ...
    商品価格: ¥110(税込)
  • タイトル: 永井荷風 電子全集4
    出版社: 電書バト
    概要: 永井荷風の名作・代表作を一挙収録した永井荷風全集の決定版。※本書は全5巻中の4巻目です。●目次珊瑚集自選 荷風百句礫川ショウヨウ記浮世絵の鑑賞江戸芸術論鴎外記念館のこと鴎外全集刊行の記鴎外全集を読む鴎外先生佛蘭西人の観たる鴎外先生森先生の事正宗谷崎両氏の批評に答う偏奇館吟草渡鳥いつかへる帝国劇...
    商品価格: ¥110(税込)
  • タイトル: 永井荷風 電子全集3
    出版社: 電書バト
    概要: 永井荷風の名作・代表作を一挙収録した永井荷風全集の決定版。※本書は全5巻中の3巻目です。●目次すみだ川浅草むかしばなし吾妻橋上野向嶋向島散柳窓夕栄葛飾土産元八まん寺じまの記伝通院百花園日和下駄虫干妾宅下谷叢話榎物語つゆのあとさき
    商品価格: ¥110(税込)
  • タイトル: 永井荷風 電子全集2
    出版社: 電書バト
    概要: 永井荷風の名作・代表作を一挙収録した永井荷風全集の決定版。※本書は全5巻中の2巻目です。●目次麻布雑記断腸亭日乗罹災日録 昭和二十年荷風戦後日歴 第一新帰朝者日記新帰朝者日記 拾遺監獄署の裏歓楽花より雨に狐曇天深川の唄深川の散歩
    商品価格: ¥110(税込)
  • タイトル: 永井荷風 電子全集1
    出版社: 電書バト
    概要: 永井荷風の名作・代表作を一挙収録した永井荷風全集の決定版。※本書は全5巻中の1巻目です。●目次あめりか物語ふらんす物語墨東綺譚(「墨」:原文は「さんずいに墨」)
    商品価格: ¥110(税込)
  • タイトル: 学研の日本文学 永井荷風 葛飾土産 罹災日録
    著者: 永井荷風
    出版社: 学研
    概要: 明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、永井荷風の「葛飾土産」「罹災日録」。
    商品価格: ¥660(税込)
  • タイトル: 学研の日本文学 永井荷風 雨瀟瀟 勲章 踊子
    著者: 永井荷風
    出版社: 学研
    概要: 明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、永井荷風の「雨瀟瀟」「勲章」「踊子」。
    商品価格: ¥440(税込)
  • タイトル: 学研の日本文学 永井荷風 日和下駄 花火
    著者: 永井荷風
    出版社: 学研
    概要: 明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、永井荷風の「日和下駄」「花火」。
    商品価格: ¥440(税込)
  • タイトル: 学研の日本文学 永井荷風 墨東綺譚
    著者: 永井荷風
    出版社: 学研
    概要: 明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、永井荷風の「墨東綺譚」。
    商品価格: ¥440(税込)
  • タイトル: 学研の日本文学 永井荷風 歓楽 すみだ川
    著者: 永井荷風
    出版社: 学研
    概要: 明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、永井荷風の「歓楽」「すみだ川」。
    商品価格: ¥440(税込)
  • タイトル: 学研の日本文学 永井荷風 ふらんす物語(抄)
    著者: 永井荷風
    出版社: 学研
    概要: 明治・大正・昭和を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。収録作品は、永井荷風の「ふらんす物語(抄)」。
    商品価格: ¥660(税込)
  • タイトル: 18 永井荷風
    著者: 永井荷風
    出版社: 学研
    概要: 日本の近現代を代表する作家・詩人の名作を集成した文学全集。第18巻は、永井荷風。渡仏体験を基に綴られた「ふらんす物語」、自身の文学的立場を顧みた「花火」、江戸趣味に溢れる「すみだ川」「日和下駄」、円熟期の「墨東綺譚」「勲章」「踊子」他収録。
    商品価格: ¥1,019(税込)
  • タイトル: 畦道
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  國府臺から中山を過ぎて船橋の方へと松林に蔽はれた一脈の丘陵が延長してゐる。 丘陵に沿うてはひろ/″\した平野が或は高く或は低く、ゆるやかに起伏して、單調な眺望にところ/″\畫興を催すに足るべき變化を示してゐる。  市川に移り住んでから、わたくしは殆ど毎日のやうに處を定めずそのあ......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 雪の日
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  曇つて風もないのに、寒さは富士おろしの烈しく吹きあれる日よりも猶更身にしみ、火燵にあたつてゐながらも、下腹がしく/\痛むといふやうな日が、一日も二日もつゞくと、きまつてその日の夕方近くから、待設けてゐた小雪が、目にもつかず音もせずに降つてくる。 すると路地のどぶ板を踏む下駄の音が... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 里の今昔
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  昭和二年の冬、酉の市へ行つた時、山谷堀は既に埋められ、日本堤は丁度取崩しの工事中であつた。 堤から下りて大音寺前の方へ行く曲輪外の道も亦取広げられてゐたが、一面に石塊が敷いてあつて歩くことができなかつた。 吉原を通りぬけて鷲神社の境内に出ると、鳥居前の新道路は既に完成してゐて、平日......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 水 附渡船
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: 仏蘭西人ヱミル・マンユの著書都市美論の興味ある事は既にわが随筆「大窪だより」の中に述べて置いた。 ヱミル・マンユは都市に対する水の美を論ずる一章に於て、広く世界各国の都市と其の河流及び江湾の審美的関係より、更に進んで運河沼沢噴水橋梁等の細節に渉つて此を説き、猶其の足らざる処を補は... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 十六、七のころ
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: 十六、七のころ、わたくしは病のために一時学業を廃したことがあった。 もしこの事がなかったなら、わたくしは今日のように、老に至るまで閑文字を弄ぶが如き遊惰の身とはならず、一家の主人ともなり親ともなって、人間並の一生涯を送ることができたのかも知れない。 わたくしが十六の年の暮、と... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 小説作法
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: 一 小説はいかにして作るものなるやどういふ風にして書ものなりやと問はるる人しばしばあり。 これほど答へにくき問はなし。 画の道ならば『芥子園画伝』をそのままに説きもいづべく油画ならばまづ写生の仕方光線の取方絵具の調合なんど鴎外西崖両先生が『洋画手引草』にも記されたりと逃げもすべきに、......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 里の今昔
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  昭和二年の冬、酉の市へ行った時、山谷堀は既に埋められ、日本堤は丁度取崩しの工事中であった。 堤から下りて大音寺前の方へ行く曲輪外の道もまた取広げられていたが、一面に石塊が敷いてあって歩くことができなかった。 吉原を通りぬけて鷲神社の境内に出ると、鳥居前の新道路は既に完成していて、平......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 草紅葉
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:         ○  東葛飾の草深いあたりに仮住いしてから、風のたよりに時折東京の事を耳にすることもあるようになった。  わたくしの知っていた人たちの中で兵火のために命を失ったものは大抵浅草の町中に住み公園の興行ものに関与っていた人ばかりである。  大正十二年の震災にも......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 鐘の声
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  住みふるした麻布の家の二階には、どうかすると、鐘の声の聞えてくることがある。  鐘の声は遠過ぎもせず、また近すぎもしない。 何か物を考えている時でもそのために妨げ乱されるようなことはない。 そのまま考に沈みながら、静に聴いていられる音色である。 また何事をも考えず、つかれてぼんや...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 葛飾土産
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:         ○  菅野に移り住んでわたくしは早くも二度目の春に逢おうとしている。 わたくしは今心待ちに梅の蕾の綻びるのを待っているのだ。  去年の春、初めて人家の庭、また農家の垣に梅花の咲いているのを見て喜んだのは、わたくしの身に取っては全く予想の外にあったが故である。 ....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: つゆのあとさき
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  女給の君江は午後三時からその日は銀座通のカッフェーへ出ればよいので、市ヶ谷本村町の貸間からぶらぶら堀端を歩み見附外から乗った乗合自動車を日比谷で下りた。 そして鉄道線路のガードを前にして、場末の町へでも行ったような飲食店の旗ばかりが目につく横町へ曲り、貸事務所の硝子... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: にぎり飯
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  深川古石場町の警防団員であつた荒物屋の佐藤は三月九日夜半の空襲に、やつとのこと火の中を葛西橋近くまで逃げ延び、頭巾の間から真赤になつた眼をしばだゝきながらも、放水路堤防の草の色と水の流を見て、初て生命拾ひをしたことを確めた。  然しどこをどう逃げ迷つて来たのか、さつぱり見当が... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 買出し
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  船橋と野田との間を往復してゐる総武鉄道の支線電車は、米や薩摩芋の買出しをする人より外にはあまり乗るものがないので、誰言ふとなく買出電車と呼ばれてゐる。 車は大抵二三輛つながれてゐるが、窓には一枚の硝子もなく出入口の戸には古板が打付けてあるばかりなので、朽廃した貨車のやうにも見られ... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 畦道
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  国府台から中山を過ぎて船橋の方へと松林に蔽はれた一脈の丘陵が延長してゐる。 丘陵に沿うてはひろ/″\した平野が或は高く或は低く、ゆるやかに起伏して、単調な眺望にところ/″\画興を催すに足るべき変化を示してゐる。  市川に移り住んでから、わたくしは殆ど毎日のやうに処を定めずそのあ......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 深川の唄
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  四谷見付から築地両国行の電車に乗った。 別に何処へ行くという当もない。 船でも車でも、動いているものに乗って、身体を揺られるのが、自分には一種の快感を起させるからで。 これは紐育の高架鉄道、巴里の乗合馬車の屋根裏、セエヌの河船なぞで、何時とはなしに妙な習慣になってしまった。 ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 羊羹
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  新太郎はもみぢといふ銀座裏の小料理屋に雇はれて料理方の見習をしてゐる中、徴兵にとられ二年たつて歸つて來た。 然し統制後の世の中一帶、銀座界隈の景況はすつかり變つてゐた。  仕込にする物が足りないため、東京中の飮食店で毎日滯りなく客を迎へることのできる家は一軒もない。 もみぢでは表....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 或夜
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  季子は省線市川驛の待合所に入つて腰掛に腰をかけた。 然し東京へも、どこへも、行かうといふ譯ではない。 公園のベンチや路傍の石にでも腰をかけるのと同じやうに、唯ぼんやりと、しばらくの間腰をかけてゐやうといふのである。  改札口の高い壁の上に裝置してある時計には故障と書いた貼紙がして....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 路地
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  鉄橋と渡船との比較からこゝに思起されるのは立派な表通の街路に対して其の間々に隠れてゐる路地の興味である。 擬造西洋館の商店並び立つ表通は丁度電車の往来する鉄橋の趣に等しい。 それに反して日陰の薄暗い路地は恰も渡船の物哀にして情味の深きに似てゐる。 式亭三馬が戯作浮世床の挿絵に歌川国直....
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  • タイトル: 来青花
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  藤山吹の花早くも散りて、新樹のかげ忽ち小暗く、盛久しき躑躅の花の色も稍うつろひ行く時、松のみどりの長くのびて、金色の花粉風来れば烟の如く飛びまがふ。 月正に五月に入つて旬日を経たる頃なり。 もし花卉を愛する人のたま/\わが廃宅に訪来ることあらんか、蝶影片々たる閑庭異様なる花香の脉々......
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  • タイトル: 夕立
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  白魚、都鳥、火事、喧嘩、さては富士筑波の眺めとともに夕立もまた東都名物の一つなり。  浮世絵に夕立を描けるもの甚多し。 いずれも市井の特色を描出して興趣津々たるが中に鍬形蕙斎が祭礼の図に、若衆大勢夕立にあいて花車を路頭に捨て見物の男女もろともに狼狽疾走するさまを描きたるもの、余......
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  • タイトル: 虫の声
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  東京の町に生れて、そして幾十年といふ長い月日をこゝに送つた………。  今日まで日々の生活について、何のめづらしさをも懷しさをも感じさせなかつた物の音や物の色が、月日の過ぎゆくうちにいつともなく一ツ一ツ消去つて、遂に二度とふたゝび見ることも聞くこともできないと云ふことが、はつき... ...
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  • タイトル: 町中の月
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  灯火のつきはじめるころ、銀座尾張町の四辻で電車を降ると、夕方の澄みわたつた空は、真直な広い道路に遮られるものがないので、時々まんまるな月が見渡す建物の上に、少し黄ばんだ色をして、大きく浮んでゐるのを見ることがある。  時間と季節とによつて、月は低く三越の建物の横手に見えること... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 舞姫
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  お〻! ローザ、トリアニ。 リヨンのオペラ座、第一の舞姫、ローザ、トリアニ。  われ始めて、番組の面に、第一位舞踏者なる位付けせし、君が名を読みし時、お〻、ローザ、トリアニ。 われは暖き伊太利亜より来ませし姫かと疑ひぬ。 君がふくやかなる長き面は、誰が目にも、まがうかたなきフラン...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 黄昏の地中海
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  ガスコンの海湾を越え葡萄牙の海岸に沿うて東南へと、やがて西班牙の岸について南にマロツクの陸地と真白なタンヂヱーの人家を望み、北には三角形なすジブラルタルの岩山を見ながら地中海に進み入る時、自分はどうかして自分の乗つて居る此の船が、何かの災難で、破れるか沈むかしてくれゝばよいと祈... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 海洋の旅
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: 〔Homme libre, toujours tu che'riras la mer.〕 Baudelaire. 自由の人よ。 君は常に海を愛せん。 ボオドレエル。      一  昨日長崎から帰つた。 八月の中旬横浜から上海行の汽船に乗つて、神戸門司を...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 裸体談義
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  戦争後に流行しだしたものの中には、わたくしのかつて予想していなかったものが少くはない。 殺人姦淫等の事件を、拙劣下賤な文字で主として記載する小新聞の流行、またジャズ舞踊の劇場で婦女の裸体を展覧させる事なども、わたくしの予想していなかったものである。 殺人姦淫事件は戦争前平和な世の中......
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  • タイトル: 洋服論
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要: ○日本人そもそも洋服の着始めは旧幕府仏蘭西式歩兵の制服にやあらん。 その頃膝取マンテルなぞと呼びたる由なり。 維新の後岩倉公西洋諸国を漫遊し文武官の礼服を定められ、上等の役人は文官も洋服を着て馬に乗ることとなりぬ。 日本にて洋服は役人と軍人との表向きに着用するものたる事今においてなほ然....
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  • タイトル: 雪の日
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:         ○  曇って風もないのに、寒さは富士おろしの烈しく吹きあれる日よりもなお更身にしみ、火燵にあたっていながらも、下腹がしくしく痛むというような日が、一日も二日もつづくと、きまってその日の夕方近くから、待設けていた小雪が、目にもつかず音もせずに降ってくる。 すると... ...
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  • タイトル: 矢立のちび筆
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:      或人に答ふる文  思へば千九百七、八年の頃のことなり。 われ多年の宿望を遂げ得て初めて巴里を見し時は、明くる日を待たで死すとも更に怨む処なしと思ひき。 泰西諸詩星の呼吸する同じき都の空気をばわれも今は同じく吸ふなり。 同じき街の敷石をば響も同じくわれも今は踏むなり。 世...
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  • タイトル: 元八まん
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  偶然のよろこびは期待した喜びにまさることは、わたくしばかりではなく誰も皆そうであろう。  わたくしが砂町の南端に残っている元八幡宮の古祠を枯蘆のなかにたずね当てたのは全く偶然であった。 始めからこれを尋ねようと思立って杖を曳いたのではない。 漫歩の途次、思いかけずその処に行き当っ....
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 向島
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  隅田川の水はいよいよ濁りいよいよ悪臭をさえ放つようになってしまったので、その後わたくしは一度も河船には乗らないようになったが、思い返すとこの河水も明治大正の頃には奇麗であった。  その頃、両国の川下には葭簀張の水練場が四、五軒も並んでいて、夕方近くには柳橋あたりの芸者が泳ぎに... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 水のながれ
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  戦争後、市川の町はずれに卜居したことから、以前麻布に住んでいた頃よりも東京へ出るたびたび隅田川の流れを越して浅草の町々を行過る折が多くなったので、おのずと忘れられたその時々の思出を繰返して見る日もまた少くないようになった。  隅田川両岸の眺めがむかしとは全然変ってしまったのは... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 正宗谷崎両氏の批評に答う
    著者: 永井荷風
    出版社: ConTenDo
    概要:  去年の秋、谷崎君がわたくしの小説について長文の批評を雑誌『改造』に載せられた時、わたくしはこれに答える文をかきかけたのであるが、勢自作の苦心談をれいれいしく書立てるようになるので、何となく気恥かしい心持がして止してしまった。 然るにこの度は正宗君が『中央公論』四月号に『永井荷風論... ...
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