
敵
概要:
敵
萩原朔太郎
鶉や鷓鴣の飛びゆくかなたに
ふたたび白堊の城は現はれ 風のやうに消えてしまつた。
人夫よ はやく夏草を刈りつくせ
狼火をあげよ 烟を空にたなびかせよ
空想の陣幕を野邊にはつて
まぼろしの宴樂をほしいままにせよ。
ああこのばうばうたる白日の野邊を...
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