
極夜の記
概要:
静かな、初秋の夜である。
もう、幾日といふことなく、漫然とまつたく同じ夜ばかりを送り迎へてゐるのだが、夜毎に静けさが増して来るやうだ。
要があつて、斯うしてゐるわけではない、昼間ぐつすりと眠るので、夜は眠れないだけのことである、不思議はないのだ。
神経衰弱でもなければ、不...
(本文冒頭より抜粋) (閉じる)
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