オフショア第一号
概要:
アジアを読む文芸誌
これまでウェブでアジアのインディー音楽やインディペンデントなアート情報を発信してきたOffshoreがリニューアル。寄稿者を迎え、エッセイや論考、創作など、アジアをキーワードに書かれた文芸作品が集まる文芸誌に生まれ変わりました。定義が複雑で広大なアジア、境界線を引くことのできないアジア、均すことのできないアジアを、そのまま体現する誌面です。無限に広がり続けるウェブ世界から離れ、じっくり腰据えて読む。「オフショア」は瞬発力がなくてバズらないけれども、五十年後百年後まで読まれることを目指します。
【目次】
エッセイ「西成、福清、小白兎」得能洋平
詩「40 の目」/「わたしはあなたの名前を呼べない」太田明日香
連載・第一回 イントロダクション「台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係――1990 年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として」ローカルメディア研究者 和田 敬
エッセイ「BALI ~八重山~奄美 アッチャーアッチャー」宮里千里
創作「シルクロード・サンドストーム」紅坂 紫
聞き書き「工場の李さん」檀上 遼
インタビュー「dj sniff『平行的玉音軌』ができるまで――リサーチと思考、作曲の過程をトレースする」 聞き手・構成:山本佳奈子
エッセイ「理由のないスープ」鈴木並木
【著者】
山本佳奈子
1983年生まれ、尼崎市出身。2011年に中国、香港、タイ、台湾などを訪れ、各都市に住む音楽家や表現者、アーティストらと交流を深める。現在進行形のアジアを日本語で伝える必要性を強く感じ、自身が編集・企画・執筆を担うウェブマガジン『Offshore』を立ち上げた。那覇市に4年間、福建省福州市に一年間、大阪市此花区に一年間住み、2020年より神戸市在住。中国のインディー音楽、地下音楽が専門。音楽そのものではなく、音楽を実践する「人」や、音楽が流通する「社会」や「政治」に焦点をあわせる。
原則、返金不可
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販売(無期限): ¥ 1,760(税込)