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障害があり女性であること 生活史からみる生きづらさ

障害があり女性であること 生活史からみる生きづらさ

著者:
土屋葉
出版社:
ボイジャー

概要:

「しょうがないよね」という語りから、差別経験を復元する

障害のある女性48名の生活史から、「障害があり女性である人たち」を生きづらくさせている社会構造や差別について、深く考察した一冊。障害者について論じられるときには、性差別のせいで女性の声がかき消され、女性について論じられるときには障害者差別のせいで障害女性の声はかき消されるという状況がある。しかし、障害のある女性が受ける差別の実態を明らかにする試みはいまだ途上にあり、複雑に絡み合う問題を把握するためのデータは圧倒的に不足している。本書は、この不足を埋めることを試みるものである。

【目次】
はじめに
ある女性の語りから??イントロダクション

第I部 障害とジェンダーをめぐる困難
第1章 精神障害のある女性の生きづらさ
第2章 視覚障害のある女性の生きづらさ
第3章 発達障害のある女性の生きづらさ
コラム1 聴覚障害があること・女性であること

第II部 ライフコースと性役割
第4章 恋愛・結婚、妊娠・出産をめぐって
第5章 障害女性が性暴力被害にあうとき
第6章 障害当事者運動における生きづらさ
第7章 意識が無いと思われてる
コラム2 成田さんが私たちに語りたかったこと

第III部 これまでとこれから 課題・論点
第8章 インターセクショナリティ
第9章 性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の保障に向けて
第10章 語られ、問い返され、重ねられてきた経験
コラム3 障害のある女性が性と生の主体になるために

座談会 「生きづらさ」からの脱出/「生きづらさ」との折り合い
調査概要
アンケート調査結果

【著者】
土屋葉
1973年生まれ。専攻は家族社会学。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(社会科学)。現在、愛知大学文学部教授。共著に『往き還り繋ぐ――障害者運動 於&発 福島の50年』(生活書院、2019)、『被災経験の聴きとりから考える――東日本大震災後の日常生活と公的支援 』(生活書院、2018)。障害学研究会中部部会の一員として編んだものに『愛知の障害者運動――実践者たちが語る』(障害学研究会中部部会編、現代書館、2015)がある。

ジャンル:
社会・政治 > 福祉
販売開始:
2024/02/09
ファイルサイズ:
7.37MB
CODE:
J0019002BK0149478001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
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障害があり女性であること 生活史からみる生きづらさ
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