埋もれていた山行記録 知床、日高、大雪での掘り起こした記録、及び千島列島、カムチャツカ、サハリン遠征記録の補足
概要:
著者は、会社をリタイアするまで研究開発の仕事と登山(探検的な活動)の両輪で生きてきた。仕事については、特許出願や学会発表・投稿などを行う一方、登山ついても本を出版することで記録を残してきたが、リバーサルフィルムで撮影した膨大な写真をデジタル化しながら埋もれている記録が多くあることに気付いた。そして、文字で残した記録を探してみると何冊もの手帳があった。
現在著者は、北海道の旧石器時代からアイヌまでの歴史を勉強するために、一年の約半分を北海道で過ごしているが、「我が青春の埋もれていた山行記録」をまとめてみようと思った。知床(千島列島、カムチャッカ、サハリンを含む)、日高、大雪・十勝他の3つに分けて、当時残した自筆の手帳から文章を抜き出して写真を付けるという作業を始めると、そのころ何を重視していたか、これから何を考えていけばよいか等を考えるきっかけができたような気がした。
そして、今後の知床(世界自然遺産)や日高(日高山脈襟裳十勝国立公園指定)を考えるにあたっては、かつてどうだったのかという記録も重要であろうと思うようになった。また、ロシア領の記録もできるだけ残しておくことは重要だとも思うようになった。
著者紹介:
大谷 和男(おおたに かずお)
'1960年、広島市生まれ、関東育ち。
大学時代に北海道の知床に魅せられ、社会人となり関東から北海道の山を目指す登山を開始。
ライフワークは知床から千島列島、カムチャッカ半島。
埼玉県深谷山岳会OB。化学会社(昭和電工)の技術者(2021年5月に退職)。2005年1月~2008年4月まで上海に赴任し、中国を知る。
2021年以降、毎年5~10月を北海道で暮らし、北海道の旧石器時代~アイヌの時代について調査している。
著書に『千島列島の山を目指して』『上海駐在員が歩いた中国』『続・上海駐在員が歩いた中国』『3つの知床岬とサハリン』『中国、モンゴルの砂漠を訪ねて』『「シレトコ岬の法則」を考える』古代千島列島ルートについて考える』がある。
販売(無期限): ¥ 1,650(税込)