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ささぶね うかべたよ

立ち読み

ささぶね うかべたよ

著者:
火星雅範 西川律子
出版社:
銀の鈴社

概要:

ジュニアポエム双書 232
 
 
〈西野真由美 社長ブログより 抜粋↓〉
 
印刷所から届いた刷りあがったばかりの一部抜きを手にして、編集長は言いました。
「現代の立原道造だわ」と。
 
蒼く澄んだ透明な水底のような哀しみと、まっすぐにのびた一筋の眩い白い光のような祈り。
優しさに満ちたこの詩集には、そんな色を感じます。
 
火星さんは、わずかに自由が効く舌で、キーボードを手繰るそうです。
脳性麻痺。中国東北部で生まれ、二歳で母を亡くし、父と日本へ引き揚げる船中で高熱を発して以来、と。
重く厳しい来し方を前に、言葉を失います。
 
いつもにこやかな笑顔を絶やさない火星さんですが、私の言葉に強く心を動かされた時に、
感極まって涙をうかべ、身体を仰け反らせて共感、共鳴を示してくださったことが何度かありました。
 
挿画は、西川律子さん。
『もうひとつの赤ずきんちゃん』、『もうひとつのかぐや姫』、二冊の絵本の作者です。
 
完全な抽象ではないけれども、具象でもない。
そんな間(あわい)の表現で、火星さんの作品世界を描いてくれました。


目次:

序詞 幸せだった
・ささぶね ・ふるさと ・花火 ・いのちーソネット ・テール・ランプ ・俺たちのリズム ・独断 ・白い少女 ・狂詩曲 ・君に ・月は赤く ・月蝕 ・正月の海 ・まりあさまⅠ ・あなたは ・神 ・まりあさまⅡ ・にじ ・死について ・母の挽歌 ・1946年1月2日 ・きみだけ
あとがきにかえて 父の帰天を見送って・・・

ジャンル:
文芸 > 日本文学/国文学 文芸 > 詩・詩集 人文・思想 > 文芸
販売開始:
2013/11/29
ページ数
72ページ
ファイルサイズ:
6.63MB
CODE:
J0010148BK0008267001
対応デバイス:
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商品価格(税込) ¥377 -
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