小鳥たちからのプレゼント
概要:
リード文(阿見みどり)
さわやかな朝の目覚めから、家族団らん、そして静かな夜のとばりへ。
この日常の尊い時間が、主婦のことばに紡ぎ出されて──。ことばになったその世界に伴侶の絵筆が寄り添って、この本は一冊になりました。
「小鳥たちからのプレゼント」
一見、難無く書けてはいるのですが、うなずけない所もあります。
「あした行きの列車」ですが、「わたし」が夜寝ると、翌朝、その旅行カバンはカラになっているのでしょう。
そうでないと、詰め込み過ぎです。
「みんなの空」には、作者の〝みんな〟への思いやりが込められています。
「続いていく」ですが、いろんな一年を積み込んだ冬は、大掃除をして、春を迎えるのでしょう。
「うわさ」「まっくら」「花、ひとり」「パンジー」は、シンプルですが、しっかり決めています。立派です。
楠木しげお
著者略歴
詩・佐伯道子(さえき・みちこ)
1991年「ぼくのなまえ」(第11回カネボウ・ミセス童話大賞優秀賞)
1994年「おとうさんのえぷろん」(家の光童話賞佳作)ほか
「子どものための少年詩集」に多数掲載
絵・佐伯眞人(さえき・まひと)
愛知、埼玉、東京で高等学校・中学校の教壇に立つ(社会科)
文部省勤務を経て、富山大学教授。
定年後、趣味の水彩画を楽しむ。
目次:
◆もくじ◆
Ⅰ わたしのあした
・あしたは ・世界でひとりのわたし ・きょうのわたし ・あした行きの列車 ・みんなの空 ・雨戸を開けたら ・続いていく ・ふわふわ雲 ふたつ ・空模様 ・行方 ・春の朝 ・時間 ・決める ・街で ・うわさ ・まっくら ・ふたり
Ⅱ 花 ひとり
・花 ひとり ・パンジー ・菜の花畑で ・アネモネ ・シクラメン ・ギンリョウソウ ・落ち葉
Ⅲ 小鳥たちからのプレゼント
・ナンテン ・心のトビラ ・大空で ・出窓の猫 ・ヒヨドリと ・窓をあけたら ・カマキリ1 ・カマキリ2 ・いのちの時計
あとがき
販売(無期限): ¥ 495(税込) / ギフト購入: ¥495 (税込)
