袈裟と盛遠
概要:
上
夜、盛遠が築土の外で、月魄を眺めながら、落葉を踏んで物思いに耽っている。
その独白
「もう月の出だな。
いつもは月が出るのを待ちかねる己も、今日ばかりは明くなるのがそら恐しい。
今までの己が一夜の中に失われて、明日からは人殺になり果て...
(本文冒頭より抜粋)
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袈裟と盛遠
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