白
概要:
一
ある春の午過ぎです。
白と云う犬は土を嗅ぎ嗅ぎ、静かな往来を歩いていました。
狭い往来の両側にはずっと芽をふいた生垣が続き、そのまた生垣の間にはちらほら桜なども咲いています。
白は生垣に沿いながら、ふとある横町へ曲りました。
が、そちらへ曲ったと思うと、さもびっくりしたように...
(本文冒頭より抜粋)
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白
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