映画雑感(Ⅳ)
概要:
一 商船テナシティ
このジュリアン・デュヴィヴィエの映画は近ごろ見たうちでは最もよいと思ったものの一つである。
何よりも、フランス映画らしい、あくの抜けたさわやかさが自分の嗜好に訴えて来る。
汽車でアーヴルに着いてすっかり港町の気分に包まれる、あの場面のいろい...
(本文冒頭より抜粋)
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