〔われはダルケを名乗れるものと〕
概要:
われはダルケを名乗れるものと
つめたく最後のわかれを交はし
閲覧室の三階より
白き砂をはるかにたどるこゝちにて
その地下室に下り来り
かたみに湯と水とを呑めり
そのとき瓦斯のマントルはやぶれ
焔は葱の華なせば
網膜半ば奪はれて
その洞黒く錯乱せりし
かくてぞわ...
(本文冒頭より抜粋)
- ジャンル:
- 文芸 > 短歌・俳句 無料文庫 > 無料文庫
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- 2015/07/01
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- 1.18MB
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- J0010283BK0033992001
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