
〔われはダルケを名乗れるものと〕
概要:
われはダルケを名乗れるものと
つめたく最後のわかれを交はし
閲覧室の三階より
白き砂をはるかにたどるこゝちにて
その地下室に下り来り
かたみに湯と水とを呑めり
そのとき瓦斯のマントルはやぶれ
焔は葱の華なせば
網膜半ば奪はれて
その洞黒く錯乱せりし
かくてぞわ...
(本文冒頭より抜粋)
〔われはダルケを名乗れるものと〕
販売(無期限): ¥ 0(税込)
販売(無期限): ¥ 0(税込)