硯箱と時計
概要:
石之助が机にむかつて、算術をかんがへてゐますと、となりの金さんが来て、
「佐太さん。
石さんはよく勉強するね。
きつと硯箱になりますよ。」と、言ひました。
すると佐太夫は、
「いいえ。
石之助はとても硯箱にはなれませんよ。
硯箱になるのは、あんたの所の茂丸さんですよ。」と、申しました...
(本文冒頭より抜粋)
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硯箱と時計
販売(無期限): ¥ 0(税込)
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