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短夜の頃

短夜の頃

著者:
島崎藤村
出版社:
ConTenDo

概要:

 毎日よく降つた。
もはや梅雨明けの季節が來ている。
町を呼んで通る竿竹賣の聲がするのも、この季節にふさはしい。
蠶豆賣の來る頃は既に過ぎ去り、青梅を賣りに來るにもやゝ遲く、すゞしい朝顏の呼聲を聞きつけるにはまだすこし早くて、今は青い唐辛の荷をかついだ男が來はじめる頃だ。
住めば都とやら...


(本文冒頭より抜粋)

ジャンル:
文芸 > エッセイ 文芸 > 日本文学/国文学 無料文庫 > 無料文庫
販売開始:
2015/12/16
ファイルサイズ:
1.32MB
CODE:
J0010283BK0037995001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
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