宿酔
概要:
堪へがたき惡寒おぼえて
ふとめざむれば室内の
壁わたる鈍き光や
障子を照らす光線の
やや色づきて言ひ知らず
ものうきけしき
物の香のただよふ
宿醉の胸苦し
腦は鉛の重たさに
えたへず喉は
ひしひしとかわき迫り
口内のねばり酒の香
くるめくにがき嘔づく思...
(本文冒頭より抜粋)
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- 文芸 > 短歌・俳句 無料文庫 > 無料文庫
宿酔
販売(無期限): ¥ 0(税込)
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