朝
概要:
ある春の朝でした。
太陽は、いま薔薇色の雲をわけて、小山のうえを越える所でした。
小さい子供は、白い小さい床の中で、まだ眠って居りました。
「お起き、お起き」柱に掛った角時計が言いました。
「お起き、お起き」そう言ったけれど、よく眠った太郎は何も聞きませんでした。
「私が起して...
(本文冒頭より抜粋)
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朝
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