現代詩
概要:
とにかく自分はひどく疲れてゐる。
朝から数度にわたつて解熱剤を服んで見るが、熱は少しも下らない。
もつとも、この熱さましの頓服と云ふのは、銭惜しみする妻が近くの薬局で調合させた得態の知れぬ安物なので、効き目なぞ怪しいのだらう。
よけい頭ががんがんと痛むし、咽喉がつまつたやうでいくら咳...
(本文冒頭より抜粋)
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現代詩
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